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[ニュース]2019.9.7
「K-1 WORLD GP」11・24(日)横浜 因縁の再戦!王者シナ・カリミアンvs挑戦者・愛鷹亮が決定!「愛鷹は前回たまたま勝っただけ。好き放題発言していることに我慢できない」(カリミアン)vs「前回の倍以上強いカリミアン選手と戦うことになる。それを超えて必ずタイトルを獲る」(愛鷹)
    
 9月6日(金)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて記者会見が行われ、11月24日(日) 横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の第1弾対戦カードが発表された。
クルーザー級タイトルマッチとして王者シナ・カリミアンvs挑戦者・愛鷹亮の一戦が決まった。両者は先日のK-1大阪大会「日本vs世界・5対5」で対戦し、下馬評では不利と見られていた愛鷹が右スイングフックを炸裂させてカリミアンをKOする“ジャイアントキリング”を起こした。

 今回の一戦は敗れた王者カリミアンからの強い要望があり、今大会でベルトをかけたタイトルマッチでのリマッチが決定した。

 両者揃っての記者会見ではカリミアンが愛鷹に対するイライラを露わにする。大阪での試合後にKO負けしたカリミアンが興奮してなかなかリングを降りなかったことなどに対し、愛鷹が一夜明け会見で「カリミアン選手がK-1のベルトを持っていてはいけないと思う」と発言。これに対しカリミアンは「愛鷹はたまたま勝っただけにすぎない。それで好き放題に発言していることに我慢できない。これ以上チャンピオンに悪口を言うのはやめた方がいい」とまくしたてた。

 これを聞いた愛鷹は「俺たちは格闘家。勝ち負けは50:50なので、試合が終わったあとにどうだこうだ言うのはカッコイイものではない。もっとK-1王者らしく振舞ってほしい」とカリミアンに苦言を呈す。会見はピリピリしたムードと重い空気感の中で終始し、まさに因縁のタイトルマッチとなった。

☆記者会見動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/LG_IZhG7XDQ

シナ・カリミアン
「(日本語で)コンバンハ。ファンのみなさん試合で負けてゴメンナサイ。ワタシを応援してください。アリガトウゴザイマス。前回は愛鷹に運がついていたので愛鷹が勝った。まずはそのことについてお祝いしよう。ご存知の通り、私は今回のリベンジマッチを自ら希望した。前回の試合はタイトルマッチではなかったが、今回はベルトをかけるべきだと自分自身で希望したんだ。このまま終らせてしまったらチャンピオンと簡単に試合をできる選手が増えていってしまうかもしれない。それを避けたいので自分でこのベルトを守りたいとタイトルマッチを希望したんだ。

 ちょっと皆さんに時間をいただきたい。前回の試合が終わったあと、私はみなさんの前で話す機会がなかったが、愛鷹は一夜明け会見やインタビューで話す機会が与えられ、その中で色々と言っていたらしいので、それに反論したい。私の試合を解説してくれた魔裟斗の話によると、あの日は私の日ではなかった、私がついていなかったということだった。その分析を私は信じている。愛鷹の頭の中で私はチャンピオンじゃないかもしれないが、私は去年トーナメント3試合を勝ち抜いてチャンピオンになった。そして今年3月の初防衛戦にも勝った。愛鷹はたまたま私に勝っただけで、少しの間だけその喜びを味わっていればいい。そしてチャンピオンに対して悪口を言うのは止めろ。

(前回の敗因は?)言い訳はしたくないが、先ほども言った通り、愛鷹はたまたま勝っただけだ。私は異国の地で慣れない過酷な環境で試合に臨んだきたし、正直言ってあの時は精神的に良い状態ではなかった。魔裟斗に言わせれば私はテクニックのコレクションの持ち主だが、その日は全て見せることができなかった。本当の自分ではなかったと思う。

(相手と顔を合わせて現在の感情は?)今日は彼と目を合わせることはしなかった。前回の試合前、私は彼のことを尊敬していたし、彼も私に対して敬意も払っていたので、試合後は特に彼に対して何も思っていなかった。私は日本のファイターについて常に敬意を持って接してきたし、私に対しても敬意を持って接してほしいと思っている。しかし彼は勝ったことに対して凄く思い上がっている。それで好き放題何でも言っている態度に関しては私は我慢できない。

(愛鷹の『もっとK-1王者らしく振舞ってほしかった』というコメントを聞いて)このK-1という組織は世界中から有望な選手が集まって試合をしてきたし、日本人だからとか外国人だからという考え方は存在しない。K-1は日本だけのものじゃないんだ。K-1は外国人選手も日本人選手も同じように扱うことを私は分かっているし、K-1で試合をしていることはとても嬉しい。

(愛鷹が『試合が終わった後にどうだこうだ言うのはカッコイイものではない』と言ったことについては?)彼に対しては言いたいことを言っただけだ。彼には発言する機会が与えられたが、私には今までその機会がなかった。それに対して言いたいことを言っただけなだ。私は彼が試合に勝ったことを祝福したし、自分のインスタグラムです負けたことを何百万人の前で認めている。一番の心残りは大勢の日本のファンの皆さんが私を応援してくれているのに、その人達を喜ばせることができなかったことだ。そのことが本当に悲しい

(母国イランの人々、日本に住んでいるイランの人々がこの試合を楽しみにしているが?)私にとってはイラン人のファンも日本のファンも変わりがない。日本人のファンも心から私を応援してくれているということをまず伝えたい。負けたことで皆さんをがっかりさせたことが本当に悔しいと感じている。道で会った人なども暖かい言葉をかけて慰めてくれた。横浜ではより強くなって試合に臨むので、日本のファンの皆さんもイランのファンの皆さんも喜ばせることを約束する」

☆記者会見動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/LG_IZhG7XDQ

愛鷹亮
「まず自分にタイトルマッチを組んでいただき、本当にありがとうございます。自分はこれを目標にずっと頑張ってきたので本当にめちゃくちゃ嬉しいです。カリミアン選手はイランの英雄と言われていて、イランの国民にも慕われている選手で、多くの人に希望を与えてると思うので尊敬する部分もあります。でもそこに物怖じしないで自分も日本の英雄になりたいと思ってますので勝ちます。

(袴姿で会見に出た理由は?)やっぱりK-1の世界タイトルマッチということで、日本人の礼装じゃないですけども、一番敬意を表した格好で今日は来させていただきました。(先ほどからカリミアンは愛鷹選手の試合後のコメントを快く思ってないようだが?)どう思ったっていうか…かっこよくはなないですよね。あまり言いたくないですけど、俺ら格闘家ですし勝ち負けは50:50なので。試合の後にどうだこうだって言うのはあんまりカッコイイものではないと思うんで。もっとK-1王者らしく振舞ってほしかったです。

(前回は作戦が上手くはまったが、今回はどう挑む?)前回はスーパーファイトのでノンタイトル戦で、正直自分もそんなに名前が売れてるわけじゃないのでカリミアン選手も油断してたと思います。その油断が練習に出てなかったってことはなかったと思うんですよ。次はタイトルがかかっているので100%の力で来ると思いますし、前回の倍以上強いカリミアン選手と戦うことになると思うので、自分はそれを超えて3倍練習して3倍強くなって、必ず勝ってタイトルを獲ります」
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