今月5日のKrush後楽園大会でKO勝利し、今大会に連続参戦となる林。短いインターバルで試合が続くことになるが「いつも試合が決まると一カ月前から追い込みの練習をスタートして身体がしんどいんですけど、今回は前回の試合の練習の貯金が残っているのでがっつり動けています」とコンディションは上向き。

　約2年ぶりとなるK-1参戦に向けて「自分自身、目指しているのはK-1の舞台で、またK-1に出られてうれしいです。周りも『K-1か！』と言ってくれて、チケットを買ってくれる人が増えました。やっぱりK-1は知名度があって見てくれる人も多い、そこで戦ってこそファイターだと分かってもらえるので、ここでちゃんと勝たなあかんなと思います」と燃えている。

　この日、林は兄貴分の山崎秀晃とパンチのミット打ちを公開。持ち前の強烈なパンチを次々と繰り出すと、腰を振りながらボディと顔にパンチを打ち分ける“二段パンチ”なるものを披露した。林曰く「SNSで流れてきた動画を見て二段パンチを思いついた」とのことで「相手は二段蹴りが武器やから、こっちは二段パンチで対抗する。試合用の8オンスのグローブで二段パンチを出すのが楽しみ」と不敵な笑み。「安保選手は背がでかいけど足は細い。足から壊して二段パンチを決める」と予告（？）した。

　現在3連勝と勢いに乗っている林は「最近はジャブがよくなって、拳に感触があって（パンチが）伸びるようになってきた。飛び込むジャブが当たれば次につながるし、最近はローキックよりも蹴れるようになってきた。2年前に初めてK-1に出た時よりも巧くなっている」と自らの成長に自信。

　安保に対しても「飛びヒザ蹴りと二段蹴りさえガードすれば負ける気がしない。近寄ったら何もできないだろうし、近寄って仕留める。足を蹴って足が痛すぎて倒れる姿、腹を効かせてマウスピースを吐き出す姿、フックで失神する姿が想像できる。どれで倒れるかまでは分からないけど、そのどれかで倒せると思う」と大胆不敵に言い切った。

　また今後の目標について林は「今回はゴンナパー（・ウィラサクレック）に負けたやつ同士の対戦で、ここで負けたら『ゴンナパーに負けたやつに負けたやつ』になってしまう。きっちり勝ってゴンナパーにリベンジする資格を取りたい」とゴンナパーへのリベンジを掲げ「ここで普通にKOで勝ったら、自分をK-1大阪大会に出さへん理由がない。大阪大会には絶対に出たいし、直接大阪の人たちに生で試合を見てもらいたい。自分は絶対に出ると決めています」と12月のK-1大阪大会への出場を熱望した。