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[ニュース]2019.11.3
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 山崎秀晃、“第二の故郷”横浜で完全復活のKO勝利を見せる!「瑠久選手には勝って当たり前。勝ち方にいかにこだわるか。一番分かりやすい結果で終わらせることがテーマ」
    
 11月2日(土)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の[【出版オーディション株式会社Presents】スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R]で瑠久と対戦する山崎秀晃が公開練習を行った。
 ミット打ちでは通常のパンチ、キックだけでなくかけ蹴りやバックブローも披露した山崎。試合を3週間前に控えた現在のコンディションについては「だいぶいい感じに仕上がってきてます。試合前にもう一つ二つ、レベルを上げて仕上げていきたいなと思ってます」と語る。昨年6月に1年2カ月の長期欠場から復帰し、今回で4戦目。「感覚もパワーも、かなりいい状態に戻ってきてます」と、手応えを感じているという。

 対戦相手の瑠久はプロデビューから8戦7勝(3KO)1敗という好成績を挙げて山崎戦まで上ってきた。前戦、8月の松岡翔大戦も2RKOで勝利しており、勢いに乗っている。その点については「どうですかね、僕は一人の選手としてしか見てないので。戦績を見ると、確かに勢いがあるのかなと思いますけど、印象としては若い、これからの選手だと思います」と、特に重視はしていない様子。

 その瑠久はインタビューで山崎について、「正直今の自分の実力だったら普通に勝てる相手だなと思ったんで、自信はありますよね。むしろ今の山崎選手に勝てないようじゃ、この先ちょっと難しいのかなっていうのもあるんで」と語っている。それを聞かされた山崎は、「そうなんすか」と、思わず苦笑いを見せた。

「そう言うなら、しっかり試合でも見せてほしいですし、後で『ごめんなさい』はナシやぞと。僕としてもここは勝って当たり前なので、勝ち方にいかにこだわるか。一番分かりやすい結果で終わらすことがテーマですね」

 しかし復帰後の山崎は2勝とも判定勝ち。“GOLDEN FIST”(黄金の拳)の異名を取る山崎のKO勝利は3年半以上見られていないのも事実だ。その点について聞かれると……

「周りからもそれを言われるんですよね。もちろん『狙ってないわけちゃうんやで』とは言ってるんですけど(苦笑)。実際、常にKOは狙ってはいるんですが、もう一歩踏み込んで、勝負する間合いでいかないとなと思います」とKOファイター復活への意欲を見せた。

 昨年12月に大阪で戦った安保瑠輝也は6月のK-1両国大会でゲーオ・ウィラサクレックからスーパー・ライト級王座を奪い、12月のK-1名古屋大会では初防衛戦でゲーオとの再戦に臨む。もちろん山崎は今回の勝利の先にタイトル挑戦を見据える。
「次の挑戦者として手を挙げる資格を得るためにもしっかり結果で見せていかないといけないし、今回ベストバウトを見せたからと言って次がどうなるかは分からないですけど、一歩一歩試合で魅せて近づいて行くしかないなと思ってます。(瑠輝也とゲーオ、どちらと戦いたい?)ベルトを持ってる方と戦えれば、相手はどちらでも構いません」

“第二の故郷”である横浜で、久々のKOを見せて、タイトル戦線に改めて名乗りを上げる。山崎の青写真は出来上がっている。

「町田、神奈川に来て10年以上経ちますし、仲間もすごく多くて、たくさんチケットを買ってくれて大型バスを何台も出して応援に来てくれるらしいです。大阪でも横浜でも、そうやって来てくれるのはありがたいですからね。そういう意味でも楽しみです。今回、一番のテーマは勝ち方、倒し方。しっかり見せて勝ちたいと思うので、目を離さないでほしいです」

 山崎は完全復活のKO勝利でタイトル挑戦をアピールすることが出来るか?
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