ニュース
[ニュース]2018.10.23
「K-1 WORLD GP」11.3(土・祝)さいたま 大和哲也、心技体のかけ算でスーパー・ライト級のベルトを獲る!「三つ勝って自分がチャンピオンになる姿がイメージ出来ている。僕のサクセスストーリーを見に来てください」
    
 10月22日(月)愛知・名古屋のALVE本部道場にて、11月3日(土・祝)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN」の[K-1 WORLD GP第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント・一回戦(4)/3分3R・延長1R]でゲーオ・ウィラサクレックと対戦する大和哲也が公開練習を行った。
 トーナメントまで2週間を切り「今はラストの追い込みで、いいイメージで来ています。大会当日にベストの状態に持っていけるように仕上げます」と大和。公開練習では2分1Rのミット打ちを行い、鋭いパンチとミドルキック、そしてヒザ蹴りを繰り出していった。

 大和はトーナメント・一回戦で初代K-1スーパー・ライト級王者ゲーオと対戦する。最注目の一戦に向けて「サウスポー対策やゲーオの得意技を意識した練習をしています。最近は負けている印象があるかもしれませんが、ゲーオ選手が強いという印象は変わりません。もちろん油断もないですし、強いゲーオと選手戦うイメージで練習を続けています」という。

 大和自身、ムエタイルールでタイ人のトップ選手たちとは何度も拳を交えており「やはりムエタイのタイ人は別格ですし、向かい合った時の距離感やタイミングは百戦錬磨。僕はそのトップ選手たちとやってきたので、彼らと肌を合わせたきたことは良い経験とキャリアになっている。ゲーオ選手はムエタイルールでもK-1ルールでも強い選手なので試合が楽しみです」と気負いはない。

 ゲーオは「大和はムエタイの経験があるので、自分としては戦いやすい」と発言しているが、大和は「僕はムエタイルールの試合をやってきたけど、ムエタイスタイルではなくて純キックボクシングスタイル。ゲーオ選手の言わんとしていることが分からなくもないけど、僕はムエタイではなくてキックボクシングスタイルでゲーオ選手と戦います」と自らの見解を示し「それも含めて試合では色んなことが分かるでしょうね」と続けた。

 では大和本人のファイトスタイルはどう成熟しているのか。その質問をぶつけると大和からは「すべておいて質を意識してやっていますね。また昔は力強く力強くだったのが、今は柔らかく、綺麗に、脱力を意識している」という言葉が飛び出した。

「昔から練習量は多くやっているのですが、今はすべてにおいて質を意識してやっています。そこは本当に変わったと思います。昔は“力強く力強く”だったのが、今は“柔らかく、綺麗に、脱力”を意識していて、そこを求めているというか。僕には力強くて一撃で倒すイメージがあるかもしれませんが、今は流れのなかで倒すことが綺麗だなと思っていて、ファイトスタイルの理想像が変わってきたかもしれません。

 実際に最近の試合は昔よりも狙わずに倒せるようになってきたし、そこをもっと磨いていきたいです。僕もキャリア終盤に近付いてきて、若い選手と戦ううえで若い選手と同じことは出来ない。その分、経験やキャリアを生かして、そこをアドバンテージにしないといけないだろうし、今は自分と会話しながら進化していると思います。次の試合ではそれを見せたいし、見ている人たちが『やっぱり大和は強い』と思うように、大和哲也の強さを証明したいです」

 もちろん大和は一回戦のゲーオ戦に集中しつつ、準決勝・決勝も見据えている。「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習している」という大和は「今回は心技体のかけ算。心技体すべてを磨いて、心技体が揃う状態で11月3日を迎えたい」と語った。

「ゲーオ選手に勝たなければ次はないですが、ゲーオ戦にこだわりすぎずに対策を立てて練習しています。誰が勝ち上がってくるか分からないですが、誰が来てもいいように柔軟に練習しています。過去のトーナメントでもそうだったのですが、一回戦の対策をしつつ自分のレベルを底上げする練習を続けています。僕は3月の『K'FESTA.1』ではベルトを巻けなくて、あの時の僕はK-1のベルトを巻く人間・器じゃなかったんだと思います。あれから八カ月経って、どれだけ成長しているのか。ベルトに選んでもらえるかどうか。

 僕はチャンピオンになるためには強いだけではなくて、心技体のかけ算だと思っています。そういう部分ですべてを磨き上げているし、自分との会話が増えました。今も合氣道の練習は続けていますが、合氣道だけではなくバランスよく調和がとれた練習をしています。

 そうやってすべてを磨いて心技体が揃う状態で11月3日を迎えて、3つ勝ってベルトを巻きます。僕にはそのイメージが出来ているので、あとは実際にベルトを巻くだけ。僕は自分がベルトを巻くまでのストーリーを一喜一憂しながらイメージして日々過ごしています。自信も不安もすべてを含めてベルトを獲ることが自分のサクセスストーリーです。ゲーオ選手に全力で戦って、三つ倒して勝ってチャンピオンになるイメージができているので、ぜひそれを見に来てください」

 11月3日、過去最強の大和哲也がK-1スーパー・ライト級のベルトを狙う!
トップページへ戻る