ニュース
[ニュース]2015.11.20
-60kgタイトルマッチ前日会見は嵐の前の静けさ!?運命の兄弟対決を前に王者・功也×挑戦者・弘嵩どちらも平常心
    
 11月20日(金)東京・ホテルメトロポリタンエドモントにて、明日、東京・国立代々木競技場第二体育館大会で開催される「K-1 WORLD GP 〜THE CHAMPIONSHIP〜」の前日会見が行われた。
 ベルトをかけた試合としてだけでなく兄弟対決として注目を集めている-60kgタイトルマッチ=王者・卜部功也×挑戦者・卜部弘嵩。これまで会見や公開練習で試合への想いを語ってきた両者が、いよいよ拳を交えることになる。

 王者として兄・弘嵩を迎え撃つ弟・功也は「トレーニングは順調でコンディション的にはばっちりなので明日は期待してほしい」と挨拶。インタビューでは「この試合が終わった時に普通の兄弟に戻れなくてもいい」という悲壮な覚悟も口にしていた功也は「心境的にはそういう気持ちですけど、それは試合が終わってみないと分からない。ただ僕はそのくらいの覚悟を持って、必死になってトレーニングしてきました。ベルトを守るために、色々考えたけど、その気持ちを乗り越えてベルトを守りたい」と今はK-1王者のベルトを守ることに集中している。

 写真撮影では隣に並び、視線を合わせる場面もあったが「(弘嵩と)向かい合っても、あんまりもう余計なことは考えてないです。普段通りって感じです。そうしないと今まで戦ってきた相手にも失礼だし、僕はどの試合もどの相手も大切に戦ってきた。この試合でも同じです」と平常心を強調した。

 対する弘嵩は一貫して「一番はチャレンジャーとして勝つことです。必ずベルトを獲る」という姿勢を崩さず。質疑応答で挙がった質問にも「あまり考えていない」や「何も思っていない」という言葉を返し、さらには「精神状態は過去最高にリラックスしています」とキッパリ。「こうしてリラックスしてこの場にいるのが一番の手応えです」と功也以上に気持ちを落ち着かせていた。

 前日会見では感情を表に出さなかった功也と弘嵩だが、弘嵩が公開練習で「気持ちを抑えていた方が試合で爆発できる」と話したように、明日のリング上では互いの熱い想いが激しく交錯するに違いない。
トップページへ戻る