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[ニュース]2015.9.23
-60kg王者・功也VS挑戦者・弘嵩の兄弟対決、-70kg王者グレゴリアンはダルベックと激突! 11・21「K-1 WORLD GP 2015 〜THE CHAMPIONSHIP〜」タイトルマッチ2試合が決定!
    
9月22日(火・祝)に東京・後楽園ホールで行われた「K-1 WORLD GP 2015 〜SURVIVAL WARS〜」において、11月21日に東京・国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2015 〜THE CHAMPIONSHIP〜」で実施されるタイトルマッチ2試合が発表となった。

 まず卜部功也と武尊のスーパーエキシビジョンマッチの後で場内ビジョンにより明らかとなったのは、-70s王者マラット・グレゴリアンと挑戦者サニー・ダルベックの一戦。佐藤嘉洋を2度に渡りノックアウトした北欧の伊達男が、3勝3KOでトーナメントを制し王者となったグレゴリアンに挑む。

 続いて第6試合終了後に「史上最大の兄弟喧嘩が再び実現」と発表されたのが、弟で王者の卜部功也と、兄で挑戦者の卜部弘嵩による-60sタイトルマッチ。先にマイクを持った弘嵩は「自分が選ばれるのは当然だと思います。それだけの自信があるし、この試合がメインイベントにふさわしいと思っています。今年の1月、-60s級タイトルマッチがあって、決勝で功也とやりました。今年最後のK-1で、思いっきり戦いたいと思ってます。今年のK-1は卜部兄弟で始まって、卜部兄弟で終わる、それが一番だと思ってます。ぜひ見に来てください」と挨拶。

 続いて受けて立つ王者・功也は、「他の対戦相手だったら普通に試合をこなしたと思いますが、この試合が決まってからあんまり寝れない日が続きました。でも今日発表になって、意地でもこのベルトを守るっていう気持ちの方が強いです。僕はこのベルトを持ってやりたいことがたくさんあります。絶対このベルトは譲れないです。ぜひ11月来てください。よろしくお願いします」と語り、防衛を誓ったものの複雑な胸中をのぞかせた。
■卜部功也選手のコメント
「(兄の弘嵩選手との王座戦が決まった感想は?)決まったんだなって感じですね。もう少し、やらないかなって思ったので、素直に驚いてますね。

(練習はバラバラですか?)兄が試合終わったばかりなので、一緒にトレーニングはやってないんですけど。これから代表と話をして、時間帯をずらしての練習になりますね。チーム編成も二つに分かれての練習になります。

(Krushの王座戦のあとから、お兄さんは自信を見せていますが?)まあ、強くなったなとは思うんですが、僕もトレーニングからレベルアップしてるという意識はあるんで。いまは兄ではなく、選手として考えたら負けないという気持ちが強いです。

(正式決定するまでと、決定しての気持ちは?)最初は「またかよ」ってイヤな気持ちだったんですけど。正式に兄って決まったときはホントに寝れなくて。寝ててもすぐに起きて試合のことを考えて。アッチはボクを殺す気でくると思うので。リングの上にあがれば関係ないんだなって気持ちですね、やるっきゃないというか。ボクもチャンピオンになって、絶対に引きたくないっていう気持ちが強いので。試合に向けてやってやるっていう感じです。

(いまは兄? 対戦相手?) 半々という心境ですね。でも、今日でリセットして、明日からは対戦相手として見て、しっかり研究して、いつもどおりの練習をして兄に勝ちたいと思います」

■卜部弘嵩選手のコメント
「(王座戦が決まった気持ちは?)1月の試合が終わってから言い続けてきましたし、勝ち続けてきましたし、当然かと思ってます。
(弟は試合が決まって眠れなかったらしいですが?)う〜ん、どうなんですかね。それほどイヤなんでしょうね。ボクはまったく思わないですね。

(自分が優位に立ってる意識はありますか?)そうですね。功也のいままでの戦法はボクには通用しないと思ってます。なぜかというと、小さいときから見てきたし、何もかも知ってるので。

(あらためて対戦相手としていかがですか?)凄く実績もあるし、いいチャンピオンだと思いますけど、兄弟という部分でお互いに知り尽くしてる部分があって。もちろん、向こうも研究してると思うんですけど、コッチは小さい頃から見てきましたし、そして勝ってきましたし。向こうのほうが苦手意識あるんじゃないですかね。

(ベルトを獲る自信は?)ありますね。それにKOじゃないといけないと思います。弟だろうが関係なく、KOでK-1のベルトを奪おうと思います」
■武尊選手のコメント
「(チャールズvsダニエルズの感想は?)K-1の55kgにふさわしい相手が出てきたな、と。二人とも好戦的でうれしかったですね。
(チャールズ戦はどんな戦いになると思いますか?)向こうも一発があるし、見た目以上にパワーを感じたので。一発がある者同士、斬り合いみたいな戦いになると思います。
(いままで戦ったタイプと違いますか?)あんまりサウスポーとやったことないので。唯一僕が負けたサウスポーの選手は手足が長かったですね。

(チャールズはインパクトを残しましたが、王座戦への意気込みは?)正直、うれしい気持ちがいっぱいです。ほかの選手も55kgを盛り上げようとしてたんですが、なんだかんだKOが少なかったので。それを覆す挑戦者が出てきたのでうれしいです。11月、K-1で55kgが一番おもしろい階級というのを証明して防衛したいと思います」
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