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[ニュース]2018.9.23
「K-1 WORLD GP」9.24(月・休)さいたま 上原誠が不退転の決意でトーナメントへ!「プロ野球選手やサッカー選手のように、今回このトーナメントで負けた場合は自分自身を戦力外にする」初代クルーザー級王座決定トーナメント出場選手が意気込みを語る
    
 9月23日(日)東京・ベルサール九段3Fイベントホールにて、明日開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN 〜初代クルーザー級王座決定トーナメント〜」さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ大会の前日計量・会見が行われた。
 新設されたクルーザー級(-90kg)のベルトを争う初代K-1クルーザー級王座決定トーナメント。会見にはトーナメント本戦に出場する8選手=OD・KEN、シナ・カリミアン、K-Jee、ブライアン・ミクグラス、杉本仁、アンドレ・グロース、上原誠、ブバッカ・エル・バクーリが勢揃いし、明日の決戦へ向けての意気込みを語った。

 会見では“日本重量級のエース”上原誠が「日本人で一番強いのが僕で外国人で一番強いのがバクーリ選手。僕とバクーリ選手の一回戦が事実上の決勝戦だと思うので、しっかりと勝って明日はチャンピオンベルトを巻きたいと思います」と一回戦のブバッカ・エル・バクーリ戦が最大の山場になると予想したうえでの優勝を宣言。

 上原は公開練習やインタビュー等でも「今回のトーナメントで負けたら引退する」と表明していたが、この日の会見でも「今年で34歳、格闘技をやってきて12年。昔から自分が少しでも衰えていると感じたら、プロとしては続けない方が良いと思っていました。プロ野球選手やサッカー選手はチームのオーナーから戦力外と言われますが、格闘技にはそれがない。なので今回このトーナメントで負けた場合は自分自身を戦力外にしたいと思っています」と不退転の決意を改めて示した。各選手のコメントは以下の通り。

OD・KEN
「“お客様第一”OD・KENです。明日の試合は1試合・1試合しっかり倒しにいって、クルーザー級らしく盛り上がる試合をします。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)フェイスオフで顔がめっちゃ近くて怖かったです(笑)。身体つきも大きくて、僕より20cm近く大きい相手ですけど、しっかりと作戦は立てているので、良い試合になると思います。(どんな決勝戦をイメージしている?)あんまり決勝のことまで考えてなかったですけど、前回のKrushで杉本選手にKO負けしてるので、そこでリベンジできれば一番良い形の優勝になると思います」

シナ・カリミアン
「明日の試合をぜひ見に来てほしい。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)凄く強そうに見えたが、絶対に自分の負けはない。(どんな決勝戦をイメージしている?)子供の頃からK-1に出ることを夢に見ていて、実際にK-1に出ることが出来てすごく幸せだ。絶対にトーナメントで優勝する」

K-Jee
「とても良い準備が出来たので明日が楽しみです。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)自分が知っているブライアンより厚みのある身体だったんで、しっかり仕上げてきたんだなと思いました。彼も凄く良い目をしてたし、僕が知ってるブライアンよりも強いブライアンで来ると思うので楽しみですね。(どんな決勝戦をイメージしている?)そんなにイメージしてないんですけど、上原選手と出来たら良いなと思います」

ブライアン・ミクグラス
「自分は今回の試合に向けて本当に厳しいトレーニングを積んできました。リングの上で皆さんが期待するような素晴らしい試合を見せたいと思います。ここに並んでいる選手は全て強い選手だと思っているので、明日は皆さん期待していください。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)彼の目を見て、K-Jee選手も明日の試合に向けて準備は出来ていると感じました。明日はお互いにリングの上で試合を楽しみましょう。

(どんな決勝戦をイメージしている?)トーナメントは何が起きるか分からないので、実際に誰が決勝に上がるのかイメージすることは難しいですね。あえて言うのであれば、決勝は杉本選手と試合がしたいと思っています。杉本選手はアグレッシブかつ賢いとても良い選手です。そしてリング外でも素晴らしい選手なので、自分と凄く相性が合うんじゃないかと思っています」

