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[ニュース]2019.11.21
「K-1 WORLD GP」11.24(日)横浜 クリス・ブラッドフォード、サム・グレコ譲りのK-1スピリットでベルトを掴む!「サムがアーツと戦った横浜アリーナで試合できることがうれしい。新しい時代を迎えたK-1でチャンピオンになりたい」
    
 11月21日(木)東京・新宿区のGENスポーツパレスにて、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される“K-1冬のビッグマッチ 第1弾 横浜”「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN 〜よこはまつり〜」の[K-1 WORLD GPヘビー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で王者ロエル・マナートと対戦する挑戦者クリス・ブラッドフォードが公開練習を行った。
 ブラッドフォードはオーストラリア・タイでプロキャリアを積み、現在はかつてK-1で活躍したサム・グレコに師事。オセアニア地区のヘビー級タイトルを幾つも手にし、今大会では王者ロエルの持つベルトに挑戦する。

 公開練習ではサム・グレコを相手にパンチを中心としたヘビー級ならではの迫力あるミット打ちを披露。「日本にいることをとても楽しんでいるし、ずっと想い焦がれてきたK-1に参戦出来ることに興奮している。自分のバッググラウンドである空手の技術と精神で日本のファンの皆さんを湧かせたい」とK-1初参戦の心境を語る。

 ブラッドフォードと格闘技の出会いは空手。喧嘩に明け暮れた少年時代を送っていたブラッドフォードは空手によって改心することが出来たという。

「若い頃は色んな問題を抱えながら生きていた。ストリートファイトに明け暮れ警察に迷惑をかけたこともあったが、その時に出会った空手の先生が色んなことを教えてくれたんだ。規律や模範、色んなことを教えてくれて、自分の道を一本に整えてくれたのが空手だった。

 本当に先生はとても大切なことを教えてくれた。日本の武士道精神であったり相手を尊敬することの大切さ、そういう信念を学べたので本当に今こうやって日本にいれることが嬉しいし、空手の生まれた日本でこうやって大会に出場出来ることに興奮している」

 その後、現在の師匠であるサム・グレコに出会い、オセアニア地区を代表するキックボクサーへと成長を遂げたブラッドフォード。空手とムエタイ、そしてグレコに教わったK-1の3つのファイトスタイルが融合して完成したのが現在の自分なのだという。

「サムがK-1の舞台でピーター・アーツなどと戦っている姿を見て自分は育ってきた。実際に会うきっかけになったのは2012年にオーストラリアで行われた格闘技のイベントに彼がスペシャルゲストとして来ていたんだ。それ以来連絡を取るようになって、今はこうして彼の元でトレーニングをすることが出来ている。本当に今は夢が叶っている状態で最高だね。空手とムエタイ、そしてサムから教わったK-1のスタイル。今は自分の中に3つのスタイルが培われている。サムは彼の持っている全てを教えてくれているし、試合が待ちきれないね」

 初参戦でいきなりチャンピオンのロエルとのタイトルマッチに抜擢されたブラッドフォードだが「ロエルはとても強く尊敬する選手の1人だが自分も強い。WKBF世界チャンピオンでありWBCムエタイのランキング1位である。自分は勝つ自信もあるし誰も恐れてはいない。この試合で自分の力を出し切って楽しむだけだ」とベルト奪取に自信を見せる。

 最後にブラッドフォードはかつてK-1の聖地として数々の名勝負を生んだ横浜アリーナで試合をすることへの想い、更に新時代のK-1でタイトルマッチを戦えることの喜びを語った。

「かつてサムがピーター・アーツと戦った(1995年9月3日)横浜アリーナで試合が出来ることはエキサイティングの一言に尽きるよ。K-1の歴史を刻み、数々のチャンピオンを生み出した横浜アリーナで試合を出来ることは本当に嬉しく思っているし、今ここにいることが本当に夢が叶った状態だ。昔からK-1を応援してくださっているファンの皆さんの前で試合が出来ることも本当に心から光栄に思っている。

 日本のファンの皆さんに自分の印象を残せるよう良い試合を見せたい。ロエルの父でありトレーナーのアンドレも伝説の選手だったので今回ロエルと一緒に戦えることはとても光栄に思っているが、それに対して自分は全然怖気づいてはいない。新しい時代を迎えたK-1の中でこれからどんどんK-1を盛り上げていけたらと思っている」

 空手とK-1、日本由来の2つのスピリットを胸に秘めるブラッドフォード。師匠も巻くことは叶わなかったベルトをその腰に巻くことが出来るか?

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