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[ニュース]2016.4.9
4・10「Krush.65」第2代女子王座決定戦は闘牛士と猛牛の戦い!?KANA「最高の舞台で倒して勝つ」VS紅絹「牛が闘牛士を刺すこともある」
    
 4月9日(土)東京・大久保にあるGENスポーツパレスにて、東京・後楽園ホールで開催される「Krush.65」の前日計量・記者会見が行われた。
 現在空位となっている女子王座を決める戦いがいよいよ明日行われる。第2代女子王座決定戦に臨むKANAと紅絹はどちらもリミットちょうどの50.0kgで計量をクリアし、前日会見で意気込みを語った。

 先にマイクを持ったKANAは「計量が終わって明日の試合を迎えることが出来ます。本当に試合が待ち遠しくて、紅絹選手は最高の選手だと思うし。Krushという最高の舞台でできることをうれしく思います。KOで思いっきり暴れたいと思います」と挨拶。

 これを受ける形となった紅絹は「今日は悪口を言おうと思ったんですけど、最高の選手って褒められたんで良いことを言おうと思います」と切り出し「タイトルマッチのために最高の準備をしてきました。KANA選手を倒してこそKrushだと思うので、KANA選手を倒します」と力強く語った。

 プロ戦績3戦3勝3KOのKANAに対して40戦を超える戦績のなかでまだ一度もKO負けしたことがない紅絹。試合決定時からKANAの「絶対倒す」と紅絹の「絶対倒れない」という言葉がクローズアップされてきたが、この日の会見でも両者は一歩も譲らず。

 紅絹はこの試合のために先輩のグレイシャア亜紀、そしてプロボクシング女子世界3階級王者の藤岡奈穂子らとスパーリングを重ね「恐怖心は全くないです。グレイシャアさんの方がKANA選手よりずっと強いと思っているんし、藤岡さんには死ぬかと思うほど殴られた。それで大丈夫だったんで、KANA選手の攻撃も大丈夫です」と不倒宣言。

 一方のKANAもシルバーウルフの男子選手たちとスパーリングしてきたことを明かし「いつも男子とスパーリングしているんで試合よりボコボコにされています。紅絹選手は死ぬかと思うほど殴られたと言っていますが、だったら自分の攻撃を食らって死ぬんじゃないかなと思います。今まで倒されたことがないだけで、倒せないわけじゃない」と危険な言葉で通告する。

 さらに牛柄のコスチュームで“牛キャラ”として知られる紅絹が「今の私はお肉も脂ものっていて、いい牛の状態」と言うと、KANAは「明日は脂がのった牛を倒します」とキッパリ。すると今度は紅絹が「明日は良い闘牛士が相手だけど、牛が闘牛士を刺すこともあるから気をつけてください」と返し、舌戦は続く。

 またタイトルマッチに挑む心境について聞いても、両者は対照的な言葉を残している。

KANA
「私はいつも毎試合かける想いは最高です。ベルトがあるから気合いが入っているのではなくて、今回も気合いが入っています」

紅絹
「私にとってタイトルマッチは特別なもの。しかもずっと出たかったKrushとなれば思い入れがあります。今回は集大成というくらい気合いが入っている」

 会見の最後に両者は「紅絹選手も最高に仕上げてくれているので最高の試合が出来ると思います。KOで倒してベルトを巻きます。満開の笑顔を咲かせます」(KANA)、「これだけ注目されているKrushで、いかに良い試合が出来るか自分でも楽しみです。入場もひっくるめて楽しみにしてください」(紅絹)とファンにメッセージ。

 会見後の写真撮影ではフェイス・トゥ・フェイスで睨み合い、最後までライバル心をむき出しにしているKANAと紅絹。明日の試合が終わったあと、腰にベルトを巻いているのはどちらだ!?
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