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[ニュース]2019.2.26
「K'FESTA.2」3.10(日)さいたま 郷州征宜、苦難の1年を乗り越えて2019年は飛躍・巻き返しの1年にする!「僕は同じ境遇の子供たちから力をもらっている。そのお礼として勝って子供たちが喜ぶ姿が見たい」
    
 2月26日(火)東京・新宿区のK-1ジム総本部にて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の「スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で小宮山工介と対戦する郷州征宜が公開練習を行った。
 昨年は3連敗を喫して、Krushスーパー・フェザー級のベルトを失うなど苦難の年となった郷州だが、12月のKrush後楽園大会では山本直樹を相手に会場を揺らすような激戦を制して連敗脱出。「K'FESTA.2」では「K'FESTA.1」で予定されていた小宮山との“幻の一戦”を戦うことになった。この日は芦澤と同様に通常練習を公開練習として公開し、合計10Rのミット打ちの後には鬼気迫る表情でのサンドバッグの追い込みを披露した。

 郷州は「前回の試合で何とか勝つことができて、モチベーションも凄く上がって、とても良い練習が出来ています」と心身共に万全。2連連続の「K'FESTA」出場に向けて「穂の津に自分が出て良いのかなって気持ちもあったんですけど、オファーをいただいたからには最高の結果を出したいと思っています」と意気込む。

 対戦相手の小宮山については「小宮山選手は自分がプロデビューした時からチャンピオンでした。しかも自分が初めて負けた時の相手なので、今回『K'FESTA』という舞台で対戦することができて本当に嬉しいです」。常に前に出て圧力をかける郷州にとって、ステップワークと多彩な蹴りを駆使して戦う小宮山のファイトスタイルは“天敵”にも思えるが「梶原(龍児)代表がしっかりと対策を練ってくれて、ミットなどでも考えながらやってくれるので、自分はただその指示通りに動くだけです」と梶原代表と入念な対策を練っている。

 昨年の第4代K-1スーパー・フェザー級王座決定トーナメント決勝で武尊が小宮山に勝利した際には、武尊が腿へのヒザ蹴りを多用して小宮山の足を止めたが「小宮山選手は足を使うスタイルが持ち味なので、それをいかに防ぐかがテーマだ。もちろん武尊選手の試合も何回も見てますし、参考にしています。それがしっかり今度の試合で出せれば、絶対に勝てると思います」と小宮山のステップワークを潰すのが勝利の鍵だと分析した。

 耳が聞こえない同じ境遇の子供たちに希望を与えるために戦うと語ってきた郷州は「自分が子供たちの期待を背負っているというよりも、自分が子供たちにたくさんの力をもらっています。そのお礼として、勝って子供たちが喜ぶ姿が見たい。僕は子供たちには本当に力をもらっていて、子供たちのために頑張れるというのもあります。子供たちが笑顔で帰れるように、絶対に勝ちたいと思います」と、パワーをもらっているのは自分の方だと熱弁。「今年は年初から飛躍の年にしたいと心に決めていたので、まずこの一戦に必ず勝って飛躍します」と苦境を味わった昨年からの巻き返しを誓った。
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