昨夜のワンデートーナメントを制して、第2代K-1フェザー級王座に就いた村越優汰。決勝の西京春馬戦こそ西京の負傷・アクシデントによるドクターストップで1R決着に終わったものの、1回戦のエリアス・マムーディ戦、準決勝のジョージ・バレラ戦ではいずれも延長ラウンドまでもつれる激闘を展開。一夜明け会見では過酷なトーナメントを振り返りる。また「K-1王者としてたくさんの人に自分のことを知ってもらいたい」「いつかは武尊選手と戦いたい。武尊選手と試合が組まれるなら一階級上でもやります」と新王者としての野望も語った。

「昨日は凄い過酷な1日だったなっていう感想ですね。（共に延長戦となった1回戦、準決勝を振り返って）1回戦のマムーディ選手はやる前からリーチもやり辛いだろうなと思っていたんですけど、やってみたら思った以上にやり辛かったですね。手足が凄い長くて（攻撃が）届かないだろうと思っているところから届いて来たんで。準決勝のバレラ選手はパンチの爆発力が凄くて、パンチも意外と伸びてきた。見て分かるとおりどっちも延長だったんで楽な試合ではなかったですね。かなり疲れました。（ダウンを取られてから、あるいは延長戦はどのように考えながら戦っていた？）ダウン取られても焦らずやろうというのは自分の中で決めてましたし、あとは作戦というよりは自分はベルトしか見えてなかったので、その気持ちが出ましたね。

（ヨーロッパ選手との対戦は初めてだったが？）そこまで気にしないで、いつもと変わらない気持ちでやろうと思ってました。（決勝に進むまでにダメージを負うことは想定していた？）もちろんどういう展開になっても勝ち進むってイメージはしてたんで。一番の自分の考えていた良いイメージは連続KOでいくことでしたけど、間逆になっちゃいました（苦笑）。（このタイミングでK-1のベルトを獲れたことについて）自分がK-1に来て、わりと早い段階で獲れたのかなとは思います。もちろんこれを目標にしてきて、今回のトーナメントのようなチャンスはそんなにあるものじゃないと思うんで。今回のトーナメントでしっかりと獲るって決めていたので、早いというより当たり前な感じですね。

（タイトル防衛より先に武尊選手とやりたいという発言が出ていたが？）昨日はちょっと優勝して熱くなっちゃってバーっ言っちゃったんですけど(笑)、それは順を追ってやっていきたいです。もちろん武尊選手は凄い強い選手だと思うんで、いずれは本当にやりたいなとは思います。（武尊選手は現状は1階級上のチャンピオンだが、対戦するならどの階級でやりたい？）自分は上げてでもやります。

（決勝戦がアクシデントで終わった西京選手とはいずれまたやりたい？）終わってから周りに少しそういうことを言われたりもしました。しっかりいつかケリをつけてもいいかなと。自分は次やったら勝つ自信しかないんで。（K-1チャンピオンになって、これからの選手として、あるいはそれ以外の夢は？）もっともっと皆に注目されたい、もっと有名になりたいです。スター願望はもちろんあります。なのでどんどんメディアとかにも話をもらいたいです（笑）」