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[ニュース]2016.4.11
レオナ・ぺタス、オランダ武者修行で精神力と自信を身につけた!日本代表決定トーナメントでは結果至上主義に徹する!?
    
 4月11日(月)東京・バンゲリングベイ江古田にて、4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」の1回戦で闘士と対戦するレオナ・ぺタスが公開練習を行った。
 今回のトーナメントに向けてオランダの名門Mike's Gymで約1カ月間の武者修行を行ったレオナ。試合まで2週間を切り「コンディションはとてもいいです。今はまだ追い込みをやっているんで、あとちょっとだけ風邪だけひかないようにすればベストコンディションでいけると思います」と仕上がりは順調で、3分1Rのミット打ちでは"石の拳"の異名を持つ右ストレート、そして左右のミドル、鋭いヒザ蹴りを繰り出していった。

 オランダ武者修行の最大の成果はメンタル面の強化だ。ジムでは-60kgのレオナが最軽量で「自分より階級が下の選手は女子しかいなかった。-65kgのマサロ(・グランダー)が一番軽い階級だった」状況。

 スパーリングは体重に関係なく、実戦に近い強度で行われ「デカい選手とばっかり練習していて、最高で190pくらいの相手とスパーリングしました。そのおかげで-70kgの相手でも全然スパーリングできるなって感じになったし、精神的に鍛えられました」と語る。
 日本に戻ってきてからも「デカいオランダ人ばかりに見慣れていたので、日本に帰ってきて日本人って小さいんだなと思いました(笑)」というほどで「ジムの練習でもみんな体重が一緒くらいじゃんという謎の自信も生まれています」。

 スパーリングパートナーだったグランダーが3・4代々木大会で-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックと接戦を演じた姿を見て「僕はマサロが負けていると思わなかったし、それと普通にやり合えたことは自信になっています」と自信を深めている。

 1回戦で対戦する闘士とはWILDRUSHリーグで戦い、ハイキックでKOしている。前回の対戦を「たまたまハイキックが当たってKOできただけ」と振り返るレオナは「去年1年間の闘士選手を見て強くなっていると思うし、対戦が決まった時はやばいと思って気を引き締めて練習した。次はたまたまじゃなくて必然的にKOしたい」と実力差を見せての勝利を誓う。

 今回は1日3試合のワンデートーナメントとなるが「練習は普段と変わらない。いつもやっている試合を3回やるって感じです。早く倒したい? いや、3分3R延長1Rやって勝てばいいかなと思います。KOはおまけみたいな感じです」とレオナ。

 先日のスカイツリーイベントでは島野浩太朗との決勝戦を希望していたが、この日も改めて「島野選手が上がってきたらリベンジ出来るんで、島野選手と闘いたい」と思いは変わらない。
 しかしここでレオナからは「もし島野選手に勝って優勝しても、世界トーナメントへの出場権をかけて卜部(功也)選手とワンマッチでやりたい」と予想だにしないコメントが飛び出した。

 普通に考えれば功也が出ているトーナメントを優勝すれば、功也と戦わずに日本代表として9月の世界トーメントに出場できるが、レオナは一格闘家として、それでは納得できないという。

「もし希望通りに島野選手に決勝で勝ってトーナメントで優勝できても、僕は功也選手と出場者決定戦をやりたいですね。功也選手は本当に魅力的な選手だし、強い外国人選手にも勝っている。

 もしトーナメントで優勝しても『功也に勝ってないなら、優勝とは言えない』と言われるだろうし、逆に言えばちゃんと功也選手に勝てば誰からも文句言われずに、何とでも言えるでしょう。だから僕は功也選手と戦わずに優勝したら、功也選手と世界トーナメント出場権をかけてワンマッチでやりたいです」
 さらに「とにかく勝ちたいし、優勝したい」と結果にこだわるレオナは「僕は格闘技だけで食っていきたいんで、このトーナメントで優勝しないとその可能性はゼロになる。そこはトーナメントに優勝するかしないかにかかっている。僕は他に仕事をしながら副業キックボクサーは嫌で、職業キックボクサーと言いたい。今はまだ中途半端なんで、胸を張ってプロキックボクサーだと言いたいです」と持論を展開。

 ファンへのメッセージを求めても「つまらない試合をしても優勝するんで応援よろしくお願いします」と結果至上主義の姿勢は崩さなかった。
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