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[ニュース]2020.1.27
「K'FESTA.3」3.22(日)さいたま 木村"フィリップ"ミノル、スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで伝説を創る!城戸康裕は悲願のK-1王座獲りへ、和島大海「これは僕のためのトーナメント」、神保克哉は番狂わせ予告、海斗「ミノル戦はベルトより価値のある戦い」
    
 1月26日(日)東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントにて記者会見が行われ、3月22日(日) さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN 〜K'FESTA.3〜」の第二弾対戦カードが発表された。
 今大会では前王者・チンギス・アラゾフのベルト返上により空位になったスーパー・ウェルター王座をかけたトーナメントが実施され、8選手がエントリー。一回戦・第一試合では、ウェルターから階級を上げて臨む木村"フィリップ"ミノルと、その木村に挑戦状を叩きつけた海斗が激突。第二試合では特攻ファイターの神保克哉が、カーボベルデ共和国出身の黒人ファイター、エダー・ロープスと対峙する。

 第3試合は悲願のK-1世界王座戴冠を目指す城戸康裕が、荒々しいファイトが持ち味のスロバキア人ファイター、ミラン・ペイルスを迎撃。そして第4試合は関西が誇るスーパー・ウェルター級の大器・和島大海が、飛びヒザ蹴りで数多くのKO勝利を生んできたデンマーク人ファイター、ニコラス・ラーセンと拳を交える。

[第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント/3分3R・延長1R]
(1)海斗vs木村"フィリップ"ミノル
(2)神保克哉vsエダー・ロープス
(3)城戸康裕vsミラン・ペイルス
(4)和島大海vsニコラス・ラーセン
(リザーブファイト)藤村大輔vs小鉄

[第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・準決勝/3分3R・延長1R]
(1)一回戦(1)の勝者vs一回戦(2)の勝者
(2)一回戦(3)の勝者vs一回戦(4)の勝者

[第3代第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント・決勝/3分3R・延長1R]
準決勝(1)の勝者vs準決勝(2)の勝者

 会見には出場が決定した海斗、木村、城戸、和島、そしてリザーブファイトを行なう藤村と小鉄が出席。木村は「このベルトを獲ったあとは、ウェルター級にも世界的に名のある野杁正明選手、久保優太選手もいるし、やらない手はないですね。K-1の歴史に名を刻むファイターになる」と2階級制覇も見据えたコメント。その他の3選手もそれぞれトーナメントへの意気込みを語った。各選手のコメントは以下の通り。

木村"フィリップ"ミノル
「70kgに上げて初めてのトーナメントで結構なチャレンジですけど、去年は全部KOで終わらせたし、僕は自分が一番調子がいい男だと思ってるので、このトーナメントを獲って2020年をスタートしたいですね。一回戦の相手の前回のフィリップポーズも見たし(※木村との対戦を希望していた海斗は12月のK-1名古屋大会でKO勝利したあと、木村と同じフィリップポーズで対戦をアピールしていた)、気合も十分、モチベーションMAXですね。2020年になって、初めての70kgのチャンピオンになれるのがすごい光栄なことなので、それを獲りにいきます。

(対戦相手の印象は?)調べたところパンチが強くていい選手でしたね。前の試合を見たけど、ああやってフィリップポーズを使って挑発してくるのは楽しくなるのでありがたいですね。いい選手だと思いました。(過去に木村に敗れている城戸・和島はリベンジに燃えていると思うが?)僕が二人(城戸と和島)とやったときはウェルター級で、僕の階級に合わせてやってくれて。ファイターとして、それがどのくらい有利か不利かわかるから、今回は初めてやるつもりで。和島選手はもう一回倒す、城戸選手は次こそ倒す、そういう感じですね。

(これまでよりも上の階級で、自分がどのくらい通用すると思う?)新たな挑戦だけど、メチャクチャ調子はいいし、身体にパワーは溢れてるし、誰でも倒す自信がある。階級アップは自然な流れだと思います。むしろ試してみたいですね、どのくらいのパフォーマンスが出るのか。70kgあったら爆発力も突進力もパワーもスピードも上がると思うし、自分で自分を楽しみたいです。

(67.5kgは減量もきつかった?)まったく。普段からベストシェイプをキープしてるつもりなので、ウェルター級でもスーパー・ウェルター級でも、どちらでもアジャストできますね。スーパー・ウェルター級を獲ったあとは、ウェルターにも世界的に名のある選手、野杁選手、久保選手もいるし、それとやらない手はないですね。どんどんやっていって、K-1の歴史に名を刻むファイターになりたいです。

(先ほど海斗選手にフェイス・トゥフェイスを自分から仕掛けたあと、微妙な反応をした理由は?)何かを感じた、『大丈夫、たいしたことない』って(笑)。でも、リングに上がったら、みんな選手は強いし、努力してくるし。このトーナメントにかける思いはみんな強い。どのくらい仕上げてくるか楽しみですね。予想では神保選手の試合は激しい試合になると思うし、彼にはそういうKOできるパワーもあるから、早く終わるかもしれない。そうしたらノーダメージで準決勝に来る。僕も一刻も早く倒して、準決勝に進まないといけないと思うから。海斗選手にはその覚悟を持っていてほしいですね」

海斗
「まずこのトーナメントに選んでもらえたことをありがたいと思ってます。ベルトはもちろんほしいんですけど、僕の階級のKrushのベルトをミノル選手が持ってるんで、今回は一回戦から決勝のつもりで、死ぬ気で取りにいきます。

