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[ニュース]2018.5.20
「K-1 WORLD GP」6.17(日)さいたま 朝久裕貴、変幻自在の朝久空手でK-1フェザー級の頂点立つ!「他の選手にはない動きをして、九州初のK-1チャンピオンになる。朝久空手の強さを証明します」
    
 5月20日(日)福岡県うきは市の朝久道場にて、6月17日(日)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第2代フェザー級王座決定トーナメント〜」の[K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦/3分3R・延長1R]で第3代Krushフェザー級王者・西京春馬と対戦する朝久裕貴が公開練習を行った。
 朝久は父・篤さんが館長を務める朝久道場に所属し、九州からK-1・Krushに参戦しているファイター。自宅に隣接された道場で日々汗を流している。オーソドックス(右構え)とサウスポー(左構え)をどちらも使いこなし、無尽蔵のスタミナからあらゆる攻撃を繰り出すのが朝久道場の特徴で、一日の練習時間はなんと8時間。基本的な休みは週1回のみで、試合が決まればその休みもなし。道場でのジムワークはもちろん、週2回の空手の稽古、そして朝久館長が考案した野外での特訓など、他の選手では真似できない練習方法で国内トップファイターに上り詰めた。


 公開練習でも朝久は朝久館長とのミット打ち、そして道場の外に設置されたリングでKrushで活躍中の実弟・朝久泰央とスパーリングを行い、朝久道場流の軽快な動きを見せて仕上がりの良さをアピールした。

「館長が教えてくれた練習をやっていると自然と今のような動きになりました。朝久空手のベースがあって、そこから各選手が色んな方向に行くという感じです。僕の場合は両手両足を自由に使うことを意識していて、右の攻撃は出来るけど左の攻撃は出来ないとなるのはもったいない。せっかく両手両足あるので、全てを自由自在に使いたいと思って戦っています。

 一般的に右利きだったらオーソドックスに構えるのが当たり前しれませんが、僕は選手プロフィールの構えのところにどう書こうかなと思うくらいの選手を目指しています。(スーパー・ウェルター級王者のチンギス・アラゾフもオーソドックスとサウスポーをどちらも使う選手だが?)アラゾフ選手を見た時に自分に似ているなと思いました。ただ僕は手数が多くて、アラゾフ選手は動きの中で強い一発を当てるタイプですごい選手だなと思っています」


 特別なことはファイトスタイルや練習時間・内容だけではない。朝久は2016年6月に中国で行われた日本vs中国の対抗戦に出場したことをきっかくに中国でも定期的に試合を重ね、今年3月には「武林風WLF -60kg級王座決定トーナメント」優勝も果たした。今回のトーナメントには日本人でありながら“中国・武林風推薦選手”として出場し、トーナメント優勝を目指す。

「中国の選手は生まれつき身体が強くて、僕も中国ではアフリカの選手やハビエル・エルナンデス(K-1でも活躍)と対戦しましたが、彼らにもひけをとらない身体の強さでした。僕の感覚では、中国の選手は一階級・二階級くらい上の選手なんじゃないかと思うくらいです。7月にKrushで日本vs中国の対抗戦がありますが、きっと日本人はみんな中国人選手の身体の強さに驚くと思います。(どうやって中国人選手に勝ってきた?)どうしても日本人は身体の強さで外国人選手に勝てないので、僕のイメージでは歯車が回転している中で、相手の隙に自分の攻撃を入れるという感覚で戦いました。そういった隙を突くことや、隙を突く時の技のチョイスが良くなったと思います。

 僕は2016年から定期的に中国で試合をしていて、去年のトーナメントでは決勝で敗れて悔しい想いをした。今年は何が何でも優勝すると決めていて、練習も上手くいったし、チャンピオンになることが出来ました。日本より先に中国でチャンピオンになりましたが、それは自分でも凄いことかなと思います。もちろん僕は日本人なので日本人としてトーナメントに出て、優勝したいと思っています。でも武林風の推薦選手という形でトーナメントに出て、先日、Krushの記者会見で武林風のウーさん(ウー・リーシン ファウンダー)に僕のことを激励していただいて、本当にうれしく思いました。何が何でもK-1チャンピオンになって、中国のみなさんの前に立つことが最高の恩返しになると思います」

 朝久が一回戦で対戦するのは現Krushフェザー級王者の西京春馬。「年齢が僕より一つ下の若い選手ですが、Krushのチャンピオンにもなって強いファイター」とする一方で、朝久は「僕の方が強いと思います」と断言。「西京選手がKrushでチャンピオンになったことはすごいことだと思いますが、僕も中国で経験を積んで強くなった姿を見せたい。久々に僕の試合を見た人たちに『朝久、強くなったな』と思ってもらいたい」と中国での成長を見せて勝つつもりだ。

 またトーナメントの勝ち上がりについて聞くと「僕のブロックには西京選手、芦澤竜誠選手、シルビュー・ヴィテズ選手がいます。一番強い外国人と言われているヴィテズ選手と同じブロックで嬉しいです。勝ち上がりに関しては根性がある芦澤選手が準決勝に来て、決勝には小澤海斗選手が来ると予想しています」と日本人3選手に勝っての優勝を思い描いている。

 最後に朝久は「K-1は誰もが皆知っているものなので、K-1チャンピオンになれば自信を持って『僕はK-1チャンピオンです』と胸を張って言えると思います。九州出身で東京に出て頑張っている選手もたくさんいますが、僕は朝久空手の強さを証明するためにも、他の選手にはない動きをして優勝して九州初のK-1チャンピオンにならなければいけないと思います。ファンのみなさんは『朝久は中国で試合をしてどんな感じになっているの?』と期待と不安が半々だと思いますが、僕が強くなった姿を見に来てほしいと思います」とファンにメッセージ。

 朝久は朝久空手の強さを証明し、K-1の頂点に立つことが出来るか?
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