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[ニュース]2019.3.12
「K'FESTA.2」一夜明け会見(3)林健太・村越優汰・久保優太・シナカリミアン
    
 3月11日(月)東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントで「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の一夜明け会見が行われた。
 ライト級タイトルマッチは下馬評での圧倒的不利を覆し、挑戦者・林健太が王者・卜部功也を降してベルトを奪取。勝利後は涙ながらに子どもたちへの思いを語ったが、会見では帰宅後のストーリーに言及。林家のほのぼのとしたエピソードに会場は笑いに包まれた。

「昨日もたくさんの応援、みなさんありがとうございました。前日のインスタグラムのストーリーの勝利者予想が86%が功也くんで14%が俺でだいぶ落ちていたんですけど(苦笑)、みなさんの予想を覆すことができて気持ちよかったです。

 会場もめちゃくちゃデカくて功也くんもめちゃくちゃ強くて、K-1の世界タイトルマッチで、もうめっちゃ緊張していたんですけど、3分3ラウンド=9分、多くても延長で12分間、もう水に潜るみたいな気持ちで息を止めて全力で行こうと思っていたので、特に功也くんのこととかは考えなくて、もう行くことしか考えていなかったです。

 功也くんは本当にパーフェクトで、非の打ち所がない、完全無欠のファイターみたいに言われていましたけど、俺はそんなパーフェクトにはなれへんけど、打ち合ってみんなが興奮できるような試合ができるチャンピオン、とにかく外国人と血が出るま打ち合って勝てるのは俺だと思うので、外国人と打ち合って(ベルトを)守っていきたいと思います。

 目標はとにかく毎試合毎試合、塩試合みたいな感じにならなくて、みんなに感動したとか興奮したと言ってもらえるようにスリリングな試合で盛り上げていきたいと思います。

 昨日は帰りが遅くて、帰ったら子どもは寝ちゃっていたんですけど今日朝起きたとともにベッドで子どもらと一緒に昨日の試合を振り返って、ベルトも見て『むっちゃカッコよかった』と言ってもらえて。行きたいところは個人的には横須賀のソレイユの丘っていうところでピザ作りの体験をしたいんですけど、ちょっとなんか“うーん”みたいな感じで、乗り物に乗りたいオーラが出ていたので、ちょっともう一回帰って話し合いですね(笑)。

 奥さんはディズニーシーに行きたいと言っているんですけど、僕はピザ作りに行きたいので、そこもちょっともう1回会議します。やっぱり減量が大変で、減量中にずっとインスタグラムで美味しいものを探していて、家族で行ける場所を探していていい所があったんですけど、めちゃくちゃピザが美味しそうやったんです。これをどうしても作りたくて、子どもたちに作りに行こうか? と言っても、『えー』とか言われて。パパに作らしてくれと言って。帰って話し合いをするんですけど、ここでほぼ決まりだと思います(笑)。

 これからは今まで通りに仕事はできないかもしれないですけど、ここまで来たら林健太、俺の人生は格闘家の人生で突き進んでいこうと思います。

 やっぱりみんなに興奮させて盛り上げて熱くなるような試合をして、最後にはみんなで笑顔になって、家族も笑顔になって、応援してくれている人もみんな笑顔になって、みんながスマイルになればいいなと思っていて、応援してくださっている会社のキャッチコピーがスマイル for youなので、みなさんこれからも林健太のことを応援して、最後は笑って1日を終えてください。これからもよろしくお願いします」
 昨日のフェザー級タイトルマッチで挑戦者・卜部弘嵩と対戦した王者・村越優汰。試合では右ジャブを上手く使いつつ、中盤以降は得意の三日月蹴りに加えヒザ蹴りを何度も弘嵩のボディに突き刺し、判定勝ちで初防衛に成功した。

 一夜明け会見では「初防衛戦ということで、かなり自分の中でもプレッシャーもあって、どうしても勝ちが欲しかったです。勝ててほっとしてます」と初防衛を果たした心境を語ると「僕の強さはまだまだ100%見せられてないと思う。強い選手をバンバン倒して行きたい」と今後の抱負を語った。

「昨日は初防衛戦ということで、かなり自分の中でもプレッシャーがあって、前回の試合で負けてしまって、今回は負けられないっていう気持ちが強くて、どうしても勝ちが欲しかったです。勝ててほっとしてます。

(K'FESTAという大舞台でようやく自分の力を発揮出来た?)やっぱりK-1に来てから自分の思う力が見せられてなかったと思っていて。昨日の試合は自分の実力を少しは見せられたのかなとは思います。(蹴りを活かすために上手くジャブを使っていた印象があったが?)やっぱり自分の武器は蹴りなんで。良いところは消さずに、さらにパンチを磨いてきたって感じですね。

(これからもシルバーウルフでの出稽古は続けていく?)それはちょっとまだ考えてないんですけど、とりあえず今回の試合にかなりかけてたんで、それまではとりあえずお世話になっていたという感じです。

(前回は相手をなめていた部分があった?)正直舐めていた部分もあったのかなとは思います。あとは外国人選手で少し気持ちも乗らなかった部分もありました。それでも負けてしまったんで…。今回は悔しい思いがあったし、今回の相手の卜部選手のことは凄い尊敬しているんで、かなり気合いが入ってましたね。

