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[ニュース]2019.3.12
「K'FESTA.2」一夜明け会見(4)武居由樹・ピケオー・バレラ・ヨセフィン
    
 3月11日(月)東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントにて「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K'FESTA.2〜」の一夜明け会見が行われた。
 日本vs世界・7対7の先鋒戦を自ら志願した武居由樹。スペインのサンドロ・マーティンを見事1RでKOし、最高の形で対抗戦の口火を切った。一夜明け会見で武居は「試合直前に初めて古川会長から『1Rから倒しに行け!』って言われて、けっこう気合入って1R目からガンガン行けました」と会長から発破をかけられたことが1RKOにつながったと明かし「今回は全く怪我がないので6月大会も出たい」と両国大会への参戦をアピール。

「相手は日本人でも全然かまわないし(今回対戦が流れた)アレックス・リーバス選手でもかまわないし、もっと強い選手でも全然やりたい」と出場に意欲を見せた。

「昨日は何とか1RKOで勝てて良かったです。直前に対戦相手が代わって、あんまり対策は出来てなかったので、リーバス戦用の対策のまま行って、その中で倒せて良かったです。相手のサンドロ選手も対策は出来てなかったと思いますけど、蹴りもけっこう強かったです。(日本vs世界の先鋒戦を戦って)自分が7vs7の先鋒戦だったんですけど、それまでけっこう判定決着ばかりで『自分がここで流れを変えなきゃ』と思っていたら、試合直前に初めて(古川)会長から『1Rから倒しに行け!』って言われて、けっこう気合入って1R目からガンガン行けました。

(スーパー・バンタム級もニューフェイスが出てきたが、久しぶりに日本人選手と戦ってみたい?)そうですね。若くて強い日本人選手が出て来てますけど、僕は組まれたら全然戦います。でも自分にはまだ届かないと思っているので、日本人選手とやってもしっかりKOで倒して見せます。(6月の両国大会ではイメージポスターにもなっているが?)自分は全く怪我がないので、K-1サイドやジムとも相談して、6月大会も出れたら出たいですね。相手は日本人でも全然かまわないし、リーバス選手でもかまわないし、僕は強い選手とやりたいんで、もっと強い選手でも全然やりたいです。

(昨日に関しては指令通りの1Rで古川会長から褒められた?)昨日終わった後採点が出て、100点中40点でした(笑)。まあ高得点なのかなって。(あとの60点は何が足りなかったのか質問はした?)質問はしないですけど、何があっても多分100点は出ないと思うので、40点ならいいのかなって思います(笑)。(表彰式で武尊選手と熱心に話をしていたが、ムエタイ王者と戦った感触を聞いていた?)そうですね。武尊選手の試合を見ていて本当に凄いなと思って『おめでとうございます』と伝えて、武尊選手は『やっぱ蹴りが強かったよー』って返してくれて『ああ、そうなんですねー』って感じです(笑)。

(武居選手もかねてからムエタイ王者と戦ってみたいと発言していたが?)そうですね。12月はムエタイの元王者とやってあんまり納得出来る結果じゃなかったので。リベンジじゃないですけど、(次にやる時は)武尊選手みたいにしっかり倒したいと思います」
 野杁正明との“日本・オランダ怪物対決”を制したジョーダン・ピケオー。一夜明け会見では上機嫌に試合を振り返り、勝利後のマイクでも語ったようにウェルター級王者・久保優太が守った王座への挑戦を改めて宣言した。

「タフな一戦だったけど、自分の持てるものを全て出し切ったと思っているから、とてもよい試合だったと思う。

 マサアキはとてもタフでハードな相手だった。すごく強い攻撃をいくつかもらって、その借りを返すつもりで自分もパンチをお見舞いした。以前伝えた通り、彼は前に出る選手で後ろに下がるような展開になった。そんな感じの試合だったと思う。

