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[ニュース]2016.4.16
-65kg王者ゲーオ、K-1王者の強さを見せるべく準備・対策は万全!「前回のような試合にはならない。隙を見つけてパンチでも蹴りでも倒す」
    
 4月16日(土)東京・三ノ輪のウィラサクレック・フェアテックスジム本部にて、4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」のスーパーファイトでイリアス・ブライドと対戦する-65kg王者ゲーオ・ウィラサクレックが公開練習を行った。
 3・4代々木大会ではマサロ・グランダーに思わぬ苦戦を強いられ、判定2-1で辛くも勝利をもぎとったゲーオ。これまでは試合の数日前に来日して調整を続けてきたが、今回は3月20日から日本に入り、三ノ輪のウィラサクレック・フェアテックスジム本部で練習を続けてきた。

「試合まであと一週間ですが、良い精神状態で練習していて身体の調子もいいです。最近は日本の気候にも慣れてきたし、日本はタイほど暑くないので練習もしやすいです」。ゲーオにとって日本での練習の日々に戸惑いはない。

 ジムではウィラサクレック・ウォンパサー会長らにミットを持ってもらい「ウィラサクレック会長は素晴らしいトレーナーなので練習に困ることはありません。トレーナーが変われば、そのトレーナーから新しい技も得ること出来ます」と卓越した技術に磨きをかけている。
 さらにゲーオはK-1で2度対戦した左右田泰臣が所属するK-1ジム・シルバーウルフへの出稽古を行い、-60kg日本代表決定トーナメントに出場する闘士をジムに招くなど、日本人ファイターたちとスパーリングを重ねてきた。

「日本でスパーリング相手を探すのは難しいですが、非常にいい練習が出来ています。スパーリングを続けることで身体のコンディションも調整できるので助かっています」

 グランダー戦では直前までタイで軍隊の試合に出なければならず、体調面に不安を抱えていたが「日本ではウィラサクレック会長にしっかり練習・体調を管理してもらっていて、自分では気が付かない部分まで、しっかりと見てもらっています。今回は大量に不安もなく、全力でいけると思います」と自分の仕上がりに自信を持っている。

 3分1Rのミット打ちでもウィラサクレック会長の持つミットに鋭いパンチ、ミドル、ヒザ蹴りを叩き込み、軽快な動きを見せた。
 対戦相手のブライドについては「非常に力強い試合をする選手でパンチもいい」と分析するゲーオ。ブライドはグランダーと同じヨーロッパの強豪で、体型やファイトスタイルなどグランダーと共通点も多い。

 前回の試合を踏まえて、ゲーオ危うしという見方もあるが、ゲーオ本人は「今回はしっかり相手の映像を見て、対策を練っている部分もあります。私は準備万端なので前回のような試合にはならないでしょう」と断言。

 スカイツリーイベントでは「私が蹴りだけではないところを見せたい」とパンチによるKOも示唆していたが「戦っている最中に隙を見つけるので、どこを狙うかは変わります。いずれにせよ私はパンチでも蹴りでも倒せるように準備しているので、試合当日に見に来てくれればどんな試合になるかは分かりますよ」とパンチ・蹴りにこだわらず、最終的にはブライドをマットに沈めると言ってのけた。
 公開練習の最後、集まったファンに感謝の言葉を述べ「私は可能な限り、ファンのみなさんの期待に応えられるような試合をしたいと思います。隙があればKOするつもりです」とKO勝利を約束したゲーオ。-65kg王者として宣言通りのKO劇を見せることが出来るか?
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