試合まで2週間を切り「試合10日前で疲れもあるんですけど、いいイメージで練習できていると思います。対戦相手の対策も会長と相談していますし、試合まで気を抜かずに調整したいと思います。体調管理にも気をつけてますし、減量も体重を落としすぎないようにして順調です」と語る大和。

　今回は「K'FESTA.1」3.21さいたま大会のK-1スーパー・ライト級タイトルマッチで野杁正明に敗れて以来の再起戦で「野杁選手は当たり前ですけどK-1ルールに慣れていて、K-1ルールでの戦いにも長けていた。そういう部分の難しさを痛感しましたし、K-1のトップレベルの戦い方を感じました。僕は長年ムエタイルールをやってきて、そこでもアドバンテージはあるんですけど、K-1ルールで戦う以上は修正しないといけないと思った」と改めてK-1用のファイトスタイルへのモデルチェンジに着手した。

　すでに56戦のキャリアを誇る大和だが「デビューした時に色んな練習をやったように、トレーニングも含めて色んな事をやってみるようにしている。ダンベルを持ってシャドーしたり、足首重りをつけて動いてみたり。一周回って新たな気持ちになって、色んなことに気づけています。僕はキャリアも後半に来ていると思うので。驕らずに前を向いてやりたい」と原点回帰で新たな発見があったと言い、公開練習のミット打ちではパンチ・ミドル・前蹴り・ヒザ蹴りとバランスよく色々な技を繰り出していった。

　対戦相手のツイ・ジェンホイについては「オールラウンドなファイターでスイッチもする。バランスが良くて、フィジカルも強い選手」と分析した上で「フィジカルでもテクニックでも負けないように調整しています。こういう相手とどう戦うかは自分でも楽しみです」と大和。現K-1スーパー・ライト級王者の野杁が今後ウェルター級に転向する方向で「以前から減量がキツいということは聞いていたので（野杁が）『階級を上げるんだ』という感想でした。いずれにしても僕がK-1スーパー・ライト級のベルトを巻きます」とK-1スーパー・ライト級のベルトを目標に掲げ「しっかり復活の勝利をあげて、最高のKOを見せます」とファンに完全復活を誓った。