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[ニュース]2018.6.5
「Krush.92」8.18(土)名古屋 今年の名古屋は女子フライ級王者・KANAが大トリを務める!「去年以上の衝撃を与えて、必ず勝つ。名古屋大会で最高の試合をしたいと思います」
    
 6月4日(月)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、8月18日(土)名古屋国際会議場イベントホール「Krush.92 〜in NAGOYA〜」の対戦カードが発表された。
 3月には「K'FESTA.1」で待望のK-1初参戦を果たし、5月の「Krush.88」でキム・タウンセンドを相手に延長判定の末初防衛に成功したKrush女子フライ級王者 KANA。昨年に続き2年連続でのKrush名古屋大会への出場が決定し、今年は大会を締める最終試合で中国のリー・スースーとの防衛戦を迎える。

 リーは“リングの妖精”のニックネームを持つ21歳の新鋭で、散打で活躍したのちプロに転向して中国・英雄伝説で活躍。今回は女子フライ級のタイトルマッチであり、昨年の名古屋大会で佐藤嘉洋実行委員長曰く「女子であれだけの衝撃のあるKO劇は日本人ではKANA選手以外にいないと断言出来る」と絶賛するKOを見せたこともあって、KANAが最終試合に抜擢された。

 5月から2カ月弱の短期間で防衛戦を迎えるKANAが「メインイベンターということで去年以上の衝撃を与えて必ず勝ちたい」と意気込みを語ると、宮田充プロデューサーからKANAがイギリスのDouble K Gym(過去にKANAが対戦したグレイス・スパイサー、男子ではK-1に参戦経験のあるジェイミー・ウィーランらが所属している)に1カ月の単身武者修行に行くことが発表された。

 これを受けて「前回の試合を終えて行き詰ったわけじゃないですけど、何をしたらいいかと考え続けた結果、実践経験をどんどん積みたいなというのがありました」と武者修行を決意した経緯を明かすKANA。この決断に佐藤嘉洋実行委員長も「今までの練習環境とはガラリと変わるところに1人で行くというのは、格闘家としてのスキルはもちろん人間的な成長にもつながる。それがリングにも滲み出てくるような効果が出ると良いなと思ってます」とエールを送った。

KANA
「今回、名古屋大会にKrushチャンピオンとして出場出来ることを嬉しく思います。メインイベンターということで去年以上の衝撃を与えて、必ず勝ちたいと思います。(対戦相手の印象は?)映像は1回だけざっくりしか見てないんですけど、けっこう自由自在に戦うというか、色んなところから攻撃が飛んできて、気持ちも強いファイターなのかなという印象です。なので噛み合う試合になるんじゃないかなと思います。パンチも蹴りもバランス良く出る選手で、妖精っぽさは全然感じないですけど(笑)、K-1の時もロシアの妖精と戦って、今回もリングの妖精なんで、ちょっと妖精狩りに行こうかなと思います。

(前回の防衛戦を踏まえて、今回の防衛戦ではチャンピオンとしてどんな試合を見せたい?)前回の反省として自分にばっかり目がいっちゃって、相手がいるのに自分中心に試合を考えてしまった結果、倒せなかったり冷静になれなかった部分がありました。試合を終えて考えることも本当に沢山あって、今まで以上に、これからどうしていこうと答えを見つけることにも時間がかかりました。

(次の試合まで)2カ月間しっかり時間があるのでメインイベンター、チャンピオンとして成長した姿でリングに上がりたいです。(1年前はKO勝利して名古屋大会はゲンが良い会場?)自分にとって名古屋の会場は凄い好きな場所で、会場の空気も試合をしやすいですね。そこでチャンピオンとして試合するのは初めてなので自分自身でも凄く楽しみですね。(地元・三重からの応援も多いのでは?)名古屋の会場だからこそ地元の方達がいつもより多く来てくれるので、名古屋大会を去年以上に盛り上げたいなというのはあります。

(海外修行の経緯について)6月8日から7月8日まで1カ月間、イギリスに1人で行こうと考えました。その理由として、前回の試合を終えて色々と考えることがあって、行き詰ったわけじゃないですけど、何をしたら良いかと考え続けた結果、実践経験をどんどん積みたいなというのがありました。お世話になるイギリスのDouble K Gymには女子のトップファイターが沢山いて、1週間にスパーリングを3・4回、1回で10Rぐらい回すらしいので、1週間に30Rから40Rぐらいスパーリングが出来ます。階級も自分より重い選手がばかりなので毎日試合の感覚というか。この2カ月間で実践も積めて自分が一番成長できるのは何かと考えた時に、こういう武者修行を考えたのが一番の経緯ですね。

(今まで海外での練習の経験は?)タイで1週間とかそれぐらいですね。今回は1カ月なので初めての長期滞在ですね。(過去に対戦したグレイス・スパイサーがいるジムだが?)前回の防衛戦の相手がムエタイベースで、そういう相手に自分がけっこう手こずったというか、苦手意識もありました。それでムエタイベースのジムに行きたいというのがあって、以前対戦したグレイス・スパイサー選手もいて、スパイサー選手も7月に試合を控えているので良い緊張感を持って練習が出来るんじゃないかというのは凄くありますね。

(英語は話せる?)英語は何もしゃべれないんで、ちょっとアプリに頼ることになるかなと思います(笑)。(イギリスということで外国人のフィジカルに慣れるために行く?)これからも外国人選手と戦うことが多くなると思うし、自分より身体の大きい選手が多くなるのでそれも踏まえて。日本だとスパーリングで自分より大きい女子の選手とやるのは難しいと思うので。向こうでそういう大きい選手とか、技術も全然違うと思うので、そういう実践経験をしっかり積んできたいなと思います。

(ファンへメッセージは?)いつも沢山の応援ありがとうございます。佐藤実行委員長も言っていたように、1カ月の武者修行で格闘技だけじゃなく人間として幅が広がるし、自分自身が成長して帰ってこれるかなと思います。しっかり向こうで沢山のものを吸収して、こっちで試合前にしっかり調整して、名古屋のメインイベントで最高の試合をしたいと思います」

 イギリスへの武者修行を経て、KANAは名古屋大会でどんな試合を見せてくれるのか?
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