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[ニュース]2019.8.22
「K-1 KRUSH FIGHT.104」8.31(土)後楽園 K-Jee、先輩の意地で初代クルーザー級のベルトを巻く!「後輩のRUIには負けられない意地がある。RUIが俺を超えるのはまだ早いですよ」
    
 8月22日(木)東京・クロスポイント大泉にて、8月31日(土)東京・後楽園ホールで開催される「K-1 KRUSH FIGHT.104」の[初代K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]でRUIと対戦するK-Jeeが公開練習を行った。
 K-1 KRUSH FIGHTクルーザー級の初代王者を決める王座決定トーナメントは今年1月の「Krush.97」から全8選手が参加して開幕し、今大会でいよいよ決勝戦を迎える。K-Jeeは1回戦で工藤勇樹をTKO、準決勝で杉本仁をKOで下し、優勝候補の名に違わぬ強さを見せて決勝に進出。別ブロックを勝ち上がってきたRUIと初代王座を懸けて激突することとなった。K-JeeとRUIは上京前、福岡で同じジムに所属した先輩後輩の仲。兄弟のように付き合ってきたという2人の対戦となる。

☆公開練習動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/n6_WhfVitJ0

 東京での練習拠点だというクロスポイント大泉での公開練習では、K-1ジム恵比寿時代にお世話になっていたという外智博会長のミットに力強いパンチを叩き込んでいった。公開練習を見る限りパンチに重点を置いて練習してきたのかと思いきや、練習は蹴りばかりだったという。

「体力トレーニングのために、蹴ってスタミナをつけていました。最近は蹴り疲れたので、パンチをやってます。ミットは追い込み練習としてやって、試合を想定した練習はイメージの中だけでやっていました。ミットはその確認という感じで。外さんではRUIになれないかなと思って(笑)」

 確かに193cmと自身(185cm)よりも大きいRUIを想定しての練習は、なかなか難しい。「誰か“仮想RUI”を立てて練習をしたか?」との質問には「必要ないです。っていうか、いないじゃないですか。海外に行けばいいでしょうけど、今回はそこまでは」と笑う。

 RUIについては「彼、最近強くなってるじゃないですか。今回のトーナメントからは彼がやりたいスタイルというのをしっかりできるようになって、結果強くなって勝ち上がってきてる印象がある」と評価する一方で、「逆に言うと彼はアレしかできないんで。自分からしたらそれしかないものと思ってるんで、攻略もしやすいかなと思います。油断はしないですけど、しっかりやれば負ける要素はないと思いますよ」と自信を覗かせる。

☆公開練習動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/n6_WhfVitJ0

 RUIが「今の自分ならK-Jeeには普通に勝てる。ヒザで倒す」と断言していたことについても、「いいんじゃないですか。自信を持って来てもらったほうが力も発揮できると思うので、思いっきりぶつかってきてほしいですね。ヒザは当たらないし、何回も受けたことがありますけど、もらってもぜ〜んぜん効かないですから。彼のクセも知ってるし、そこはまだ直っていない。警戒というか、もらわない、もらっても大丈夫なように受けるというイメージはできてるんで、ビビるもんじゃないと思います」と余裕の表情を見せた。

 また、RUIがヒザでカットしてのTKO勝ちを狙っていると聞かされると「……まぁ、頑張れって」と苦笑いを見せた。「アイツ、跳びヒザを出しますけど、跳ばないときのほうがヒザは高く上がってますよね(笑)。あんまり跳べてないし。跳ばないほうが高く上がってるよ」と、まさかのアドバイスまで。

 旧知のRUIと対戦することになった点については「外の試合とは違いますね。試合前って“相手を殺してやる”ぐらいの気持ちじゃないですか。そういう憎しみとか相手に対するストレスはなく『思いっきりぶつかってこい』っていう、楽しみな気持ちで臨みます」とコメント。「ただ、憎しみはないんですけど、『アイツには負けられない』っていう思いはより強いです。先輩という立場ですし、負けたら(RUIから)『敬語使え』って言われそうですもん(笑)」と、先輩の意地も窺わせた。

「たぶん、アイツはビビってると思いますよ。でも俺にも危機感はあります。彼だけじゃなくてチーム・キングスのノウハウがあるわけで、何かしら勝てるものを準備してきてると思うので、そこは楽しみです」

☆公開練習動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/n6_WhfVitJ0

 勝てば自身初のベルトとなる。「勝てば獲れるというだけで、そんなに意識はしてないんですけど、なんだかんだ10年やってきて、初めて一つの形になるんじゃないかなとは最近思いました」と話す一方で、現在所属しているK-1ジム福岡にとって初のベルトということについては「福岡の人たちがすごく応援してくれるし、企業さんがサポートもしてくれるので、出した結果を向こうで見せたいですね」と、福岡にベルトを持ち帰ることに意欲を見せた。

 コメントの後半には改めて「意地ですよね。後輩には負けられないっていう意地はありますよ。俺を超えるのはまだ早いんじゃないですか」と“意地”が試合の最大のモチベーションだと明かしたK-Jee。

 周囲からはパンチとヒザの対決と見られているが、パンチでのKOを望むかという質問には「いや、俺は蹴りの選手じゃないですかね?」と逆質問。「蹴りでゲームを組み立てる派ですね。最後はパンチで仕留めることも多いですけど、そのまま蹴り倒せることもあるので、この試合では特にこだわることはないです」。

「今回、クルーザー級は少しずつ盛り上がりを見せてきていると思うので、この勢いをこのままK-1のリングに持っていきたいと思います」というメッセージで締めくくったK-Jee。先輩の意地を見せてベルトを巻くことはできるのか?
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