2月のKrush後楽園大会で一度は対戦が決まっていたゴンナパー・ウィラサクレックと安保瑠輝也の一戦。この時は瑠輝也の所属ジム（当時）の関係でカードそのものが消滅となっていたが、瑠輝也は心機一転、弟・璃紅と共に自らのジム「ALL-WIN GYM」を設立。K-1の舞台でファン待望の幻の一戦がついに実現した。

　念願の試合を明日に控え「期待してもらっているカードが明日実現出来るということで、期待以上の試合にしようと思います」と熱く語る瑠輝也。「この試合のためにタイに2週間ちょっと行ってきたんですけど、日本に帰ってきてからもタイでやっていた練習をずっと続けていました。仕上がりは本当に今までで一番だと自信を持っています」と仕上がりの良さをアピールする。

　今大会にはAbemaTVからKOボーナスとして、本戦でKO勝利した選手に賞金20万円が贈呈されるが「勝つとしたら絶対KOと決めてるんで、ボーナスのこと関係なく明日はゴンナパーをぶっ倒したいと思います」とゴンナパーをKO宣言。

「僕はK-1のベルトが欲しくて、K-1に戻ってきました。今朝サウナで水抜きをしていた時に、現チャンピオンの卜部功也選手が来て、功也選手の顔を見た時に嬉しくなりました。今はゴンナパーと戦えることが楽しみなんで、明日しっかり盛り上げて勝つことに専念します」とベルトを見据えたうえでゴンナパー戦に全力を注ぐと誓った。

　一方、4月にKrushライト王者となったばかりのゴンナパーは「明日の試合が出来ることをとても嬉しく思っている」とリラックスした様子で語り、AbemaTVのKOボーナスについて聞かれると「ボーナスを手に入れたら、タイの両親の家を建てるために使うか。両親を日本に呼んで自分と一緒に暮らすための資金にしたい」と家族想いの一面をチラリ。

　しかしK-1のベルトについての質問を受けると「自分はずっとK-1のベルトを狙って、ゲーオ（・ウィラサクレック）の背中を追ってきた。いつか必ずK-1のベルトを獲る」と、瑠輝也同様に功也の持つライト級のベルト奪取も宣言した。

　ゴンナパーVS瑠輝也、K-1でも屈指の破壊力を持つ両者の対戦の結末はいかに！？