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[ニュース]2019.2.23
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま 挑戦者・林健太、家族愛&兄弟愛でK-1ライト級のベルトを獲る!「今までやったら盛り上げることやKOで魅せることしか考えてなかった。でも今回だけはホンマに勝ちに徹します」
    
 2月21日(木)神奈川・綾瀬のFLY SKY GYMにて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の[K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者・卜部功也と対戦する挑戦者・林健太が公開練習を行った。
 昨年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントを制し、挑戦者として王者・功也に挑む林。公開練習では芸を仕込むのが恒例になってきたが、今回は最近習得に励んでいるというシステマの呼吸法で、FLYSKYGYMのトップファイター、キヨソンセンのタイキックに耐えるというネタ(?)を披露。

 強烈なミドルをケツに見舞われ明らかに悶絶していた林だが、インタビューでは「追い込みと同時に毎日このトレーニングをしています。あの呼吸法だと全く痛みを感じないんです。さっきも1ミリも痛くなかったです」と語った。

 家族を養うために昼間は現場仕事をし、それ以外の時間で練習を続けている林。所属するK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTでは昼間にプロ練習があるため、仕事の都合でフルにKRESTのプロ練習に参加できない状況だった。そこで林は1年前からFLY SKY GYMでの練習を開始。今回の試合から所属をK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST/FSG(FLY SKY GYM)に変更し、この日の公開練習もFLY SKY GYMにて行われた。
「FLY SKY GYMで練習させてもらうようになったのはちょうど1年ぐらい前になりますね。去年6月のBigbangからはFLY SKY GYMの人たちにセコンドにもついてもらっていて、全力で自分のことを見てもらえています。自分のディフェンス力は10で表すと2ぐらいしかなくてショボすぎたんですけど(苦笑)、ディフェンスに関しては知らない情報を教えてもらって理解することが多いですね。ここでトレーニングする度に自分が強くなっていると実感してます」
(ライト級世界最強決定トーナメントで優勝して)自分のパンチは当たれば倒れるんやなって再確認できました。攻撃をもらったり、ダウンをもらったりして悪いところも見えたんで、良い部分を伸ばしつつ、今は主にディフェンスを鍛えています」

 また林はボクシング世界王者・井上尚弥のフィジカルトレーナーでもある高村淳也氏や井上の父・真吾さんの指導も受け「トーナメントでは他の選手と比べても、僕の方が一回り身体が大きくて、高村さんのトレーニングの成果は大きいと思います。そのつながりで井上真吾トレーナーにも練習見てもらうようになったんですけど、今も週2回ぐらい大橋ジムでスパーさせてもらったり、パンチやディフェンスの方も見てもらっています」と様々な技術を吸収している。

 仕事とのかけもちで限られた練習時間ではあるものの「前回のトーナメントで優勝して、感動してくださった方が多くて、サポートもしてもらえるようになった。今は少し仕事も休んで、今までよりも多くトレーニングできるようになった」という林。「仕事が終わって練習に行く時に『今日は仕事で疲れたから練習休もうかな』と思うときもあるんですけど、家族が言い訳になってしまうと思って『アカン、行かないとダメや』って感じで、やっぱり頑張ろうと思うようになってきた」と家族の存在が林のメンタル面を支えている。

 対戦相手の功也については「みんなは功也くんはテクニックが凄い印象があると思うんですけど、僕はけっこうパワーもあると思っている」と林。「功也くんの攻撃をもらったら駄目やなって思っているし、僕もオフェンスだけじゃなく、ディフェンスも良いレベルまで持っていって、やっと功也くんと戦えるかなと思ってます」とディフェンス力の向上が重要になると続けた。
 試合前のインタビューでは林の“家族愛”と、兄・弘嵩と同時K-1チャンピオンを目指す功也の“兄弟愛”がクローズアップされている。これについて林は「功也くんは兄弟愛で、僕は家族愛ですけど、僕の兄弟(※林は3兄弟で3人ともプロ格闘家)も全力で自分の練習に付き合ってくれるし、自分のことを想ってくれている。僕もけっこう兄弟愛強いんで、この試合は兄弟愛vs家族愛&兄弟愛ですね。だから僕の方が功也より愛は強い」と熱弁。
「正直今までやったら盛り上げることやKOで魅せることしか考えてなかったんですけど、今回に関してはホンマに勝ちに徹します。別にKOじゃなかったとしても、俺は今回はホンマに勝ちたいと思ってますね」と勝利への執念を垣間見せた。インタビュー後には改めて気迫のこもったミット打ちを見せて公開練習を終えた林。家族・兄弟愛でK-1のベルトを手に入れることができるか?
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