杉本仁
「今回のトーナメントに向けて良い準備が出来たので、明日は良い試合を見せられると思います。応援よろしくお願いします。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)計量で対峙して、思った通り身体もしっかりしててちゃんと仕上げてきてるなと思ったので、明日は良い試合が出来ると思います。(どんな決勝戦をイメージしている?)決勝で戦うイメージは出来てるんですけど、相手は勝ちあがった選手と出来れば良いと思ってます。決勝に上がったら気持ちの勝負だと思います(OD・KEN、ブライアンから決勝で戦いたいと名前を挙げられていたが?)2人とも良い選手なので対戦したいですね。自分が決勝でもしやるとすれば、1回負けているK-Jee選手にリベンジできれば一番良い形でベルトを巻けるかなとは思います」

アンドレ・グロース
「今すぐにでも試合がしたいぐらい準備が出来ている。明日の試合が本当に楽しみだし、あそこにあるベルトは自分が持って帰りたいね。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)杉本選手と対峙することが出来て嬉しかったけど、相手が誰であろうと勝つことしか考えてないよ。(どんな決勝戦をイメージしている?)先のことはそんなに考えてない。自分は1回戦に集中することしか考えてない。1試合・1試合勝ちあがった選手が最終的に決勝に残り、そして勝った選手が一番強い選手ということだ」

上原誠
「明日の試合のためにずっと練習してきました。日本人の中では僕が一番強いと思ってますし、外国人の中では僕の対戦相手が一番強いと思ってます。この1回戦が事実上の決勝戦だと思うので、しっかりと勝って明日はチャンピオンベルトを巻きたいと思います。

(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)僕は対戦相手が変わって(バクーリが)この短い期間で準備をしてくれて感謝してます。今日相手と会って、良い顔をしていたので明日はお互いに全力を出し切るような試合をしたいと思います。(どんな決勝戦をイメージしている?)決勝戦はイランのカリミリアンの選手が来るんじゃないかと思ってます。まあ来たら来たで倒すだけ。このぐらいの身長は(武者修行先の)オランダにはゴロゴロいたし、そういう人たちと練習で一杯戦ってきたんで倒すイメージは出来てます。

(今回のトーナメントで負けたら引退と決意表明していたが?)僕は今年で34歳、格闘技をやってきて12年になります。成長するために一生懸命頑張ってきてはいますが、少しずつ成長し辛くなってきたとも感じます。昔から自分が少しでも衰えていると感じたらプロとしては続けない方が良いと思っていました。プロ野球選手やサッカー選手は戦力外とオーナーから言われますが、格闘技にはそういうのがありません。なので今回このトーナメントで負けた場合は、自分自身を戦力外にしたいと思っています」

ブバッカ・エル・バクーリ
「今回K-1という素晴らしい舞台で戦えることが出来てとても嬉しく思っている。自分も明日に向けて、今すぐにでも試合が出来るぐらい準備が出来ている。明日のトーナメントは必ず勝つよ。(対戦相手と実際に向き合っての印象は?)自分は明日の試合に向けて準備万端なので、上原も100%の力で来てくれることを願っているよ。勝ちに飢えているので明日は全力で行く。(どんな決勝戦をイメージしている?)1回戦にしかフォーカスしてないので、勝った後に先のことは考えるよ。誰が自分の相手になろうとも、全てぶっ倒して優勝するつもりだ」

 新設されたクルーザー級という新しい階級でトーナメントに臨む8選手。初代王者の栄冠を手にし、ベルトを腰に巻くのは誰だ?

 また会見にはリザーブファイトで対戦するRUIと古田太一も出席。「明日は一生懸命頑張ります。先を考えて早めに終わらせられればいいなと思います」とリザーブからの本戦出場を狙う古田に対し、RUIは「先を考える前に古田選手を叩き潰すことを考えています。一戦一戦、集中しないと滑るのがプロのリングなので、しっかり古田戦に集中して叩き潰します」と対照的なコメントを残した。
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