スーパーファイトの会見は4部構成で行われ、第3部にはジョーダン・ピケオーvs近藤魁成、木村“フィリップ”ミノルvsジョーダン・バルディノッチのウェルター級ファイター計4選手が登壇予定だったが、ピケオーが計量後に体調不良を訴えたため、3選手での会見となった。　

　対戦相手不在で会見に臨むことになった近藤は「ベストに仕上げてくるのがプロの仕事だと思う」と欠席したピケオーを一刀両断。「どのラウンドになるか分からないけど絶対にKOします」と堂々のKO宣言も飛び出し、最後は「今日お兄ちゃんの大成が誕生日なので、明日勝って最高のプレゼントを渡したい」と“兄弟愛”が魅力の近藤家らしい意気込みを爽やかに語った。

　今年4戦4勝4KOとまさに快進撃を続ける木村は「」バルディノッチと同じイタリアの血を引いていることを明かし「明日は彼の国でも僕のブラジルでもK-1でこんな試合があったと話題になるような試合をしたい」と世界に衝撃を与えると壮大に予告した。

木村“フィリップ”ミノル
「ここまでめちゃくちゃ順調に身体も仕上がったので、きっと明日のリングでは漫画や映画で見るような迫力のKOを見せられるんじゃないかなって思います。風圧で倒せるぐらいのパワーを身につけてきたので、楽しみにしててください。（亀田史郎さんに指導を受けた実感は？）練習を見てもらって、もの凄い楽しかったし、良い感覚も教えてもらいました。何よりパンチングマシンではかった時は300kgだったんですけど、3150（サイコー）kgって凄い数字が出たんで、それはきっとリングの中でも表れるのかなと思います（笑）。

　明日の試合で一番思っているのは、相手の選手がイタリアの選手で、僕も実はお父さんの方にブラジルとイタリア系の血が入っていて。育ちは違うかもしれないけど、どっちも似たような感じで、そういう伝統を感じるので、明日は彼の国でも僕のブラジルでも話題になるような、K-1でこんな試合があったって話題になる試合をしたいなって思いますね。それが一番明日やりたいことです」

ジョーダン・バルディノッチ
「今回はK-1という素晴らしい歴史と実績のある舞台に呼んでいただき大変光栄に思っている。また日本という国もとても素晴らしく、ここに来れたこともとても幸せに思っている。そしてミノルという素晴らしい選手と対戦出来ることがとても嬉しい。自分の力を出して明日は素晴らしい試合をしたい。
（木村は『風圧で倒せる』と豪語しているが？）ミノルのパンチの強さは既に知っているが、それに負けないぐらいの激しい試合をして、自分もそれに対抗していきたいと思っている。明日は本当に激しい試合になると思うが、自分は勝つために練習してきた。
（木村もイタリアの血も引いていると聞いて）そのことについては知らなかったが、それも含めて明日は素晴らしい試合が出来ると思うので、皆さん楽しみにしていてほしい。（木村の剛腕に対してはどう戦う？）彼の硬い拳、重たいパンチというのは皆さんも知ってのことだと思う。それにどう対抗するかはぜひ明日試合を見てほしい」

ジョーダン・ピケオー
※体調不良のため会見を欠席

近藤魁成
「（ピケオーが体調不良で会見欠席になったが？）僕は凄い調子が良いので、ピケオー選手が体調悪いって聞いても別に何とも思ってないです。ベストに仕上げてくるのがプロの仕事だと思うので関係ないですね。（明日の意気込みは？）やっとピケオー選手と戦えるってことで凄いワクワクしてます。明日のために僕は一日中ピケオー選手のことを考えて出来ることは全てやってきたつもりなので、明日は覚悟を決めて絶対勝ちに行きます。

（どういった試合でピケオーを倒したい？）僕の試合は勝っても負けてもKOなので明日は18歳の力を見せます。1R、2R、3Rどこになるか分からないですけど、絶対にKOしたいと思います。あと、今日お兄ちゃんの大成が誕生日なので、明日勝って最高のプレゼントを渡したいと思います（笑）」