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[ニュース]2016.4.7
山崎陽一、グレゴリアン戦の敗戦を糧にすべてをレベルアップしてK-1再出撃へ!「渡部選手とは間違いなく噛み合う試合になると思う。でもここでは負けられない」
    
 4月7日(木)東京・三軒茶屋のK-1ジム・シルバーウルフにて、4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」のスーパーファイトでKrush-67kg王者・渡部太基と対戦する山崎陽一が公開練習を行った。
 昨年7月のK-1 WORLD GP-70kg初代王座決定トーナメント以来、約9カ月ぶりのK-1参戦となる山崎。公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは一発一発重いパンチとミドルキック、ヒザ蹴りを披露し「今は疲れが溜まっていて疲労のピークですが、精神的にはいい感じです」と現在の仕上がりについて語った。
 トーナメントでは現王者マラット・グレゴリアンにKO負けを喫した山崎だが、あの敗戦を糧に「グレゴリアンと戦ったことで、グレゴリアンが自分の基準になっている。今はあのレベルが普通だと考えて練習しています」。トレーニング方法を見直し、全局面でのレベルアップをテーマに練習を続けてきたという。

「グレゴリアンと比べると、自分はすべて劣っていたと思うので、すべてをレベルアップさせるような練習をやってきました。(具体的には?)今まで自分はほとんどフィジカルトレーニングをやっていなかったので、そこを取り入れたり、走りのトレーニングを増やしたり、全体的にスタイルアップ出来るようなメニューで練習をしています。今はその成果が日々の練習で上がっているなと感じています」
 対戦相手の渡部については「かなり熱い選手で、パンチもアグレッシブで蹴りも出来る。そして何よりハートが強い」としたうえで「間違いなく噛み合う試合になると思う」と予想。その一方で「今までは対戦相手の研究・対策よりも自分のスタイルを出すことを意識してたんですけど、今回は試合が決まってから(渡部と同じ)サウスポーの選手としかスパーリングしていません」と入念に渡部対策を練っており、シルバーウルフに出稽古に訪れた-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックともスパーリングを重ねている。

「まだK-1のリングでは勝っていないし、まずはK-1のリングでしっかり勝ちたい。渡部選手はKrushのチャンピオンだけど下の階級(-67kg)の選手だし、ここでは負けられない」と必勝を誓う山崎。「グレゴリアンとはもう1回やりたいし、一つ一つ勝って行かないとグレゴリアンまでは辿り着けない。これからの試合はすべて勝っていくだけです」と渡部戦の先に見据えるものはずばりグレゴリアンへのリベンジだ。
 会見の最後に山崎は「自分が見せられるのは倒すこと。KOにはこだわっているし、見ている人もそこを楽しみにしているはず。今回も倒せるように全力でやるだけです。必ず盛り上がる試合になると思うので楽しみにしておいてください」とファンにメッセージ。地元・福島の人たちにも「地元で中継を見てくれる方もたくさんいるので、地元が元気になるような熱い試合をします」と言葉を送る。

 4月のKrush後楽園大会ではKrush-70kg王者・中島弘貴と挑戦者ジョーダン・ピケオーによるタイトルマッチが行われ、山崎が出場するK-1でも松倉信太郎×秋元和也の-70kg Fightが組まれている。熾烈なサバイバルマッチが続く-70kg戦線で山崎は結果を存在感を見せられるか?
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