(練習量が違った?)かなり練習量も多くしましたし、今までやってきてなかったことを幅広くやった感じです。あえて一つ挙げるならパンチを磨いたところですかね。ボクシングジムにも練習に行かせてもらいました。

(今後の目標は?)さっきも言ったように、僕の強さはまだまだ100%見せられてないと思うんで。しっかり見せるためにも強い選手をバンバン倒して行けたらなと思います。(同じくシルバーウルフで練習している小澤海斗選手からベルトを狙って行きたいという発言もあったが?)いつでも自分は。全然負ける気しないんで」
 城戸康裕を延長判定で下し、2度目の防衛に成功したK-1ウェルター級王者・久保優太。バッティングによる負傷があり、サングラス姿で登場すると、妻との生活、アンチにも言及する“久保ワールド”を展開。野杁正明を降したジョーダン・ピケオーを次期挑戦者として逆指名した。

「昨日3ラウンドにバッティングがあって、眼窩底骨折しちゃったんです。だから今日はちょっとサングラスをして、こうやってチャキーンって(笑)。よろしくお願いします。

 試合は僕が1ラウンドから3ラウンドまでペースを取って、ポイントも取って勝てたかなと思ったらドローだったのでヤベェと思って、集中力が切れちゃったんです。でもトレーナーに『マストシステムだからちゃんとしっかり気合いを入れ直してやれ』と言われて、最後にちゃんとガーン!と前に出ることができました。本当に城戸選手のベルトに対する執念というのを感じて、それに対して僕もバン!と行った感じです。僕もベルトに執着しているというか。

 試合前にAbemaTVの『ONE DAY』で、僕が遊んでいるというか振り回されてる(苦笑)、そういう感じの印象、格闘家でない雰囲気を出しているのをアンチの奴らがメチャクチャ騒いでて、燃料を与えてしまったので、ここは勝たないとマジでヤバいと思って。

 それで肝心の妻のサラちゃんが、なんと昨日は隠れて来てくれていたらしいんです。LINEで『観てたよ』って会場の写真を送ってくれて、『カッコよかった、感動した!』って書いてありました。パッと見てパッと帰ったみたいなんですけど…応援に来てくれてカッコいいところを見せられてよかったな、頑張った甲斐があったなと思います。すみません、何かプライベートなことで。

 僕は結構ベテランになってきて、ダメージとか怪我が多くなってきて、試合間隔が開くことが多かったので、1年ぶりというのは体調的には感じなかったんですけど、やっぱりさいたまスーパーアリーナのメインアリーナ大会っていう大舞台で、1年ぶりに試合ができたことすごく嬉しかったというか、入場の時もすごくテンションが上がりました。超満員のお客さんがいる中でできたっていうのがすごくテンションアゲアゲだったなぁって思ってます。

 11月にピケオー選手から対戦表明をされて、僕は3月にやってもよかったと思っていたので、チャンピオンとして迎え撃ちたいなと思っています。ただタイミングは、怪我もしちゃって今すぐにって言うにはアレなんですけど、次の防衛戦はぜひピケオー選手とやりたいと思っています。

 ごくごくわずかな久保優太ファンの方々、どうも応援ありがとうございました。たくさんのアンチの方は、これからも僕のツイッターをたくさん燃やして頂き、これからもたくさん炎上させてください。よろしくお願いします。今日は平日なのに、お忙しいところたくさん来て頂いてありがとうございます!」
 昨年9月の初代クルーザー級王座決定トーナメントを制して王者となったシナ・カリミアン。挑戦者・加藤久輝との初防衛戦では、加藤を相手にリーチを活かした前蹴りを駆使するなど、より洗練された戦い方で判定勝利した。

 一夜明け会見では「昨日の試合は良い結果を出せて本当に嬉しく思うし、ファンの皆さんに喜んでもらえたことが本当に嬉しい」と試合を振り返り、前日計量で乱闘寸前になった加藤に対しては「カトウはおしゃべりが過ぎるから、自分はリング上でパンチで回答してあげたまでだ」とキッパリ。

「K-1という歴史のある有名なプロモーションで戦えていること、K-1では名前を知られている大勢のファイターが戦っているし、そのK-1の一部であることを心から誇りに思う」とK-1王者としての誇りを語った。

「昨日の試合は良い結果を出せて本当に嬉しく思うし、ファンの皆さんに喜んでもらえたことが本当に嬉しい。(対戦した加藤選手の印象は?)彼に対しての印象は試合前と変わっていない。試合前にも言ったように、彼はおしゃべりが過ぎる。だから自分はリング上で、パンチで回答してあげたまでだ。

 K-1という歴史のある有名なプロモーションで戦えていることを本当に嬉しく思う。K-1では名前を知られている大勢のファイターが戦っているし、そのK-1の一部であることを心から誇りに思う。

(トーナメントの時より戦い方が洗練されていた印象があったが、日本に残ってトレーニングしていた成果が出た?)もちろん日本に残って練習することは、新しい環境で知らないこともたくさんあって大変だったが、その中で順応して新しい発見もあったし、結果として自分の戦い方に影響があり、良い結果を生み出せたことは本当に嬉しい。

(試合後には他団体のチャンピオンとの対戦をアピールしていたが?)アーテム・バキトフ(GLORY王者)というロシアのキックボクサーの名前を出したが、彼とそういう機会が与えられたら嬉しいし、そこはK-1にお任せするよ」
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