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[ニュース]2019.11.16
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 安保璃紅、兄・瑠輝也と共にK-1史上初の兄弟同時王者の偉業を達成する!「気持ちの強さ、根性では120%誰にも負けない。“日本一イケてる・日本一強い兄弟”になります」
    
 11月15日(金)大阪・寺田町のALL-WIN GYMにて、11月24日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催される“K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の[K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(2)/3分3R・延長1R]でジャオスアヤイ・アユタヤファイトジムと対戦する安保璃紅が公開練習を行った。
 兄であるスーパー・ライト王者、安保瑠輝也を相手にシャープなパンチ主体のミット打ちを披露した璃紅。大会2カ月前にトーナメント出場が決まり「今までで一番長い時間、しっかり練習で来たんじゃないかと思います」と語るように仕上がりは上々だ。

 昨年12月のK-1大阪大会後、璃紅は怪我を引きずっていた足の手術に踏み切り、約11カ月間の長期欠場を余儀なくされた。今回は復帰戦、しかもスーパー・フェザー級からフェザー級へ階級を落として初の試合となるが「体重も問題ないと思うし、ケガも全然クリア。何の心配もなくいけそうなんで、早く試合したい」と、不安材料を一掃してリングに向かう。

 優勝するには1日3試合を課せられるワンデートーナメントを前に「僕はフェザー級にしたら骨格に恵まれてる方だと思うんで、そこを武器に闘っていきたい。狙うはKOですけど、KOにこだわってたら熱くなって、僕も(攻撃を)もらう試合がこれまでもあったんで、KOにはこだわらずに、なるべくノーダメージで決勝へ行けたらなと思ってます」と対策も練っている。

 一回戦の相手はジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム。アグレッシブなファイトスタイルが好まれるムエタイのテレビマッチを主戦場とし、カウローインソンシャン(二段式の飛びヒザ蹴り)など派手な蹴り技を得意にしている。

「過去に似たようなタイプの選手との対戦経験もないですし、プロで外国人と闘うのも初めてなんで、それに関しては緊張もある」という璃紅だが「僕に飛びヒザ蹴りは当たらない」と断言。「相手は足技で攻めてくると思うんで、ムエタイらしさをどう潰していくか。K-1という最高の舞台で外国人選手と闘わせていただけることを誇りに思って、しっかり倒していかないと思ってます」と闘志を燃やす。

 準決勝以降は「僕以外の日本人3選手(卜部弘嵩、江川優生、西京春馬)、みんな実力者だと思うんですけど、僕は誰が上がってきても全然問題ないと思ってるんで。そこに関してはまったく何の心配もしてないし、3人に比べたら僕が一番強いと思ってるんで、まずは一回戦をしっかりクリアしてって感じですね」。

 それでも「準決勝(の相手)は卜部選手になると思ってるんで、(予想してるのは)そこぐらいですかね」と卜部との準決勝を見据えつつ「反対ブロックは誰が勝ち上がってくるのわかんないんで。決勝までいったらあとは気持ちだと思ってるんで、気持ちの強さ、根性では120\%誰にも負けないと思ってるんで、決勝までいったら見えてくるものがあるんで、あとは死に物狂いやりますよ」と最後は気持ちの勝負になるとした。

 璃紅がトーナメントを制してフェザー級王者になれば、兄・瑠輝也と共にK-1史上初の兄弟同時王者の誕生となる。璃紅も兄弟同時王者の偉業達成に燃えている。

「3階級上の兄貴とこうやって一緒に練習して、兄貴に続いて僕が王者になったらそれは誇りを持って、胸を張って言えることだし、今の一つの大きな目標なんで、何としても叶えたいですね。兄貴は僕と真反対で、兄弟として、神様が違ういいところを与えてくれた感じなんですよ。性格とかやり方とか全然違っていて。だから兄貴のやり方とかすごく勉強になるし、たぶん僕のやり方も兄貴からしたら“ああ、そうなんだ”っていうところもあると思うんで、自分の足りないところを(互いに)切磋琢磨していける関係だと思います」

 またベルトを巻けばK-1の象徴の一人として名を連ねることになる。「まだ僕だけじゃK-1の顔としてはやっていけないと思うんで、兄弟そろってK-1の黄金のベルトを巻けたら、“日本一イケてる兄弟”だと思うんで、“日本一強い兄弟”を目指して頑張ります」と安保兄弟としてK-1を引っ張っていくつもりだ。

 最後にファンに向けて「11月24日、初めての1日3試合で過酷なトーナメントになると思うんですけど、僕の覚悟と努力をしっかり見に来てください。とにかくベルトを獲ってからじゃないと何も発言権がないので必ずチャンピオンになります」とメッセージを送った璃紅。その言葉の端々からは、自信と大きな目標に向かって階段を駆け上がる意気込みが感じられた。
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