先日の「K'FESTA.1」の第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントのリザーブファイトで横山巧に勝利したばかりの大岩龍矢の次戦が早くも決定。プロボクシングでの実績を持ち、昨年8月のKrush初参戦以来、約9カ月ぶりの試合となる友尊（ゆたか）との対戦が決まった。

　今年に入って2連勝中の大岩だが「前回の試合は内容的には自分の力を出せていないので悔しい。その気持ちを次の試合でぶつけたい」と不完全燃焼だった横山戦を払拭すると宣言。対する友尊も「この1試合でインパクトを残す。俺はKrushのリングで戦っていくんだ！といういう生きざまを見せます」と熱く語った。

大岩龍矢
「一昨日の試合はトーナメントのリザーブファイトだったので試合が終わったあとも、ずっとスタンバイしていたので気持ちが抜けずにここにいます。こうしてすぐに試合が決まって、いい感じにモチベーションも保てているので、いい感じです。（対戦相手の印象は？）ゴリゴリだなって感じです。見た目も顔が怖いんで（笑）。

（K-1で戦った感想は？）あの舞台に立てて最高の舞台で試合が出来たことはよかったです。ただ内容的には自分の力を出せてないので悔しい気持ちでスタンバイしていました。前回の続きじゃないですけど、それを次のKrushでぶつけたい気持ちです。

（ファンへのメッセージは？）試合を重ねるごとに応援してくれる人が増えている実感があります。僕の試合で感動してくれたり涙を流してくれたりする人もいて、それがパワーになってキツい練習も減量も乗り越えられています。僕は周りに感謝しているし、だからこそKrushのベルトを持ち帰るのが目標です。こんなところでは負けられないので、その気持ちをぶつけます」

友尊
「やっと試合が決まったなという感じです。大岩選手は名前もあって強くて、うちの先輩（闘士）にも勝っていて、最初に決まった時は武者震いで居ても立っても居られなくなりました。勝つか負けるか分からない選手と組んでもらいたかったんで、いい緊張感が充満しています。試合まで毎日楽しくトレーニングして試合で勝ちます。

（Krushに出た感想は？）Krushに出る前からすげえ舞台だなと思っていましたけど、実際に出てみたら本当にすげえ舞台だなと感じました。またその舞台に立てて、そこで勝てたら最高だなと思いました。（対戦相手の印象は？）アグレッシブで気持ち強くてもスタミナもある。パンチ、ヒザ蹴り、蹴り…と全部が出来る選手なので1秒でも油断したら負けると思います。だから今回は集中力とコンディションがテーマです。

（ボクシングから転向して動きは変わってきた？）言い訳になるかもしれませんが、前回は怪我で思うような動きができませんでした。頭の中でこうやって動きたいと考えていたものがあったんですけど、それを試合で見せることが出来なくて。でももう怪我は治ったし、参考にしている選手の映像を見たり、自分の試合を見なおして、良い部分と悪い部分を見て、今後につながる戦い方を確立してきました。

（ファンへのメッセージは？）初めてKrushに参戦してから1年弱経って、正直今の自分は『こいつ誰だ？』って言われているんだろうなと思っています。でもその中でも1試合でインパクト印象を残せるよう、俺はKrushのリングで戦っていくんだ！といういう生きざまを見せます」

　お互いのファイトスタイル的にも真っ向勝負は必至の一戦。目の前の相手に殴り勝つのは大岩か？　友尊か？