(対戦相手の印象は?)ミノル選手のことはプロになる前から知っていて、よく見てたんで、対戦ができてメッチャうれしいですね。印象は突進力、パンチ力がすごいなという印象です。毎日どうやって勝とうか、ウキウキしてます。(木村選手は『覚悟を持ってほしい』とのことだが?)僕も最初から倒す気でいってるし。一回戦で全力でいくつもりなんで。僕にとってはベルトと、それ以上の価値があるので、ミノル選手を倒すのは。絶対に勝ちます」

エダー・ロープス(代読)
「K-1、そしてトーナメントの参戦が決まって、自分が世界でもトップレベルの選手だということを世に広める、いいチャンスが巡ってきたと思っている。対戦相手の神保は特攻精神の持ち主だと聞いているが、それがどの程度のものか、試してやる。このトーナメントで優勝して、誰もが認める真のチャンピオンになりたい」

神保克哉
「本当は特攻隊長として、トーナメントの一試合目でやりたかったんですけど、今回はしょうがないかなって思います。過酷なトーナメントだと思っていて、自分が負けてる選手もトーナメントに出ているので、リベンジも兼ねて精一杯がんばろうかなと。ここで汚名返上できるかなと思ってます。

(対戦相手の印象は?)最初観たときは『なんだ、このオッサンは?』と思ったんですけど、よく年齢見たら俺の一個下で『マジかよ!』と思ったんですけど(笑)。試合も観たんですけど、イケイケな感じで自分の相手にふさわしいかなって思ってます」

ミラン・ペイルス(代読)
「スロバキアを代表してK-1のリングに立てることを誇りに思う。自分はアグレッシブに闘うことにこだわりを持っていて、日本のファンには自分のすべてを観てほしい。今回、城戸のようなベテランと戦えることがうれしい。過去のチャンピオンがそうであったように、私も人に愛されるようなK-1チャンピオンになる」

城戸康裕
「(中村拓己プロデューサーの『城戸選手にとっては年齢的にも最後のチャンスになるかもしれない』に対して)僕、これ、最後のトーナメントなんですか? 最後にしてくれって言われてるのかなと思いました(笑)。まあ、何回できるかわからないけど……僕はあと10回くらい出ようかなと思ってます。2017年のトーナメントは上手いこといって決勝までいって、(チンギス・)アラゾフちゃんにやられちゃったんですけど。彼は殿堂入りされたんで。ここはちょっと獲りたいなって思います。

(対戦相手の印象は?)僕も『オッサンだな」と思ったんですけど、年下しかいるわけがないんで。みんな若いコたちがんばってるなという感じです。(このトーナメントは“木村包囲網”が生まれると思うのだが、木村選手にどう対抗したい?)“木村包囲網”? チーム戦みたいなことですか? 俺と和島くんが『今回、どっちがいくよ?』ということになって、僕ら準決勝で当たったら、『ローを軽めにするね』とか、そういうことを話そうと思いますね(笑)。木村くんに勝つためにはケガなく上がる方が、勝つ確率は高いじゃないですか。もしかしたらそういう話し合いがあったりなかったり(笑)。

(この一年間、タイトルがほしいと言い続けているが、今回は木村選手に集中している?)まあでも、ミノルくんとは決勝まで勝たないと当たらないんで。これ、マジな話ですけど、和島くんはメッチャ強いじゃないですか。ニコラス・ラーセンもバカ強いんですよ。(和島を見て)ご愁傷さま(笑)。で、これに勝って決勝に上がるのが、けっこう至難の業です。もちろん、一回戦が大事なんで、僕も負けないようにしてますけど、準決勝がかなりきついのかなと思うんですよね。だからミノルくんが決勝に上がってきても、果たして俺はそこにいるのかなと(笑)。とにかく決勝にいければ、木村くんとやりたいですよね」

ニコラス・ラーセン(代読)
「K-1参戦という長年の夢が叶い、自分の格闘技人生の新たなページが始まろうとしている。私はすべてのファイターをリスペクトしているが、和島がベルトを狙う私の前に立ちはだかるのなら、すべてを賭けて倒すだけだ。私がK-1チャンピオンになり、この階級を引っ張っていきたい」

和島大海
「このトーナメントのメンバーを聞いたときに、僕のためのトーナメントだなと思いました。一回戦の選手も強そうな外国人がいいと言ったら、しっかり強い選手を連れてきてくれました。城戸選手もやってみたいなと思ってた選手で、木村選手も絶対にリベンジしたかったので。僕が全員倒してベルト巻きます。

(対戦相手の印象は?)トリッキーな感じで、手足も長くて。飛びヒザもあって、強い相手だなと思ってますけど、勝ちます。(このトーナメントは“木村包囲網”が生まれると思うのだが、木村選手にどう対抗したい?)前回やったときは68kgの契約体重でやったんですけど、今回は70kgでリベンジできるので。作戦はいまから考えますけど、前回と違った試合になるかなと思います」

小鉄
「去年の6月にやったのが最後の試合なんですけど。ずっと試合をしたかったです。いろいろ忙しくて。でも、今回試合が決まったんで。K-1もひさしぶりなんで、すごい楽しみたいという気持ちですね。相手は藤村選手ということで、駆け引きはあると思うんですけど、比較的真っ向勝負をしてくるタイプだと思うので。楽しい試合ができそうだなと思ってます。(対戦相手の印象は?)体がでかくて頑丈なイメージです。」

藤村大輔
「今回、オファーをいただいて光栄に思ってます。リザーブファイトなんですけど、ワンチャンあるかもしれないので、しっかりKOで勝って、準備したいと思います。(対戦相手の印象は?)けっこう前から知っていて、選手としてリスペクトしてるんですけど、『もういいでしょ』という感じなので、しっかりKO勝ちしたいです」
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