玖村修平vs林勇汰、関西出身の新鋭同士によるスーパーファイトが決定した。玖村はかつてNJKFのバンタム級王座を獲得するも、K-1出場を目指して弟・将史と共にK-1ジム五反田チームキングスの一員に。今年6月からKrushに参戦して2連勝を飾り、地元・大阪大会で念願のK-1出場を果たす。対する林も将多・健太の2人の兄を追って上京し、アグレッシブなファイトスタイルでKrush・KHAOSのリングで活躍。同日にライト級世界最強決定トーナメントに挑む兄・健太と兄弟揃ってのK-1出場となる。

　会見で林は「本戦で（K-1大阪大会が）決まったって聞いてめっちゃ嬉しかったんですけど、記者会見が苦手で、緊張して何しゃべっていいか分からない状態です」と緊張した面持ちで挨拶。

　一方、玖村は「子供の頃からK-1に憧れていたので、大阪でやると聞いて絶対出たいと思ってアピールし続けてきました。出場が決まって凄く気合いが入っています。でも決まった以上は通過点で、僕が目指してるのはK-1のチャンピオン。ここはしっかり倒して3月の『K'FESTA.2』にアピールしたい」とK-1初出場ながらタイトルマッチ、さらには来年3月の「K'FESTA.2」もアピールする。

　質疑応答で対戦相手の印象を聞かれると、玖村は「僕は大阪大会で名前のある選手と戦いたいと言っていて、正直初めに相手の名前を聞いた時にパッと顔が出てこなくて、お兄ちゃんの印象が強かった。今回は強い選手とやる前に『そろそろ倒せ』という宮田プロデューサーからプレッシャーをかけられているなと思います」と林をバッサリ。

　これを聞いた林は「僕は対戦相手の名前を聞いて顔はパッと浮かんできたんですけど、試合のことは浮かんでこなかった」と皮肉交じりの言葉を投げ返し「試合はやってみな分からんと僕は思ってるんで、試合を本気で頑張ったら勝手に勝てると思ってます」と対抗意識を燃やした。

　玖村が自らの言葉通りに林を踏み台にするか？　それとも林が持ち前の突貫ファイトで玖村を粉砕するか？