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[ニュース]2016.4.13
卜部功也、信念を貫いて日本代表決定トーナメントで勝つ!「格闘技は勝った方が正しい。試合で強さを見せつければ、それが正義になる」
    
 4月13日(水)東京・町田のK-1ジムDRAGONにて、4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」の1回戦で皇治と対戦する卜部功也が公開練習を行った。
 昨年11月の初防衛戦でタイトルを失って以来のK-1参戦となる功也。今回はいつもよりも追い込み期間を長く設定してトレーニングを続けているが「試合の有無に関係なく、当たり前に強度の高い練習を全力でやることを意識しています。試合がないから追い込まないというのはだらしないし、試合が終わって練習を復帰した日から強度の高い練習をやるという考えが僕の中にある。だから当たり前にいつも通りやるということを意識していました」と特別なことではないと説明する。

 公開練習は2分1Rのシャドーボクシングのみだったが、スピードを意識した連打やパンチと蹴りのコンビネーションを息が切れるほど行い「コンディションはいつも通り、いい追い込みが出来ています。今は疲労が溜まっていますが、いい練習が出来ているということだと思います」と話した。

 1回戦で対戦する皇治については「対戦相手どうこうよりも自分のレベルを上げることを意識しています。理想の自分に近づくためにトレーニングしているだけです」と一切触れなかった功也。記者会見やスカイツリーイベントで皇治から挑発的なコメントが続いているが「自分とはやり方が違う。勝った方が正義」と自身の"プロ論"を語った。

「記者会見の時はまだ試合モードじゃなくてムッとしましたが、試合モードに入っちゃえばいつもと変わりないです。どの試合も全力でやるのがプロだし、そこは変わらずにいつも通りレベルが高い試合をしなきゃいけないなと思っています。勝っちゃえば文句ないと思うので、勝つために努力するだけです。

 僕は彼がやっていることは全然分からないし、やっていることの意味が分からないので、僕とはやり方が対照的ですよね。彼はああやって盛り上げるけど、僕はそれが間違っていると思うんで。でもどんなやり方をやってもいいんですよ。格闘技は勝った方が正しいし、試合で強さを見せつければ、それが正義だと思うんで。だからどっちが信念を貫くか?という意地ですよね。僕も僕の信念を押し通すし、そこで負けるつもりはない。信念を貫くためにも勝たないといけないです」
 王者として過ごした昨年と違い、今年は裸一貫での再出発となる。「僕が日本代表決定トーナメントの8人に選ばれた時点で立場は他の選手と同じ」と横一線のスタートであることを強調する功也は「ここからどんどん挑戦しなければいけないし、また日本一、世界一を目指して頑張るだけです」と日本代表決定トーナメントを挑戦と位置付ける。

 3月大会で王者・卜部弘嵩がヨハネス・ウルフに敗れたことについても、功也は「もし僕が何かを言っても、今の僕は『(チャンピオンより)下にいるヤツらが何言ってんだよ?』という立場だし、僕はチャンピオンに負けた立場です。だから今の僕から何も言うことはないです」と多くを語らず。「今は自分のことで精一杯。そこ(チャンピオン)にいないのが今の僕だし、ベルトを巻いていない僕がどうこういう話じゃない」と日本代表決定トーナメント優勝のために集中している。

「僕はまだ自分で自分を強いと思ったことがない。まだまだ挑戦だし、最強を目指すためには日本トーナメントを優勝しないといけない。今年のテーマは日本トーナメントを勝って、世界トーナメントを勝って絶対的なチャンピオンになること。気合い入れて頑張るしかない。それだけですね」。

 最後も"挑戦"という言葉で締めた功也。日本代表決定トーナメントで前王者としての強さを見せることが出来るか?
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