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[ニュース]2019.6.8
「K-1 KRUSH FIGHT.102」6.21(金)後楽園 王者・江川優生、挑戦者・TETSUの「1発もらっても3発返す」発言に対して……「自分のパンチが当たれば1発で倒れる。倒すイメージしかない」
    
 6月7日(金)東京・足立区のPOWER OF DREAMにて、6月21日(金)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.102」の[K-1 KRUSH FIGHTフェザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で挑戦者TETSUと対戦する王者・江川優生が公開練習を行った。
 今年1月の「Krush.97」で西京春馬を下し、念願のベルトを手にした江川。まだ21歳と今後に大きな期待がかかる新王者だが、初防衛戦ではさらに若い18歳、3連勝のチャレンジャー=TETSUと対戦する。

 西京戦後に左拳の怪我が再発し、試合間隔が空いた江川だが「体調はバッチリで相手がどうこうじゃなくていつも通りな感じです。拳も万全で今は左の拳もしっかり使って練習しています」とタイトルマッチに向けて万全の状態。ハードパンチャーの宿命とも言える拳の怪我に関しても「拳のケアは本当にしっかり意識しています」と日頃かた意識を高く取り組んでいる。

 今回の試合に向けて先輩の武居と同様に、江川も古川会長に薦められてタイ修行を敢行した。

「自分が練習に行ったシッソーンピーノーンジムには、先に先輩の由樹くんが行っていて『お前もそこに行ってこい』と会長に言われました。由樹くんも言ってましたけど、正直言うと練習はウチの方が全然きつかったですね(笑)。ただ環境が違うんで、それが刺激にはなりました。練習としてはパンチもやったんですけど、ムエタイなんで蹴りの練習が多くて、ムエタイならではの蹴り方や距離感なんかを少し掴んだんじゃないかなと思っています」

 得意のパンチとタイで学んだ蹴りも融合させていきたいと語る江川だが、あくまで自分のスタイルは“ボクシングキック”だと自負している。

「キックボクシングなんですけど、自分はボクシングキックってイメージでやってます。割合で言うとパンチが7割ぐらいじゃないですかね。何だかんだいってもこれまで倒す時はパンチでしか倒してないんで。ちょっとパンチに過信しちゃうところはあると思いますけど、今回も倒す時は最終的にはパンチですかね」

 自らも若手のホープと期待される中で、さらに若い18歳のTETSUを迎え撃つことについて「やっぱり若いんでこれからまだどんどん成長してくる選手だと思う。自分とやる時にも前とは何か変わってくるんじゃないかと思ってるんで、そこはしっかり対応して行きたい」と一戦毎に進化を遂げてきたTETSUの成長力を警戒する。

 江川の所属するPOWER OF DREAM、TETSUの所属する月心会は共に対戦相手に対する研究・対策をしっかりと練り、ジムとしての結束力も高い。江川は「月心会は本当にみんなしっかり相手の戦略を練ってくるジムだと思うので、そこは警戒しています」と月心会の“チーム力”を認めつつも「こちらも会長の対策は万全ですし、自分は倒すイメージしかないですね」と、古川会長の対策に絶対の信頼を置いている。

 TETSUの「1発もらっても3発返す根性で戦う」という発言に対しても「当たれば1発で倒れると思う」と自らの強打に絶対の自信を見せた。

 今回はKRUSHでの防衛戦に臨むため、K-1両国大会への出場は叶わなかった。江川は「正直言うと由樹くんと一緒に出て大会盛り上げられたらなと思ってたんですけど、決まったからにはしっかり防衛してKRUSHを盛り上げる。そして次はK-1という形で行きたいと思います」と王者としての責任を果たし、K-1出場という目標を掲げた。

 江川自身が「村越選手と戦いたい」とK-1フェザー級王者・村越優汰との対戦をはっきり望んだこともあり「今回の試合は(村越戦に向けても)大事な一戦。しっかり印象を残して勝ちたい」と村越への挑戦権を得るためにも重要な一戦だと捉えてる。

 最後に「6月21日はしっかりこのベルトを守り抜いて次につなげたいと思ってるんで、ぜひ応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った江川。関西の新鋭TETSUを返り討ちにし、自らが望む一戦につながる戦いを見せられるか?
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