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[ニュース]2020.8.29
「K-1 WORLD GP」9.22(火・祝)大阪 “KOマシーン”西元也史、K-1初参戦&地元凱旋で存在感を見せつける!「ペチペチ当てられても一発でひっくり返す。今までのモヤモヤを全部爆発させたい」
    
 神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R]でTETSUと対戦する西元也史が公開練習を行った。
 2分1Rのミット打ちで、パンチ、キック、ヒザ蹴りとバランスのよい攻撃を見せた西元。昨年11月の朝久泰央戦、今年7月の松本涼雅戦と連敗中で、これが再起戦となる。そのような状況でのビッグマッチ出場だけに、反省を生かして切り替えることを念頭に置いている。

「最近の試合は考えすぎでしたね。自分の強みを前面に出していけばいいのに、考えてしまって、動かずにもらっちゃうことが多かった。自分を信じて強気でガンガンやれば負けないと思ってます。その中でこの試合の話をもらった時は、すぐに切り替えました。負けはリングで取り戻すしかないし、『自分はこんなもんじゃない』とか口では何とでも言えるので、思ってる分をしっかりリングで証明できるようにしたいです。全部ひっくり返したい」

 対戦相手のTETSUはKrushでのタイトルマッチ経験もあり、スピードを生かしたファイトが特徴的だ。その相手に、どう戦おうというのか。

「後半にかけて距離を掴んでくるとうまい。中間距離がうまいトータルファイターという印象です。向こうのリズムに乗って、これまでみたいな試合をしていたらやられてしまう。でも自分を出せれば問題ないと思ってます。お客さんから見ると、『スピードvsパワー』という分かりやすい感じになってると思います。ペチペチ当てられても一発でひっくり返すんで、楽しみにしててください」

 ここ2戦は不本意な結果に終わっているが、K-1 JAPAN GROUP初参戦を果たした昨年9月の友尊戦ではハイキックで1RKO勝利。これまで9勝は全てKOという戦績を持ち、「KRESTのKOマシーン」という異名を取る。

「戦績はただの数字なので、そんなに重要視はしてないです。ただ、自分は経験が浅いだけでインターバルの時にポイントとかを考えられないし、判定で勝つこととか全く考えられないんですよ。特に最初の頃は『絶対KOしてやる』という感じでKOしてたんじゃなくて、思い切り振ってたら当たって倒れたという場面がチョコチョコあったんです。数戦したあたりから自分の攻撃も見えるようになって、『これで倒れた』というのがちゃんと分かってきて。

 格闘技なので、倒してナンボとは思ってます。KOを期待されるのはうれしいし、プレッシャーとかは感じてないですね。『アイツ、判定で勝てばいいな』とか思われたくない。『最後まで分からない。西元やったら倒してくれるんちゃうか』『一発でひっくり返すんちゃうか』と思われる選手でいたいです」

 もともとは地元・関西で活動していたが、同郷の山崎秀晃との出会いが人生を変えた。K-1を目指すようになり、「本気でやるなら上京しないと」という山崎の言葉に背中を押されて、KRESTに移籍してきた。

「KRESTでの練習で、攻撃の幅が広がりました。上京して最初の試合はハイキックで倒したんですが、それまでは跳びヒザが数回あるぐらいで、蹴りで倒したことなんて1回もなかったんです。自分が蹴れる選手だというのは、こっちに来て実感しましたね。フィジカルがついて攻撃力が上がったのもありますが、引き出しが増えたと思います。ただ、最近はいろいろ考えすぎて出せてないので、今回はしっかり出して倒したいです」

 今回はKREST移籍後初の関西での試合であり、同じ大会のメインでは山崎がタイトルマッチに出場する。奮起する条件は揃っている。

「東京での試合にもたくさん応援に来てくれていますが、やっぱり来られない人もいるし、今回数年ぶりに見に来てくれる方もいます。リング上でしっかりと成長した姿を見せたいですね。『強くなったなあ』と言われるように、形として残したいです。秀さん(山崎)と同じ大会に出られるのは、正直メチャクチャうれしいです。本当はきちんと勝って、いい形で出られたらよかったんですが、こういった形でもチャンスが回ってきたので、まずは自分の試合に集中してます。結果を出せば秀さんもいい状態で試合できるので、僕が秀さんの前にしっかり会場を温めておきたいですね」

 何よりも今は、連敗を止めてしっかりと自己アピールすることが第一だ。

「負けた後、ずっとモヤモヤしてました。どれだけスパーでガンガンやって倒していても、試合がああいう形で終わっていたら何も言えないので、『リングで全部取り戻さないと』と切り替えるしかなかったです。前回の試合も不完全燃焼で、しょうもない試合してしまいました。中途半端な気持ちではやってないので、そのモヤモヤを全部爆発させてやりたいですね。キッチリ勝って、『西元也史』という名前を、漢字も間違えることなく覚えてもらえるようにしたいと思います」

「KOマシーン」の本領を取り戻す勝利を決め、山崎へとつなぐ。大阪大会は、この使命を胸に西元が盛り上げる!
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