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[ニュース]2019.11.14
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 武尊、村越優汰の完封宣言を一蹴「僕から3R逃げ切れた選手はいない。捕まえて倒します」、聖地・横浜アリーナで過去のK-1超えを宣言
    
 11月14日(木)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される“K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の[黒豚しゃぶしゃぶ あじと Presents スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]で前フェザー級王者・村越優汰と対戦するスーパーフェザー級王者・武尊が公開練習を行った。
 武尊の8カ月振りの待望の復帰戦があと10日まで迫ってきた。公開練習ではパンチのみのミット打ちで左ジャブ中心のスピーディなコンビネーション、そして怪我をした右拳の不安を払拭するようにフルスイングの右オーバーハンドを連発した。

「手術して半年間ぐらいスパーリングとか出来なくてけっこう空いちゃったんですけど、その間に右の拳を使わない練習を色々やって、新しい発見もありました。自分の中でアメリカに行ったこともあって新しいエッセンスをもらって試せすことができて。スパーリング再開して、『これ、人が倒れるな』って攻撃を新しく発見したり、色んな発見があったんで凄い良い状態で帰ってこれると思います」と怪我と付き合いながらのここまでの日々を振り返った武尊。
「今は疲労がけっこう溜まってるんで、今日もマックスの動きが出来なかったかもしれないですけど、ラスト1週間で疲労を抜いて100%になる状態を作ってます」とあとは試合当日にコンディションも最高の状態に持っていくだけだ。

 気になるのは拳の回復具合だが、ミット打ちでの右のスイングフックを見る限り問題はなし。武尊自身「右のパンチも今日の公開練習ぐらい打てるようになったし、今は吸収剤を入れてパンチを打っていますが、吸収剤を入れずにパンチを打ったらどのくらい効くのかな。楽しみでもありますね」とフルパワーでのパンチに期待感を膨らませる。

 試合前恒例となったアメリカ修行ではマニー・パッキャオも所属するワイルドカードジムにも精力的に通い、ボクシング技術において学んだものも多かった。

「今回はボクシングジムにも行って、パッキャオ選手のトレーナーのフレディ・ローチさんだったりとか、世界チャンピオンの選手に色々と教えてもらいました。ボクシングのコンビネーションだったり、サウスポーと戦う時は距離感が大事になってくるんで、そういうところが勉強になったと思います」

 右手が使えない状態でトレーニングを行ったことで、逆に今までとは違う攻撃のパターンや、村越戦に向けたVSサウスポーという意味でも新しい発見があった。

「アメリカの時はまだ右手を使えなかったんで左を使う攻撃を教えてもらいました。いつも教えてもらってるドゥエイン・ラドウィックさんは独特なコンビネーションを教えれくれて、これはサウスポーにハマるなというものもありました。今までとちょっと違う戦い方も出来るようになってきて、幅を広げられた期間だったと思います。

 今まで僕はサウスポーと戦うときにけっこう正面にいてパンチもらったりもしてたんですけど、ラドウィックさん特有のサイドについたり、角度をつけるコンビネーション。特にサイドを取る動きはサウスポーに有効だなって思ったし、そういうものも勉強になりました」

 公開練習で改めて「KOではなく完封する」と宣言した村越に対しては「戦い方は人それぞれなんで思うのは勝手ですけど、僕とやって3R逃げ切れた人はいないんで捕まえて倒します」とKOでの返り討ちを宣言した。

 横浜アリーナと言えば、旧K-1で数々の名勝負と熱狂が生み出された舞台でもある。そのK-1に憧れて育った武尊は、今回の大会に向けて胸に秘める特別な想いを明かした。

「僕も実際に横浜アリーナまで試合を見に行ったことがあるし、あの会場はK-1の聖地だと思うんです。その横浜アリーナでの大会を超満員にして、お客さんを熱狂させて盛り上げて最高の大会で締め括りたい。そこが昔のK-1への挑戦という意味になると思います。それが僕の中での裏テーマで、試合に勝つこと以外のテーマは昔のK-1に挑戦することです。僕が最後しっかりKOで勝って締めればそうなると思うんで、それを実現させたいと思います。

 自分の試合を思いっきりやって、それを見せれば熱狂してもらえると思うし、新しい会場ということで今までK-1を見たことない人も来る人が多いと思います。そういう人たちにK-1を好きになってもらえるような試合で勝ちたいですね。今回、8カ月も怪我で待たしちゃったんで、待たしちゃったファンに最高の試合をプレゼントして、最高のKOで勝って、初の横浜アリーナ大会を最高の形で締め括りたいと思います」

 村越戦の勝利はもちろん、横浜アリーナ大会は旧K-1への挑戦だと語った武尊。自らの拳で最高のフィナーレを生み出し、かつての熱狂を超える大会にすることが出来るか?
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