Krush名古屋大会の発起人でもある野杁正明が今年もK-1スーパー・ライト級王者として地元・名古屋に凱旋。中国・英雄伝説のトップファイターであるリュウ・ウェイとの対戦が決定した。

　ウェイは2011年に来日経験があり、その時は当時Krushライト級王者だった梶原龍児に判定負けを喫しているが、その後、中国で急成長。2015年英雄伝説-64kg級アジア王者の肩書きを持ち、佐藤嘉洋実行委員長も「自分も中国でリュウ・ウェイ選手の試合を何度も見てるんですけど、2011年にKrushで梶原龍児選手とやった時より歳と経験を経て物凄く成長している。ずっと日本に呼びたかった選手できっと人気出るだろうと思ってます」と太鼓判を押す。

「K'FESTA.1」で初防衛を果たし、6月17日には「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第2代フェザー級王座決定トーナメント〜」でヴィンセント・フォシアーニとのスーパーファイトが控えている野杁だが「佐藤実行委員長が『リュウ・ウェイは日本に来て人気が出るだろう』と言ってましたけど、僕が瞬殺して人気が出る間もなく中国に帰らせてやります」とウェイをバッサリ。

「（名古屋大会では）蹴りで連続KOしていて、蹴りでしか倒せないと思われるのも嫌なんで今回はパンチでぶっ倒してやろうかなと考えてます」とパンチでのKOを宣言すると「去年の名古屋大会は日本vs世界をやらせてもらって3戦3勝3KOで終わったんで、今年も3戦3勝3KOで終わらせて日本の強さを改めて見せつけたい」と力強い言葉で会見を締めた。
　
野杁正明
「対戦相手がリュウ・ウェイ選手に決まりましたけど、僕は倒すことしか考えていません。さきほど佐藤実行委員長が『リュウ・ウェイは日本に来て人気が出るだろう』と言ってましたが、僕が瞬殺して人気が出る間もなく中国に帰らせてやろうかなと思ってます。（6月のK-1の試合が控えている状況で、8月の試合にはどういった気持ちで臨んでいる？）特に8月の大会のことはまだ考えてなくて、目の前の6月のことしか今は考えてないです。もちろん8月も出るつもりですし、6月は厳しい相手ですけど、しっかり倒して怪我なく勝って8月の準備をしてきたいですね。

（リュウ・ウェイの最近の映像は見た？）全く見てないですね。サウスポーというのも今日初めて聞いたんで。180cmと身長もでかくてやり辛いのかなって印象しか今はないです。（vs中国人ということに関して）今は中国人選手もすごく強いと噂を聞きますし、格闘技自体のレベルも上がっていると思います。その中でも英雄伝説のトップ選手とやって僕が勝てば、中国でもさらに名前が響き渡ると思います。無名の選手とやるよりもトップ選手とやった方が僕もモチベーション高いですし、勝った時のメリットも多いんで。

（地元・名古屋で試合することについて）Krushの名古屋大会は僕が言い始めた大会で、ここまでずっと続いて来れてるんで、本当に感謝してます。名古屋大会に出るにあたって僕の中では毎年進化した姿を見せることをテーマにしているんで、去年の野杁正明より今年の野杁正明の方が強くなってたなと皆さんに思ってもらえるように、今年もそういった姿を見せられたら良いなと思ってます。

（名古屋では連続KO中だが、それを超えるような勝ち方を見せたい？）三日月蹴りとハイキックで連続KO中なのですが、蹴りでしか倒せないと思われるのも嫌なんで、今回はパンチでぶっ倒してやろうかなと考えてます。（ファンへメッセージは？）去年も日本vs世界をやらしてもらって3戦3勝3KOで終わったんで、今年も3戦3勝3KOで終わらせて日本の強さを改めて見せつけたいなと思っているので、チケットを買ってぜひ会場まで見に来ていただけたら嬉しいです」

　野杁は宣言通りに蹴りではなくパンチでウェイをマットに沈め、成長した姿を見せることが出来るか？