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[ニュース]2019.9.20
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 村越優汰が武尊を完封宣言!武尊「村越選手の気持ちを受け取って、K-1はそんなに甘くないということをKOで分からせたい」
    
 9月19日(木)、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて11月24日(日)「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の第2弾対戦カード発表会見が行われた。
 K-1スーパー・フェザー級王者・武尊と前フェザー級王者・村越優汰のスーパーファイトが決定した。K-1の象徴・武尊との対戦を目標に掲げ、2017年12月からK-1に参戦を始めた村越。翌年6月に第2代フェザー級王座決定トーナメントを優勝して同王座に就くと、今年3月の「K'FESTA.2」では卜部弘嵩の挑戦を退けて初防衛にも成功した。

 8月25日に本格的な階級アップを表明するとともに、保持していた王座も返上。今大会で待望の武尊戦が実現することになる。

 一夫の武尊は3月の「K'FESTA.2」でムエタイ現役王者ヨーキッサダーをKOするもこの試合で右拳を負傷。人生初の手術を行い、8ヵ月ぶりとなる復帰戦で難敵を迎え撃つこととなった。

 記者会見では村越が「武尊選手はサウスポーが苦手だと思うし、今回はKO勝ちを目指していない。“武尊選手にはこうやって勝つんだよ”というのを見せて完封する」と完封予告を不敵に語ったのに対し、武尊は「K-1のリングに判定はいらない。KOで倒します」と返り討ちを宣言。K-1のリングの地殻変動が起きるのか、注目の大一番となる。

武尊
「約8カ月ぶりにリングに戻ってくることができました。人生で初めて手術をして、格闘技を始めてから、これだけ右のパンチを打てなかったことがなかったので、正直苦しい期間でした。でも右の拳が使えない分、他の部分がもっと成長できた期間だったので、この期間は無駄じゃなかったと思うし、この期間でこれだけ苦しい思いができたので、またプラスの力に変わっているのを実感しているので、3月の試合より強くなった武尊を見せられると思います。楽しみにしていていください。よろしくお願いします。

 村越選手は他団体でチャンピオンを獲った時から知っていて、同じ階級でもあるし強い選手だなと思っていたので、こうしてK-1のリングで戦うことができて嬉しく思います。印象としてはテクニックのある選手だなと思うし、さっきサウスポーが苦手って言っていたんですけど、元々サウスポーはあまり好きじゃなかったんですけど、K-1に上がり始めていろんなサウスポーの選手と戦って、レベルの高い人たちともやってきたので、その部分では成長できていると思います。

 今回久しぶりに相手がサウスポーなので、しっかり対策を練って、さっき完封するって言っていたんですけど、K-1のリングに判定はいらないと思うので、KOで倒します。サウスポーは結構やっているので、意外と(村越と)似てるタイプの選手もやってきてるのかなと思うし、ジムに卜部功也くんっていう世界最強のサウスポーがいるので対策は問題ないです。

(スーパー・フェザー級は適正?)何をもって適正体重かは分からないんですけど、僕はほぼ減量なしでスーパー・フェザー級でやっているので、適正体重がちょっと減量をしていい体重になるんだったら適正じゃないかもしれないですけど、僕はスーパー・フェザー級に上げて減量がなくなってからの方がKO率も上がってるし、ダウンを取る確率も上がっているので、自分ではスーパー・フェザー級が適正階級かなと思ってます。

(打倒・武尊を掲げてくる相手に対しては)注目されてるっていうか、倒したいって思うっていうことはそれなりに僕に魅力を感じてくれてると思うので、それはすごく嬉しいし、村越選手に関しては僕と戦うために団体を移動してまで来てくれた選手なので、戦う分には申し分ないなと思うし、その気持ちをしっかり受け取って、K-1はそんなに甘くないよっていうのをKOで分からせてあげたいと思います。

(右手の状態は)だいぶよくはなってきていて、100パーセントではないですけど、今までの試合も100パーセントで試合に出たこともないし、激しい追い込みをやって命懸けで体を作っていたらどこからしら壊れるので、それを込みで勝てる体を作るので、問題ないぐらいに仕上げます。

(復帰を決めたのは?)病院の先生からは9月ぐらいになったらパンチを打てるよって言われていたので、今回は横浜アリーナという新しいK-1になってからは初めての会場になるし、昔のK-1でも開催されていて、僕も思い入れのある、僕も見に行ったことがある会場なので、この大会には出たいなっていう気持ちでずっとリハビリと練習をやってきたので、結構前から11月に出るのは決めていました。(右手は)思っていたより痛みが残っていたので、ちょっと時期は遅くなってしまったんですけど、9月ぐらいには軽く打てるようになっていました。今は100%ではないですけど、8割ぐらいでは打てるので。

 最後に一言だけ、僕からいいですか。今ネットとかですごい話題になってることについて言わせて頂きたいんですけど、那須川天心選手から対戦したいっていうのを長年言われてきて、もちろん僕も試合をやりたいですし、そのためにずっと動いてますし、でも今回の試合に勝たないと次はないと思うので、僕は次の試合に集中するし、その件に関してもK-1の中の方たちと話をずっと進めていて、これからもそのことについてはK−1の人と進めていくので、まずは11月24日の試合、必ず勝つので応援よろしくお願いします」

村越優汰
「僕は武尊選手と戦うためにK-1に来ました。それでスーパー・フェザー級に階級を上げて一発目で試合を組んでくれたK-1、対戦を受けてくれた武尊選手には感謝しています。武尊選手には正直勝てる自信はもちろんあります。サウスポーも苦手なのかなって思ってます。いつもだと、ここで倒してKOで勝つって言いたいところなんですけど、今回はKOで勝つとは言いません。武尊選手を完封します。完封して、みんなが“どうやって武尊選手に勝つんだろう?”って思ってると思うので、“武尊選手にはこうやって勝つんだよ”っていうのを見せます。みなさん期待してください。

(自分も武尊も)もちろんスーパー・バンタム級の時もあったので、ずっと対戦はしたいなって見ていました。印象としてはもちろん、すごく強い選手だと思います。でもやるからには、やるだけじゃ意味ないのでしっかり勝ちます。(新階級について)もちろん対応する自信はありますし、武尊選手を見据えてずっとやってきているのでそこは問題ないです。

(階級を上げて目標としていた武尊と対戦になったが)いつでもやる準備はできていたので、断る理由はなかったです。ずっと(武尊の)試合は見ていたので、俺が試合をするんだったらこうやるなっていうのは常に考えていました。(武尊戦は)僕が来た時に元々階級が一緒だったんですけど、そのタイミングで上の階級に行ってしまったので、そこでちょっと逃したなっていうのはあったんですけど、思っていたよりは早く実現できたのかなと思います。

(武尊の最後のコメントを受けて)僕が勝つことによって格闘技界の流れが変わると思うので、この目の前の試合に勝って、その対戦は実現させません」
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