 記者会見にこんなに多くのファンの方が集まるとは思っていなかったから、これだけ大勢の方に見て頂いてすごく嬉しく思う。次に狙いたいのはユウタ(久保優太)が昨日守ったK-1のベルトです。また日本に戻ってきてこのベルトに挑戦して、早くK-1のチャンピオンになりたい。自分のジムの仲間も日本でタイトルを獲りたいと言っていて、自分もユウタのタイトルを目指して、チームメイトと一緒にチャンピオンになれたらいいなと思っています」
「とりあえず試合は1Rで終わらせる」と豪語していた芦澤竜誠を相手に得意のパンチで3度のダウンを奪い、逆に1RKOで返り討ちにしてみせたホルヘ・バレラ。一夜明け会見ではアシザワとの対戦に備えてTeam Jesus Cabello一丸となって準備を行ってきたことを明かすと、会見の最後には弟分のアレックス・リーバスが家族の事情で欠場を余儀なくされたことをファンに詫びた。

「今回また日本に来るチャンスを与えてくれてありがとう。そして昨日はとても素晴らしい一日を過ごすことが出来たし、素晴らしいファイトを見せることが出来たと思う。(芦澤選手の印象は?)アシザワも皆さん知っての通り素晴らしい選手だし、有名な選手だ。その対戦に備えてとても厳しいトレーニングをチーム一体となってやってきた。とにかく勝つという思いでやってきたし、その結果が出せて嬉しい。(K'FESTAという大きな舞台で試合をした感想は?)前にも言ったとおりK-1に出場することが自分の夢だったし、それが叶えられてとても嬉しい。これで終わりではなく、まだ続きがあるので、またぜひとも自分のファイトを見てほしい。

(所属するTeam Jesus Cabelloはチーム全体がK-1参戦に意欲的だが、バレラ選手個人としてK-1に売り出したい選手はいる?)皆さんがまだ知らないかもしれないが、とても良い選手がたくさんいるので、できれば彼らもどんどんK-1の参戦していってほしい。すいません最後に一言、同じチームにいるアレックス・リーバスが今回急遽日本に来ることが出来なくなってとても残念だった。彼はしっかりとトレーニングを積んでいたが、皆さんにその姿をお見せすることができなくて申し訳なく思っている。次は必ず彼もその姿を見せてくれると思うので、よろしく」
 日本vs世界・7対7で、過去に敗れているKANAと対戦し、判定勝利を収めたヨセフィン・ノットソン。前回の敗戦はアクシデントによるものだと主張しており、今大会ではダイレクトリマッチでリベンジを達成する形となった。会見でヨセフィンは「涙が出るぐらい本当に嬉しかった」と語る一方、K-1への連続参戦、女子王座の制定も希望した。

「昨日の試合は自分が思っていた通りの結果になり、とても嬉しく思っている。前回の試合でも自分が勝ったと思ってましたが、負けになってしまったので、今回は必ず勝ちたいという気持ちがすごくあって、今回の結果には涙が出るぐらい本当に嬉しかった。このような大きな大会に出られることはモチベーションにも繋がりますし、日本のファンの方の応援はとてもアツいので、自分もよりいっそう盛り上げる試合をしようという気持ちになった。

 もともと私はムエタイがベースだけど、前回の試合以降、K-1ルールの練習をして、ルールにアジャストする練習をしてきた。KANA選手はボクサー的な試合スタイルで頭から入ってくる選手なので、ムエタイに慣れている自分が彼女を掴まないようにするのは常に注意しておく必要があった。でも今後はK-1ルールの試合が増えていくと思うし、自分ではK-1ルールに合っていると思うので、今後はこのルールによりいっそう挑戦できるよう練習をしていきたいと思うわ。

 私は日本と日本のファンが大好きだし、今後もK-1で試合をしていきたいという気持ちがすごくある。K-1は本当に完成された素晴らしい大会なので、そういったところで試合を続けられるというのは自分にとって非常に嬉しいこと。

 もし今後K-1がタイトルを作るのであれば女子のトーナメントを開催して頂いて、もちろんその中にKANA選手も参加してもらいたい。でもそのためにはもっと多くの女子選手が出て女子を盛り上げていく必要があるから、仮にそれがトーナメントじゃなくても、大きな舞台を用意してくれるのであれば、K-1女子のカテゴリーでベルトを懸けて戦いたい。

 先ほども言ったように、自分は前回の試合で負けたと思っていなくて、それを証明するためにも今回は必ず勝たなきゃいけないと思っていた。昨夜勝ったことにより、自分の方が強いということを証明できたと思う。KANA選手とは将来的にまた戦う機会があれば戦うけれど、自分の気持ちの中ではKANA選手には2回勝っているイメージなので、もしやるならトーナメントになるだろうし、次は違う選手と戦いたいと思う」
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