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[ニュース]2020.8.27
「K-1 WORLD GP」9.22(火・祝)大阪 挑戦者・山崎秀晃、格闘家の集大成としてK-1スーパー・ライト級のベルトを巻く!「男として同じ相手に2度負けられない。最後まで立ってベルトを巻くことが最高の形だと思っています」
    
 8月27日(木)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)で開催される「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN」の[K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R]で安保瑠輝也に挑戦する山崎秀晃が公開練習を行った。
 梅雨明け後は猛暑が続き、この日も30度を超えていたが「特に支障はなく、いいトレーニングができてます」という山崎。この日はパンチのみのミット打ち1Rを披露し、好調ぶりをアピールした。

「気持ちの面でもいつも通りですね。100%に仕上げて、当日は最高のパフォーマンスを見せるだけです。ファンの皆さんは格闘技の大会を観戦する機会がなかなかなかったり、格闘技自体が今ひとつ活気づけなかったりする中、非日常を見せて元気を与えたいです」

 今回の試合は王者・安保に挑むタイトルマッチであると同時に、一昨年末に同じ大阪で大激闘の末に敗れた一戦のリベンジマッチでもある。安保に対してはその意識が強いという。

「もちろん対策はしていますが、相手がどうこうというよりは自分のトレーニングをしっかりとやっている感じです。ただ、『リベンジマッチなので負けられない』という気持ちは大前提としてありますね。やっぱり、男としては2回同じ相手には負けられないですから。今までのリベンジ戦は絶対勝利で返してきているので、今回もしっかりリベンジします」

 前回の一戦はお互いに一歩も引かぬ攻防から延長ラウンドに突入し、「K-1 AWARDS 2018」で年間最高試合賞を受賞したほどの大激闘だった。今回はどのような展開を予想しているのだろうか?

「もちろん倒して勝つことがベストですけど、今回は最後まで立ってベルトを巻くというのが最高の形だと思っているので、結果でアピールしたいと思ってます。前回はお互いの力が拮抗してベストバウトをいただいた試合でした。結果そうなる場合もあると思いますが、理想としては一発で仕留めて勝ちたいですね。ただ、厳しい戦いになることは間違いないので、最悪の状況も考えつつ、キツい局面になってもいかにして乗り越えるかという練習はしています」

 では、2016年3月に優勝を果たした「-65kg日本代表決定トーナメント」でのかけ蹴りのような秘密兵器は用意しているのかと聞かれると……「特に用意はしていないです。でも試合の中で突発的に閃いて出るかもしれないので、期待しといてください」と、笑みを見せた。

 前回の一戦からは負けなしの4連勝。特にここ3試合は連続KO勝利という結果を残して、このタイトルマッチにたどり着いた。その中での成長については、こう語る。

「勝つべくして勝ってきたというか、勝ち方、魅せ方でしっかりアピールできたと思います。正直、安保選手がタイトルマッチでやってきた相手とはレベルが違うのかもしれませんが、そういう中でも勝ち方でしっかりアピールしてきたからタイトルマッチにつながったんだろうと。10年以上現役を続けてますが、今でも日々長所を伸ばし、短所を補って補って、少しずつ強くなってきている実感はあります。メンタルも強くなったし、筋力・体力も伸ばしてきました」

 一方で王者・安保は今回の防衛を前提として、ウェルター級に階級アップすることを公言している。そうした発言については……「何も思わないですね。俺がそれを思ったところで、次の試合の心境が変わるわけではないですから」。

 地元・関西でのビッグマッチ。好調を受けて、リベンジマッチでのタイトル挑戦を掴んだ。山崎にとってはこれ以上ないほど、お膳立てが整っている。

「地元で試合をすることは、上京した頃の一つの夢でした。3回目の大阪大会で、リベンジでもありタイトルマッチでもあり、僕の中では集大成です。仲間の気持ちも最高潮に盛り上がっているので、その期待に応えるだけですね。期待があるから頑張れているので、みんなには感謝しつつ、ベルトを巻くという結果で応えたいです」

 まさに集大成と呼ぶにふさわしい舞台で、“GOLDEN FIST”山崎はついにK-1のベルトを巻くことができるのか? 数々の苦難を乗り越えてきた男の戦いに注目だ!

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