現在空位になっている第6代Krushスーパー・バンタム級王座をかけて8選手参加によるトーナメントが決定。9月・10月大会で1回戦4試合を行い、準決勝を12月16日（日）東京・後楽園ホール「Krush.96」、決勝戦を来年2月に予定されている大会で行うスケジュールだ。

「Krush.94」10.28（日）後楽園大会ではトーナメント一回戦として大岩翔大vs玖村将史と桝本"ゴリ"翔也vsビクトー・サラビアが行われる。昨年7月の「Money in the KHAOS」優勝を経て、Krushスーパー・バンタム級のトップファイターとなった大岩と今年からKrushに参戦して3戦3勝の玖村、フェザー級から階級を落としてきた桝本とK-1で武尊・武居由樹と対戦してきたサラビア。宮田充プロデューサー曰く「壊し屋が集まった」一回戦となった。

　会見にはサラビアを除く3選手が出席。3選手とも攻撃的なファイトスタイル同様の強気な言葉でトーナメントへの意気込みを語った。（※サラビアのコメントは司会者が代読）

大岩翔大
「王座決定トーナメントということで最初は『誰が出るのかな？』と思っていたら、ベルトを争うに相応しいメンバーが集まったかなと思います。玖村選手は今年からK-1 JAPAN GROUPに来て、ここまで負けなしで上手くて強い選手。トーナメントの本命だと思います。ただ強くてイケメンでチャンピオンになったら完璧すぎるから、ここで止まっていてください。今年、自分はKrushのベルトを獲りますと言っていて、そしたらトーナメントの話が来て、リベンジしたいと思っていた軍司泰斗選手が階級を上げてきてくれて、完全に波に乗っています。これは俺のトーナメントだと思います。

　一回戦が一番大変ですが、ここを勝てば準決勝・決勝はポンポン！といけると思うし、決勝で軍司選手とやらせてもらえたらいいなと思います。トーナメントに出ている選手はみんな強いし、技術もあって申し分ないけど、『周りに感謝します』とか『ベルトの価値を上げていきます』とかそんなことしか言えないんで、俺以外がベルトを獲っても面白くないと思います。だったら俺がベルトを持って盛り上げていきます。10月はイケメンがぶっ倒れるところを見に来てください」

玖村将史
「やっとチャンピオンになれるチャンスが来たんで、しっかり3試合とも圧倒的に勝ってチャンピオンになります。Krushスーパー・バンタム級の歴代チャンピオンの中で一番強いチャンピオンになるんで見ていてください。（大岩の印象は？）強いと思います、普通に。もし逆ブロックにいたら決勝までくるやろうなと思うくらい強い選手だと思います。（スーパー・バンタム級のベルトはチームキングスの久保賢司が巻けなかったベルトだが？）僕がベルトを獲ったら賢司さんを挑戦者に指名して防衛戦をやりたいと思います。僕は格闘技を始めてからずっとベルトが欲しかったんで、このベルトを獲ってK-1につなげたいと思います。しっかり倒してチャンピオンになります」

桝本“ゴリ”翔也
「トーナメントのメンバーに選んでいただいて感謝しています。これだけ凄いメンバーが集まって、ここで優勝したら誰も文句ないと思いうのでしっかり優勝してチャンピオンになります。（サラビアは）ガンガン打ち合って来て、前に来ると強いと思うので、自分もガンガン前に出て倒したいと思います。（対戦相手がサラビアに決まった時の心境は？）出場メンバーを聞いた時、自分がサラビアとやったら面白いと思いました。僕はKrush生まれKrush育ちなんで人生かけてKrushのベルトを獲りに行きます。サラビアがまたKO負けするところを見に来てください。会場を盛り上げます。押忍」

ビクトー・サラビア
「また日本で試合が出来る事はとても光栄だ。そしてKrushのベルトがかかったトーナメントに参戦出来る事は言葉で言い表せないほど嬉しい。ファンが喜ぶファイトを見せて、自分が1番だと言うことをこのトーナメントで証明する」

　激戦必至の一回戦を突破して12月の準決勝に駒を進めるのは誰だ？