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[ニュース]2018.12.3
「K-1 WORLD GP」12.8(土)大阪 野杁正明、松岡力に完封勝利してウェルター級戦線に殴り込む!「今ウェルター級は久保選手、城戸選手、ピケオーの3人で盛り上がっていますけど、俺を忘れんじゃねえよ、と」
    
 12月1日(土)東京・K-1ジム恵比寿にて、12月8日(土)エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]で松岡力と対戦する野杁正明が公開練習を行った。
 保持していたK-1スーパー・ライト級王座を返上し、ウェルター級への階級転向を表明していた野杁。8月のKrush名古屋大会では、そのステップとして67kg契約の試合に臨み、ヤン・ハオドンを左ハイキックで1RKOし、いよいよ今大会から本格的にウェルター級での戦いに足を踏み入れる。

 この日は試合前の追い込み最終日での公開練習となったが「疲れているけど体重も落ちているし、いい状態に仕上がっています。階級を上げても減量がきついのは変わらないけど、体重を落とすための練習じゃなくて、試合のための練習ができる。最後まで追い込みきれるのは大分違いますね」と仕上がりは良く、2分1Rのミット打ちでは左右のミドルキック・ハイキック・ヒザ蹴りと得意の蹴り技を繰り出した。

 3月の「K'FESTA.1」の大和哲也戦以降、新しいファイトスタイルを確立させたいと言い続けてきた野杁。「試合の度に変化を求められるし僕は前回よりも強くなった・変わったと思われる試合を見せたい。そこを意識してやってきました」と話す野杁は「(新しいスタイルは)だいぶ身についてきて、しっくり来ている部分がある。8月は1Rで終わっちゃったんで、今回こそ少しは見せられると思います。もちろん倒しに行ければ倒しに行きますけど、試合の流れの中で新しいスタイルを見せたいです」と新たなファイトスタイルに手応えを感じている。

 対戦相手の松岡とは同じ1993年生まれで、過去に同じトーナメントに出ていたこともある相手。しばらく別階級で試合をしていたため、戦う機会がなかったが「昔から見ていた選手だし、同じ階級になってからはいずれ戦うことになると意識していた」というファイターだ。また「テクニックも勝負強さもある。馬力があって上手い。バチバチにパンチで打ち合う選手が多いなかで、蹴りとバランスを両方バランスよく出せる選手」とファイターとしての評価も高い。

 しかしそれはあくまで第三者として見た場合のことだ。「対策は練ってないけど完封できると思う」と断言する野杁は「松岡選手が有利だと思っている人たちを見返してやります」と世界のトップで戦い続ける男のプライドをのぞかせた。

「特に松岡選手対策は練ってないですけど、完封できるんじゃないかなと思います。SNSでも下馬評では松岡選手有利という声があったり、わざわざ僕に『松岡選手が勝っちゃうんじゃないの?』とメッセージしてくる人もいる(苦笑)。松岡選手が期待されている試合かもしれませんが、試合で結果を出して見返してやります」

 また野杁が戦うK-1ウェルター級は王者・久保優太を筆頭に城戸康裕、木村"フィリップ"ミノル、ジョーダン・ピケオーと強豪ぞろいの激戦区。野杁は松岡に完封勝利して、ウェルター級での存在感を見せつけると宣言した。

「今回は勝つのは最低限で、勝ち方にこだわる試合です。松岡選手は(現K-1ウェルター級王者の)久保選手と同門で、久保選手も期待している選手なので、そういう相手を完封して倒して勝てばいいアピールになると思います。
(11月のK-1さいたま大会ではピケオーが木村にKO勝利しているが?)ピケオー選手がウェルター級まで階級を落とせると言っていた時からやってみたいと思っていました。あの日はピケオーがチャンピオン(久保)に挑戦表明したり、城戸選手が今度こそ挑戦したいとアピールしたり…。ウェルター級は久保・城戸・ピケオーの3人で盛り上がっていますけど、俺を忘れんじゃねえよ、と。松岡戦をしっかり勝って、チャンピオンが誰とやるかは分からないけど、タイトルマッチが組まれるようにアピールしていきます」
 最後にファンへのメッセージを求められると「今回はタイトルマッチ、トーナメント、武居(由樹)選手のスーパーファイトがありますけど、僕たちの試合が裏メインだと言ってくれる人たちもいます。その期待に応えるように盛り上げて、圧倒して倒して勝ちます」と語った野杁。実力者・松岡をマットに沈めて、激動のウェルター級に殴り込みをかける!
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