ニュース
[ニュース]2018.6.19
木村"フィリップ"ミノル、K-1の伝統は俺が受け継ぐ!「一発で仕留めるのが伝統のK-1スタイルで、それを貫くのが僕の美学。オールドスクールとニュースタイルのミックスが理想です」
    
 6月18日(月)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜第2代フェザー級王座決定トーナメント〜」6.17さいたま大会の一夜明け会見が行われた。
 大会直前にメルシック・バダザリアンから山際和希に対戦相手が変更となった木村"フィリップ"ミノル。対策面が心配される状況ではあったものの、ふたを開けてみると得意の左フック一発で山際を粉砕する木村らしいKO劇で決着をつけた。一夜明け会見では自分の成長のために一発で仕留めることにこだわっていたことを明かし「僕はオールドスクールの伝統のK-1スタイルで戦うと決めている。それを貫くのが自分の美学」と独自のK-1論を展開。今後の目標については「いつ(タイトル挑戦が)来てもいいように準備して待ってます」と余裕たっぷりに語った。

「昨日は妙に冷静で一発で仕留めようと狙っていて、練習でやっていることを試合で出せるようになって、気持ちよく試合が出来ました。自分がなりたい選手に近づける試合ができたのかなと思います。僕は90年代のK-1を見て育ってきたんですけど、最近はそういう試合をしない選手が多くて、今のK-1は新しいK-1だけど、戦う気持ちまで“新しく”なっちゃいけないと思うんで。僕はオールドスクールの伝統のK-1スタイルで戦うと決めたからこそ、ああいう一発で仕留める試合ができたと思います。

(一発で仕留めることについて)もともと僕が持っている破壊力やパンチ力だったら一撃で仕留めることができるんですよ。でもどうしても自信がないのか、今までは無駄に手数を出して勝とうとしていたところがあったと思います。そこを見極めた上で一撃で倒すことが出来たのは成長だったと思うし、今度はその一撃の精度で連打を出せたら、次はもっと成長できると思うので、成長を見せられた試合だったかなと思います。

(どんな選手を見てきた?)バンナ、セフォー、ハント、ベルナルド…格闘技のことを何も分からない時に見たのが、そういう選手たちで、初めて見たものを母親だと思うように(笑)、僕はそれが正しいと思うし、俺は俺の美学を貫くだけですね。(今理想にしている選手は?)自分は色んな選手からいいところを吸収してやっていて、K-1の道を創ってくれた凄い時代の選手の荒々しさも残しつつ、今の時代のテクニカルなものを取り入れないと勝ってはいけないと思うので、理想はオールドとニューのミックスですね、昔のK-1が好きな人にも面白いと言ってもらいたいし、今のK-1を好きな人にも面白いと言ってもらいたいです。

(タイトル戦は意識している?)今の心境としては来たものは全部受けていくつもり。これからどうなるか分からないし、なんでも待ってますって感じです。あとは運やタイミングが決めることなんで、いつ(タイトル挑戦が)来てもいいように準備して待ってます」
トップページへ戻る