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[ニュース]2019.7.2
スーパー・バンタム級王者・武居由樹、全試合KO勝利でトーナメント制覇もPOWER OF DREAM古川誠一会長の採点はまさかの“20点”!?一夜明け会見で2階級制覇の野望も語る
    
 7月1日(月)東京・飯田橋にあるホテルメトロポリタンエドモントで「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント〜」の一夜明け会見が行われた。
 トーナメント3試合をいずれもKOで勝利し、王者として圧巻の優勝を果たした武居由樹。しかし一夜明け会見では厳しい採点で知られる古川誠一会長の評価がまさかの「20点」だったことを明かし、武居自身も倒そうという気持ちから動きが硬くなった反省を口にする。そのうえで武居はさらなる進化・向上を誓うとともに、将来的な目標として2階級制覇を掲げた。

武居由樹
「こんにちは、足立区から来たPOWER OF DREAMの武居です。昨日はとにかく頑張りました。本当に全試合KOを狙っていて、倒しに行っていつもより気持ちが前に行った試合でちょっと動きが硬かったんですけど、結果的にはよかったです。(トーナメントを振り返って)一回戦のリーバス選手は思ったよりというか、分かっていたんですけどパンチのスピードが速くて、1発・2発ぐらいパンチをもらっちゃったので、そこはちょっと反省しています。パワーもあったので結構強かったです。

 準決勝の玖村修平選手は一回戦のダメージがあったのが分かったので、これは最初から行こうと思って気持ちで行きました。修平選手がバックブローが得意だったので自分もバックブローに行ってダウンが取れたのでよかったです。それで決勝の玖村将史戦は自分の動きとしては緊張、倒そう倒そうという気持ちが出て硬かったし、KRUSHのチャンピオンだけあって強かったです。

(全試合1R KOを目指していたが)1ラウンドに1回ダウンを取ったんですけど、あまり効いていないなと思って。それで行けたら行こうと思ったんですけど、2ラウンドに入っちゃって、ちょっと『あー…』と思ってしまいました。30秒足りなかったというか、30秒オーバーしちゃいました。(決勝戦のフィニッシュについて)パンチが効いたのは分かってパンチから蹴りまで繋げようとしていました。それで蹴りを出した時に頭の位置を見て軌道を変えたんだと思います。たぶん咄嗟の蹴りです。反射ですね、はい。

(今後は?)階級を上げるのも面白そうなんですけど、(フェザー級には)後輩の江川優生がいるし、どうしようかなみたいなところがあって、会長と相談します。自分の体格というか体重的には今のスーパー・バンタム級が本当にベストで、フェザー級だと少し小さいんですよね。でも挑戦という意味でフェザー級に上げるのはいいかと思います。

(古川会長の採点は?)20点でした(苦笑)。1回40点が出て“おっ!”と思ったんですけど、その後で0点が出て、最後の最後で20点が出たので、たぶん20点だと思います(苦笑)。(足りないのは)動きの問題だと思うんですけど、足が止まったりした部分もあったし、パンチもかすったりしていたのでそれが減点になったと思います(笑)。

(試合後に語った格闘技を引っ張る2人については)自分も格闘家なのでいつかは超さなきゃいけないなと思っています。今はそれだけです。(自分の知名度を向上させるには?)こうやって昨日みたいにどんどん結果を出すしかないのかなと。それしか自分ができることはないのかなと思います。

(階級アップは考えている?)そのうち上げるのは上げると思うので、2階級制覇は最低でもすると思います(古川会長の採点で残り80点を上げるためには?)どこだろう、どこが足りなかったんですかね。まぁよくも悪くも気持ちが出すぎたのがダメだったのかなと思います。あと言われたのが、昨日みたいにあんなガチャガチャした試合だったらボクシングに転向しろと言われました。

(倒すために心掛けていることは)ずっと倒そうという意識があって、トーナメントなのでダメージなく終わらせたかったのと、気持ちの部分が大きかったです。今回は結果を見せたかったので、とにかく倒しに行こうという気持ちが出ました。それがKOに繋がったと思います。昨日はたくさんの応援ありがとうございました。まだまだ頑張るのでこれからも応援よろしくお願い致します。ありがとうございました」
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