6月の後楽園大会で軍司泰斗との延長戦を制して王座に就いた金子。隼也との初防衛戦まで残り約2週間となり「チャンピオンになってからは実戦練習が多くて、スパーリングをたくさんやってきました。コンディションはいいですね」と語る。その言葉通り、公開練習ではKrush最軽量級ならではのスピード感溢れるミット打ちを披露し、仕上がりの良さをアピールした。

　対戦相手の隼也については「ムエタイっぽいという印象が強い」と金子。アマチュア時代に左右田泰臣に連れられてウィラサクレックジムで練習したこともあり「隼也選手ともたまに軽くマススパーをやったことがあって、その時にもムエタイって感じの動きでした」という。

　金子はムエタイスタイルの選手に苦手意識もなく「あんまり相手のファイトスタイルのことは考えてないです。いつも通りやる感じです」。隼也は「パンチ（金子）vs蹴り（隼也）の試合になる」と予想しているが、金子は「もともとパンチでも倒せるけど、今回を蹴りを練習してきた。パンチでも蹴りでも倒したい」とキッパリ。

「今回は上の階級の選手たちとばっかりスパーリングをやって、倒したりもしました。最近はKOがないんですけど、倒す感覚がついてきた。初防衛でいきなり負けるのはやばいので、緊張感を持たせながらやっている。KOで防衛することを意識しているので完全決着で終わらせます」とKO防衛を宣言した。

　ちなみに今後の目標を聞くと天然キャラでも知られる金子は「あんまりテレビは見ないんですけど『行列のできる法律相談所』に出たいですね」。

　今年7月に卜部弘嵩が高橋ユウさんへの公開プロポーズで「行列のできる法律相談所」に出演しているが、金子曰く「ああいうゲストじゃなくて、自分はひな壇のゲストとして出たい」とのことで「最終目標は佐々木希みたいな女性タレントと結婚したい」と壮大な野望（？）を語っていた。

　6戦6勝とプロ無敗でチャンピオンになった戦績はもちろん、そのキャラクターも規格外の金子。初防衛戦ではどんなインパクトを残すか？