初進出となった昨年12月のK-1大阪大会では安保瑠輝也と年間ベストバウトに選出される激闘を繰り広げるも、延長戦の末に敗れた山崎。激戦の怪我も癒え「追い込みも中盤に入ってきて良い具合に仕上がってもきてますし、良い具合に疲れも溜まってきてます。状態としては良い状態です」と再起戦に向けて体調面に不安はない。

　山崎は「瑠輝也戦の敗因としては自分も技術面とか気持ちの面、コンディションの面とかも甘かった部分があったと思います。あの試合で見直す点も凄いたくさんあったんで、それを修正しつつ色んな面で自分なりにもっとパワーアップして、技術の面でもスキルアップしたいと思って練習してます」と瑠輝也戦の反省・修正点を分析。

　あの試合をきっかけに一気にK-1王者まで駆け上がった瑠輝也については「自分が有名になって、自分がK-1を背負ってチャンピオンになっていくんだということを明確にしっかり言う選手やから、一選手としてリスペクトしてます。まあ同じ階級の選手としてはそれだけで終わっちゃ駄目なんで必ずリベンジする気持ちでトレーニングに励んでます」と尊敬の意を表しつつも、リベンジに燃えている。

☆公開練習動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/yfadeRMBz2Y

　公開練習でも1分半の短いミット打ちながら鋭い右ストレートを連発するなど充実ぶりがうかがえた。

「調子自体は上向いてきてますし、蹴りでもパンチでもしっかり倒せるようにトレーニング積んでます。トレーナーにもガードの位置だったり、パンチの軌道だったり、修正点を指摘してもらっていて、そういう点では今までで一番良い状態でリングに上がることができると思います。（パンチの打ち方も変えた？）多少軌道というか、微々たるものですけどモーションを減らして。細かいことは言えないですけど、そういうところが修正点ですね」。
　今大会では所属もシルバーウルフに移籍し、階級も落としてスーパー・ライト級でのブレイクを狙う平山迅と対戦。

　ウェルター級でも破壊力抜群のパンチで数々の強豪からダウンを奪ってきた平山とのハードパンチャー対決を前に「平山選手自体もけっこう打ち合うファイターで、ガッチリ系のパンチャーかなって印象があります。蹴りもバランス良く蹴れる選手ですし、噛み合うんじゃないかなと思います。まあ僕としてはここでは負けられないんでしっかりクリアします」と好勝負を予感しながらも勝利への自信は揺るがない。

　前回と同じく地元・関西同士の対決。昨年は年間ベストバウトを獲得するも敗北という結果に終ってしまったが「やっぱりファンの方やお客さんに響くような試合を心がけていきたいと思いますけど、その前提に勝利っていうのが絶対条件なんで」と山崎。「負けて良い試合っていうのは、関係者やお客さんはそう言ってくれるかもしれないですけど、僕の中では絶対条件の勝利した上でそういう試合ができればなと思います」と勝利を渇望している。

「前回同様大阪大会出場ということで、また皆さんに面白かったと言ってもらえる試合をして、最後は必ず勝利で終わりたいと思います」とファンに向けてメッセージを送った山崎。平山とのハードパンチャー対決を制し、地元・関西で復活の狼煙を上げることができるか？