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[ニュース]2019.10.22
「K-1 WORLD GP」12.28(土)名古屋 注目の日本人対決が実現!大和哲也「名古屋で不可思選手と戦うことは感慨深い。熱い試合をしたい」vs不可思「名古屋で哲也さんと戦わせてもらえるのは光栄。哲也さんを超えます」
    
 10月21日(月)愛知・名古屋ガーデンパレスにて記者会見が行われ、12月28日(土)ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)で開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」の第2弾対戦カードが発表された。
 今大会で注目の日本人対決=大和哲也vs不可思のスーパーファイトが決定した。共に愛知出身の両者が地元で拳を交える。

 大和は昨年11月の第3代スーパー・フェザー級王座決定トーナメントでは一回戦でゲーオ・ウィラサクレックに左ハイキックでKO負け。一時はK-1からの撤退も考えていたが、再起をかけた今年8月24日のK-1大阪大会で、近藤拳成にキャリアの差を見せつけるような判定勝ちを収めた。
 
 対する不可思は今年6月のK-1両国大会に電撃参戦し、佐々木大蔵にTKOで敗れるも場内を揺るがす熱闘を展開。続いて10月13日の「K-1 KRUSH FIGHT.106」では堀井翼と対戦し、終了時間と同時にKOで沈め劇的勝利をつかむと、直後にK-1名古屋大会の出場をアピールしていた。

 この一戦について佐藤嘉洋氏は「K-1名古屋大会が決まったときから、観たいと思っていたカード。共通のファンがたくさんいて、始まるまではつらい感情もあるかもしれないが、試合が始まれば全部発散されて清々しい気持ちになる試合だと思う」と好勝負を期待した。

 不可思は「名古屋で哲也さんという人と戦わせてもらえるのは、すごく光栄に思う。超えなければいけない壁だと思うし、いまの自分なら超えられると思う」と同郷の偉大な先輩への勝利を宣言。

 一方、名古屋時代の不可思を知る大和は「彼も色んなベルトを獲ってきて、本当にK-1の中でも実績のある選手」と称え、さらに「ウチの甥っ子が不可思の大ファン(苦笑)。複雑な状況にあるが、そんなことを払拭できるように熱い試合をできれば」と笑いを交えつつコメント。

 今大会では安保瑠輝也にゲーオ・ウィラサクレックが挑むK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチもマッチメイクされているが、大和vs不可思の勝者が次期挑戦者として浮上するのは必至。今後のスーパー・ライト級戦線の行方を占う一戦を制するのは果たして?

☆記者会見動画の視聴URLはこちら▷https://youtu.be/z95fePllSdg

不可思
「最初に哲也さんとの試合の話をいただいたとき、今年の6月からK-1に参戦しているという意味では『もうやるのか』という感じもありました。でも哲也さんと同じ階級になってからは、いずれどこかでやることになるかもしれないという意識はしてたので『いよいよか』という気持ちでもあります。K-1が名古屋でやると発表されてから絶対に出たいと思ってましたし、そこで哲也さんという人と戦わせてもらえるというは、すごく光栄に思います。哲也さんという壁を超えます。

(名古屋時代に大和選手は憧れの存在だったと思うが、現在はどのように捉えている?)
名古屋のときは大和ジムさんに出稽古に行って、一緒に練習をさせてもらったりもしたんですけど、そのときは戦うなんて考えられないくらいの選手でした。そういう選手と戦わせてもらえるのはうれしく思うんですけど、いまの自分はその頃の自分とまったく違います。哲也さんは超えなければいけない壁だと思ってますし、いまの自分なら超えられると思っています。

(11・12月でスーパー・ライト級の試合が多く組まれているが、その中でどういった試合を見せたい?)この試合に勝つことでタイトル戦線に絡むことができると思います。ファンの人にも僕がタイトルに絡むことを期待してもらえるような試合を見せたいです。

(ファンもさまざまな思いが交錯する試合になると思うが、意気込みは?)今回の試合は挑戦だと思っているので、とにかく自分のすべてをぶつけるような、生き様をお客さんに見せるような試合をしたいと思ってます」

大和哲也
「こんにちは。愛を知る県、愛知県の日本を元気にするK-1ファイター、大和哲也です。ついにK-1が名古屋にやってきて、そして不可思選手と戦うことになりまして。自分としては彼がまだ名古屋にいる頃から、一緒に練習した覚えもあって。そんな彼とK-1で、そして名古屋で戦うことはすごく感慨深い気持ちが強いです。

 彼も色んなベルトを獲ってきて、本当にK-1の中でも実績のある選手だと思うので、テクニカルで熱い試合になると思っています。先ほど、佐藤嘉洋さんが言われたんですけど、まさにウチの甥っ子がですね、不可思選手の大ファンで。僕、ジムをオープンしたんですけど、(甥っ子が)『ジム、遊びに行くね!』って言って、来たら不可思Tシャツを着てくるという(苦笑)。『オマエ、わかってんのか?』って言い、身内でも複雑な状況にあるんですが。まあ、そんなことを払拭できるように、熱い試合をできればいいなと思います。

(現在の不可思選手をどのような目で見ている?)昔は階級も軽かったと思うので、線が細いイメージがあったんですけど、いまはすごくデカいし。昔の面影がないくらい、力強い試合をしているので、本当に日本を代表するトップファイターだと思ってます。厳しい試合になると思いますが、しっかり勝てるように。K-1らしい、熱くて激しい試合ができればと思います。

(11・12月でスーパー・ライト級の試合が多く組まれているが、その中でどういった試合を見せたい?)この試合は日本のスーパー・ライト級のマッチメイクだと、きっとファンの方も一番見たかったと思うので。タイトルマッチもある大会の中で、この勝者が今後のタイトル戦線に絡む試合になると思うので。今後のスーパー・ライト級を担う試合になるんじゃないかと感じています。

(ファンもさまざまな思いが交錯する試合になると思うが、意気込みは?)僕は格闘技でもK-1はスポーツだと思っています。いままで面識がある方と試合をしたこともありますし、僕はいつも思ってるんですけど、プロ野球選手はボールを投げて、ボールを打つ。サッカー選手はボールを蹴って。先日だったらラグビーの選手はボールを回して点を取り合って感動させるわけですが、僕らはそのツールが殴り合いっていうだけであって、そこには私情もないです。スポーツ選手として恨みっこなしの試合になると思うので。いちファイターとして熱い試合ができるだろうと思っていますし、できるようにこれから仕上げていきたいと思います」
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