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[ニュース]2019.6.18
「K-1 WORLD GP」8.24(土)大阪 ライト級王者・林健太が地元凱旋で18歳・ヨーロッパの新鋭と激突!「ここで負けたら『チャンピオンどないなっとんねん?』と思われるんで、しっかり倒して勝つ」
    
 6月16日(日)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて、8月24日(土)エディオンアリーナ大阪(第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」の第1弾対戦カードが発表された。
 昨年12月のK-1大阪大会のライト級世界最強決定トーナメントで優勝を果たし、今年3月の「K'FESTA.2」では卜部功也の持つK-1ライト級王座に挑戦し、下馬評を覆す勝利で第3代王座に就いた林健太。今回は念願のベルトを手土産に地元凱旋(※林は兵庫県加古川市出身)を果たし、ベルギー出身のトルコ人ファイター=デニス・デミルカプと対戦する。

 デミルカプは18歳ながら既にプロ・アマ含めて70戦以上のキャリアを誇る若き天才。アグレッシブかつ、パンチ・蹴り共に使いこなすオールラウンドな戦い振りでプロ戦績の6勝のうち5つがKOという高いKO率を誇る。

 会見ではデミルカプのコメントが読み上げられ「K-1に出場する事は自分にとってずっと夢だったから本当に嬉しかった。ケンタのファイトスタイルは好戦的で好きだ。ファンも見ていてケンタの試合を楽しんでいると思う。ただしナンバーワンは2人もいらない」と断言。「俺がケンタをKOして、この階級のナンバーワンであることを見せつけてやる」と豪語した。

 K-1王者としての初戦が凱旋試合となる林は「デミルカプ選手は18歳やったら百歩譲ってケンタ“くん”かケンタ“さんと呼ばないと(苦笑)。ちゃんとケンタ“くん”かケンタ“さん”って呼ばさせるようにボコボコにしてやろうと思います」と意気込みを語ると、「こんなヤツに負けたら功也くんに対しても申し訳ない。チャンピオンになって1試合目、しっかりKOで倒したい」とKO勝ちで格の違い見せると宣言した。 

林健太
「(デミルカプのコメントを聞いて)まず18歳やったら百歩譲ってケンタ“くん”かケンタ“さん”と呼ばないと(苦笑)。まだ相手の映像は見てないんですけど、この間の大阪大会の時もそうですけど、何か僕の時だけめっちゃイケメンを当てられるんで、絶対に負けられへんって気持ちも増えました(笑)。ちゃんとケンタ“くん”かケンタ“さん”って呼ばさせるようにボコボコにしてやろうと思います。

(凱旋試合に対する意気込みは?)対戦相手がまだ18歳で、戦績はアマチュアとかも含めたら多いかもしれへんけど、全然名前も聞いたこともないようなファイターやと思って。多分ファンの人も世間の人も『林はこんなヤツに負けられへんやろ』と思ってるだろうし、僕も同じことを思っています。こんなヤツに負けたら功也くんに対しても申し訳ないという気持ちもあるし、チャンピオンになっての1試合目、しっかりKOで倒したいと思います。

(チャンピオンになってからの周りの反応は?)やっぱりK-1という名前はブランドなのでK-1の世界チャンピオンって響きを皆さん凄い喜んでくれて、家族も喜んでくれました。あと去年は休む暇もないぐらい試合をしたんですけど、今回久しぶりに半年ぐらい試合間隔が空いたんで、ゆっくりリラックスして家族で過ごして大分心の充電も出来たので、そろそろ試合に向けて動き出したいと思います。

(K-1王者としての自覚も芽生えてきた?)それもありますし、今日発表された野杁(正明)くんの相手がめっちゃ本物感あるヤツやけど、この対戦相手はあんまりよう分からへん若い子やから、こんなんに負けたら『チャンピオンどないなっとんねん?』と思われるんでしっかり倒したいですね。

(チャンピオンになってから家族サービスはできた?)チャンピオンになったあとの記者会見で言ったとおり、僕が行きたかったピザ作りにも行って、家族もめっちゃ良い反応でした。今月の11日が息子の誕生日やったんで、奥さんも行きたいと言っていたディズニーシーに連れて行ってあげて、約束は大分果たせました。あと来週、去年どうしても行けなかった沖縄に旅行に行くので、そこでリラックスモードは終了。試合に向けて戦闘モードに入ろうと思います。

(以前は現場仕事と格闘技を両立していたが?)ずっと兄弟3人で仕事をさせていただいていた職場ですごく恩があるので、人が足りない時に応援という形で手伝っています。基本的に今はもう格闘家一本って感じでやらせていただいてます。

(今後の目標は?)皆さんが思っているようにゴンナパー・ウィラサクレックにはリベンジしないと駄目やろと思いますし、僕自身いつまでもあんな右フックで瞬殺された映像を使って欲しくないので(苦笑)そろそろリベンジしたいと思ってます。K-1のライト級であと誰が強いか?となったらやっぱゴンナパー選手だけやと思うんで、しっかりリベンジはしたいなとは思ってます。

(3兄弟でK-1大阪大会に出場したいと言っていたが?)5月にお兄ちゃん(林将多)がKRUSHで復帰して、大阪大会に3人で出たいって言い始めたのはお兄ちゃんなんですよ。『弟二人の戦ってる姿を見てるともう一度やりたいって気持ちもあるし、兄弟3人で大会に出たことがないからそれを目指して俺頑張るわ』ってことで復帰して、そしたら復帰戦の初っ端でアイツこけやがったんで(苦笑)。

 あんま偉そうなことは言えないんですけど、また7月の『K-1 KRUSH FIGHT』で試合を組んでいただいたので『しっかり挽回してくれよ!お兄ちゃん!!』って感じで。弟(林勇汰)も6月30日の両国大会に出るのでしっかりと良い勝ち方をしてもらって。お兄ちゃんもいただいたチャンスを無駄にせず、しっかりと良い勝ち方してもらって、3人で大阪大会出たいって気持ちがあります。

(SNSで将多選手をミット打ちでしごいている映像がありましたが?)前はお兄ちゃんをミットでしごいてましたけど、今は弟をしごいてます(笑)。弟が出る6月のK-1両国大会は色んな人が見てるので、良い勝ち方をすればたくさんチャンスをもらえるんじゃないかなと思っています。なのでまずは弟に頑張って欲しいですね。

(今年から関西でもK-1アマチュア・K-1甲子園の予選が始まるが?)僕はお兄ちゃんが関東に出てきたのを追っかけるように出てきて、今は関東でやっています。でも元々は関西のSFKという神戸のジムに所属していて、そこは皇治さん、KHOASに出ていたK-1ジム五反田の鈴木孝司選手とかけっこうK-1ファイターがたくさんいるジムだったんですね。

 皇治さんはいつも『自分も昔はちっちゃいクラブで試合をやってきた』と言ってますけど、僕もちっちゃいクラブみたいな箱で試合をして、アマチュアも経験して。一度K-1甲子園には出ましたけど、普通に一回戦で負けました。

 色んなアマチュアの大会があるのであればたくさん試合をして経験値を積んだ方がいいし、もし負けたとしても、自分みたいにK-1甲子園で一回戦で負けした選手でも世界チャンピオンにはなれます。負けてもいいのでたくさん試合に出て欲しいと思います」
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