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[ニュース]2018.3.8
「K-1 WORLD GP」3.21(水・祝)さいたま "孤高の空手家"小宮山工介が公開練習でバット折りを披露!!「トーナメントで対戦する3人の心も体も全部折ります」
    
3月7日(水)、東京・北斗会館にて、3月21日(水・祝)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ「K'FESTA.1」の[第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント]に出場する小宮山工介が公開練習を行った。
 空手で培った技でトーナメントを制す! 小宮山は報道陣を前に、空手着を着用して下段蹴りによるバット折りを披露。小宮山は狙い澄ました蹴りで、3本のバットを次々と真っ二つにしていった。

 見事に折れた3本のバットを前にインタビューに応じた小宮山は、バット折りを見せた真意を聞かれると「トーナメントで3人の相手と当たるということで、3人をこのバットのように折ってみせるという気持ちを込めて蹴りました。このバット1本1本が、トーナメントでの対戦相手になります」と返答。相手の何を折るのかと尋ねられると、「全部ですね。心も体も、全部折ります」と3者連続粉砕を宣言する。


 1回戦で対戦するのはムエタイの強豪スアレック・ルークカムイ。この対戦に、小宮山は「空手でムエタイを倒す」という意気込みで臨むという。「幼少の頃から空手に打ち込んできたので、この舞台でムエタイのスアレック選手と対戦できることはうれしいです。2020年の東京オリンピックでは空手も正式種目として採用されることもあって盛り上がっているし、ここで空手の技で勝って、空手の強さを証明したい」と意欲は満々。

 相手のスアレックについての研究・対策も進めており「怖さはあります。お互いのリズムがどんな感じにハマるかですね」と言うが、自分のリズムに相手をハメて勝つのは小宮山の得意分野。「空手は出入りも初動もムエタイより速い。スピードで優位に立てると思う」とも語り、対ムエタイへの自信を覗かせた。
 準決勝の対戦相手については、「6:4で卜部弘嵩選手が勝ち上がると思う」と予想。弘嵩とは一昨年6月のK-1初参戦時に、一度は対戦が発表されながら、弘嵩の欠場で流れた経緯がある。それもあって、「対戦したいのは弘嵩選手。勝ち上がってきてほしい」と希望する。


 また決勝の相手は、「郷州選手と言いたいところですが……」と、今大会で当初、“ヒーロー対決”を行う予定だった郷州征宜の名を挙げつつも、「せっかく同じトーナメントに出ているので」と、“K-1の新カリスマ”武尊との対戦を希望。もし実現したら、「パンチでやられるか、奇跡の何かで僕がやるか……」と謙遜を交えながらも、“武尊越え”にも言及。ただし、「ナドロフ選手も気になりますね」と、初来日ながらその強さが早くも話題になっているティムール・ナドロフの存在にも興味を示した。
 3試合のワンデー・トーナメントを戦い抜くために、食事も工夫して調整しているという小宮山。「あまり詳しくは言えませんが、もやしをたくさん食べてます」と、もやしパワーで乗り切ることを宣言。葉もの野菜が高騰していることもあり、もやしが小宮山優勝の原動力となるか?

 決勝まで勝ち上がれば、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナという大会場でメインイベントに登場することになる。そのことは意識しており、「夢ですね」と語る。「さいたまと言えば、2010年3月に村浜TAKE HERO選手と対戦した試合(2RTKO勝ち)が思い出深い」と振り返るが、その試合が行われたのもコミュニティアリーナ。今回はメインアリーナだけに、「確実にその当時よりも盛り上がっているので、そこで勝てれば」と目を輝かせた。

「ベルトを獲る自信は、ハッキリ言ってあります。無事に3試合勝ち抜いて、ベルトを巻いてリングを降りたい」と締めた小宮山は、果たしてバットと同様に3人の相手をへし折って頂点に立つことができるのか?
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