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[ニュース]2018.8.10
「K-1 WORLD GP」9.24(月・休)さいたま 破壊の蹴りか? 凶暴な拳か? 安保瑠輝也vs林健太が実現!「格闘技は人生の奪い合い。しっかり勝って復活する」(安保)vs「KOで勝って気持ちよくK-1大阪大会に出る」(林)
    
 8月9日(木)東京・新宿区のGSPメディアセンターにて、9月24日(月・休)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」の第3弾対戦カードが発表された。
 3月の「K'FESTA.1」で卜部功也が新王者となったライト級で安保瑠輝也vs林健太が決定した。会見に出席したK-1宮田充プロデューサーは「8月5日のKrush後楽園大会で林選手が水町浩選手から素晴らしいKO勝利を収めて、試合後のマイクや一夜明け会見でK-1出場のアピールがあり、そこから対戦相手を探していました」と林のマイクアピールがこの試合のきっかけになったと説明。

「その中で林選手と同じ兵庫出身で年末のK-1大阪大会を目指す意味でも安保瑠輝也選手が相応しいかな、と。安保選手にオファーししたところ『望むところです』と返答があり、一瞬でこのカードが決まりました」とカード決定までの経緯を明かし「この試合はどちらが勝つにせよKOになると思います」と期待を寄せた。

 会見では両者が「同じ兵庫県出身で年齢も一つしか違わない。地元も近くて地元の後輩なんで、先輩として負けられない気持ち」(林)、「こうしてK-1で復活するチャンスをいただいて光栄です。林選手は先輩ですけど格闘技は人生の奪い合い。しっかり勝って復活します」(安保)とのっけから対抗心をのぞかせる展開に。

 林が中学時代にグローブ空手の試合で安保に勝っているエピソードを明かすも、安保は「僕は記憶にないです」とキッパリ。さらに林が「安保選手は身長もでかくて蹴りは強いけどパンチは大したことない。パンチで倒したろうと思います」と言えば、安保も「逆に林選手はパンチは強いけど蹴りは大したことない」と一歩も譲らず。決して相手を挑発するような口調ではないものの、相手に対して負けたくないという感情を露わにした。

 林は昨年11月のKrush後楽園大会、安保は今年6月のK-1さいたま大会で現Krushライト級王者ゴンナパー・ウィラサクレックにKO負けを喫している。林はゴンナパー戦後は無傷の3連勝で「上のレベルにはパンチだけで勝てないことをゴンナパーが教えてくれた。前回の水町戦でも少しは蹴りを出せるようになったと思う」。

 一方、再起戦となる安保も「ゴンナパー戦は本当に仕上げてきたつもりだったんですけど、ああいった結果になってしまって。自分も周りの応援してくれた方もがっかりさせてしまいました。練習でやれていなかったことや課題も見つかったので、それをしっかりやっていければ(林は)問題ないと思います」と再浮上を誓う。

 また今回の試合はタイミング的にも年末のK-1大阪大会に向けて最後のアピールとなる可能性が高い。2人はそれぞれ「大阪大会とか関係なしにいつも絶対倒すつもりで試合している。KOで勝って気持ちよく大阪大会に出る」(林)、「全部の試合に勝つと思うのは選手ならみんな同じ。それ以上に大阪で試合があれば見に来てくれる人も増えて、東京よりも負けられない試合になると思う。今回はそこに向けた試合で、お互いの気持ちがバチバチにぶつかり合う試合になると思う」(安保)と熱く語った。

 多彩な蹴り技と圧倒的な攻撃力から“デモリッションマン”と呼ばれる安保と一撃相手を沈めるパンチから“KRESTの凶拳”の異名を持つ林。宮田プロデューサーの言葉通り、KO必至のライト級戦だ。
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