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[ニュース]2018.10.14
「K-1 WORLD GP」12.8(土)大阪 因縁の“大阪決戦”、王者・武尊vs挑戦者・皇治が遂に実現「こいつにK-1は背負えない。僕が勝たないといけない勝負」(武尊)vs「俺の大好きな大阪でこいつの全てを奪いに行く」(皇治)
    
 10月13日(土)大阪・ホテル阪急インターナショナルにて、12月8日(土)エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」の第1弾対戦カードが発表された。
 現体制のK-1で初の大阪開催となる今大会で、スーパー・フェザー級タイトルマッチ 王者・武尊vs挑戦者・皇治の因縁の一戦が決定した。

 9月のK-1さいたま大会ではダニエル・ピュータスを1RKOで下し、スーパー・フェザー級でも改めて存在感の大きさを示した王者・武尊。対する皇治はその武尊を執拗に挑発し、同じ9月大会で過去に武尊とも激戦を繰り広げたスタウロス・エグザコスティディスに延長戦の末に勝利。「自分がK-1を持って帰ってきた」と豪語する初の大阪大会でついに念願の武尊戦が実現となった。

 一般公開となった会見には約200名のファンが集まり、準備していた席を大幅に超える大盛況ぶり。すさまじい熱気に包まれる中で会見が始まり、武尊と皇治が会場に姿を見せると大きな歓声が上がった。

 会見では皇治が「俺の大好きな大阪に、K-1とタケポンを持って帰って来たで。みんな嬉しいかな?」と挨拶すると立ち見も出た場内から拍手が起こる。これに対して武尊が「皇治選手が『K-1を大阪に持って帰ってきた』とずっと言ってますけど、お前だけの力じゃないから。それだけは分かって欲しいなと思います」と反論すると、皇治はすかさず「そんなもん当たり前の話や。タケポンおらんと、俺1人で殴り合いしとったらアホやんけ」と応戦する。

 質疑応答でそれぞれの印象を問われると、皇治は「タケぽんの実績はよう頑張ったと思うけど…ダサイから。(服の)センス悪いし、とんがりコーンみたいな頭してるし。やからそろそろ俺が変わったらなあかんかなと思ってますよ。しゃべりも下手くそやしね」と得意のトラッシュトークを展開。

 一方の武尊も「皇治選手の実力は…スタウロス選手に勝ったんでやっても良いかなと。あとは僕の兄貴分(卜部弘嵩)にも勝ってるんで、その借りも返さないといけない」と皇治を挑戦者として認める発言をしつつ、容姿への皮肉に対しては「ダサいとか言ってるけど、お前のセンスもちょっとヤバイからな? 今さらオラオラ系なんて流行らないから」と反撃。皇治はすかさず「俺オラオラ系ちゃうからな。お前のそのとんがりコーン系ってないぞ」と嘲笑して挑発を続けた。

 地元・大阪でのタイトルマッチへの想いを聞かれると、皇治は「9割無理やろって言われ続けたことがこうやって現実になった。この対戦も勝負事やから100%はないとして、9:1でタケポンが勝つってみんな思ってる。まあ俺はその1割で上がってきたと思ってるから、それで十分。俺の大好きな大阪と俺の大好きな仲間と、全員でこいつの全てを奪いに行ったろうと思ってます」と感慨深げに語る。

 武尊は武尊で「僕の全てを奪うって言ってたんですけど、僕が今までどんな覚悟でやってきたか知らないくせにそんなこと言われる筋合いはない。こいつにK-1は背負えない。僕が勝たないといけない勝負だと思ってます」とK-1を背負ってきたカリスマとしての自負を覗かせた。

 互いに冷静さを保ったまま会見は終わるかと思われたが、最後に皇治が「せっかく東京から来てくれて、前に必死にもんじゃ焼き焼いてたみたいやから、これ(コテ)あげるわ。これ鏡にもなるからとんがりもセットしやすいし」とコテを差し出す。

 これには流石の武尊もカチンときたか、コテを叩き落として「こんなものいらないし、今回タイトルマッチだから中途半端なことすんなよ」と一喝。集まったファンに「こいつには無理だから。こいつにはK-1を背負えないから俺が背負う」と宣言し、ピリピリしたムードで会見を終えた。

 まさに大会ポスターのキャッチになった「大阪決戦」の名にふさわしい因縁のタイトルマッチ。怒りの王者・武尊が皇治を黙らせるか? それとも挑戦者・皇治がすべてを奪うか?
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