ニュース
[ニュース]2020.9.26
「Krush.117」9.26(土)後楽園 島野浩太朗「Krushのリングで果し合いを体現する」vs佐野純平「明日は必ず下剋上します」西京佑馬「練習通りの動きを出せば負けることはない」vs横山朋哉「生きるか死ぬかのリングでバチバチに壊し合う」
    
 9月25日(金)都内にて、開催を明日に控えた「Krush.117」後楽園ホール大会の計量と前日会見が行われた。
 今大会で注目されているのが、Krushスーパー・フェザー級のワンマッチ=西京佑馬vs横山朋哉、島野浩太朗vs佐野純平の2試合だ。西京と島野は共に元Krushスーパー・フェザー級王者。現在、Krushスーパー・フェザー級王座はレオナ・ペタスが保持しているが、この2試合は今後のスーパー・フェザー級のタイトル戦線を占う重要な試合となる。

 計量を無事にパスして会見に臨んだ4人。まず、元王者の島野に挑む佐野は、試合が決まってからの2カ月間、「島野選手のことだけ考えてやってきた」と、集中して練習に取り組んできたようだ。しかし、相手が名前もあり、元王者という実績の持ち主でも、「練習していくうちに、これだったら通用する、これだったら絶対勝てるっていう自信が湧いてきた」と臆するところはない。「明日は必ず下剋上します」と必勝を誓う。

 一方、会見に出席したKrush Evangelistの石川直生さんから「Krushってどういうリングなんですかって聞かれた時に、言葉で説明するより島野浩太朗の試合を見てください。それぐらい激しくワイルドな試合をしてくれる、Krushを体現してくれる選手です」と紹介された島野。
 
 その言葉通り「この一戦決死の覚悟を持って準備してきました。明日はここKrushのリングで名前の通りの果し合い、それを体現する覚悟です」と、まるで死地に赴くかのように決意を語る。計量の時に向き合った佐野に関して、「彼はこの一戦で自分の殻を破りに来てるなと感じました」と、その覚悟は受け止めたようだが、「今回その殻ごと僕が叩き壊します。全てを込めて」と容赦なく叩き潰すことを宣言していた。

 もう一つのスーパー・フェザー級ワンマッチを戦う西京と横山は、共に二十歳のフレッシュな対決。石川さんも「西京選手はコンピューターのように冷静な判断力、相手を刺すような的確な攻撃力を持っている。横山選手は相手を嵐に巻き込むかのような凄まじい瞬発力と爆発力とスピードを持っている。この試合は西京選手のコンピュターを横山選手がどう破壊するかが見どころ」と語る通り、対照的なファイトスタイルを持つ者同士の一戦だ。

 横山は「僕は西京選手より上回っているものがそんなにないんで、気持ちだけで勝ちに行くっていう感じですね」と、持ち前の気持ちの強さをぶつけるつもり。西京には兄の横山巧がK-1甲子園とKrushのリングで2度負けているだけに「兄の分までしっかり勝って、今後につなげたいと思っています」と仇討ちの気持ちもあるようだ。「明日は生きるか死ぬかのリングで、西京選手と思いっきりバチバチに壊し合いをしたいと思います」と、鼻息荒く意気込んだ。

 この横山を迎え撃つ西京にとってこの試合は、昨年の9.16「Krush.105」でレオナに敗れ、王座陥落して以来、1年ぶりの復帰戦だ。「1年ぶり、敗戦からの復帰戦なので、何がなんでも勝ちに行きます」と、この試合で復活の狼煙を上げたいところ。兄の仇討ちに燃える横山を、「瞬発力と爆発力はずば抜けている」と評しながらも、「練習通りの動きを出せれば負けることはない」と断言。今後は階級アップも視野に入れているそうで、王座奪還ではなく、まずは「次の試合に集中するっていう感じですね」と、目の前の敵に集中する。「明日は熱い試合になると思うので、見逃さないように注目お願いします」と、ファンに熱闘を誓っていた。

佐野純平
「この2カ月間、島野選手のことだけ考えてやってきたので、それを明日、島野選手にぶつけたいと思います。(計量を終えて、対戦相手の印象は?)名前がある島野選手なんですけど、とうとう目の前に島野選手が計量を終えて来たなという感じですね。(島野選手と戦う、元王者と戦うということに関して、どのような想いで練習をし、どういった部分をぶつけたい?)島野選手と最初やるとなった時、『マジか!』ってなったんですけど、ドンドン練習していくうちに、これだったら通用する、これだったら絶対勝てるっていう自信が湧いてきたので、それを明日、島野選手にぶつけたいと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は必ず下剋上します。応援してください。よろしくお願いします」

島野浩太朗
「この一戦、決死の覚悟を持って準備してきました。自分自身100%の状態で今日を迎えることができましたが、一人ではここまで仕上げることはできませんでした。サポートしてくださった菅原会長、道場の皆様に心より感謝したいです。明日はここKrushのリングで、名前の通りの果し合い。それを体現する覚悟です。どうか注目のほど、よろしくお願い致します。(計量を終えて、対戦相手の印象は?)今日彼と対峙して感じたのは、彼はこの一戦で自分の殻を破りに来てるなと感じました。この一戦をクリアして、大きく変わろうと、上に行こうと、そういう気持ちで準備してきたのではないかと思います。ですが、今回その殻ごと僕が叩き壊します。全てを込めて。

(明日のリングに懸ける想いは?)対戦相手の佐野選手から最初コメントがあったように、僕も彼のことだけを考えて、このリングに準備してきました。その中で頭で考えて、これは通用する、これは通用するしないというのがありましたけど、準備してきた、そういうものを超える、そういうものがないと、ここの果し合いは勝てないよというのが、Krushのリングだと僕は思っているので、明日それを証明したいと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日はたくさんの方がこの大会、試合を見てくださることになると思います。中でも特に会場で生でご観戦いただく方、その方に自分という人間、自分という人間が持った熱を感じていただけますよう、リングに全身全霊挑戦致します。よろしくお願いします」

横山朋哉
「まず初めにこのご時世の中で試合を組んでいただいたK-1の関係者の方々、そして対戦相手の西京選手、そして会場に来てくれるファンの方々に本当に感謝を申し上げたいです。明日は今までの思いを全てぶつけて、勝ちに行きたいなという思いと、兄の分までしっかり勝って、今後につなげたいと思っています。(計量を終えて、対戦相手の印象は?)特に思ったことはないですね。想定内という感じです。(相手のファイトスタイルについては?)ファイトスタイルはカウンターとかパンチの選手かなと思ったら蹴りも上手くて速いんで、オールマイティーかなという感じですね。あとはしっかりと倒せるところも倒してるんで、上手いなって感じです。

(相手に対して自分の強みをどう出して戦うのか? また、スーパー・フェザー級の試合がもう一試合あって比較されると思うが、それについては?)僕は西京選手より上回っているものがそんなにないんで、気持ちだけで勝ちに行くっていう感じですね。あとは他の試合とか興味ないんで、この一試合だけ見ていれば間違いなくおもしろい試合になるんで。僕らまだ二十歳なんで、二十歳がセミファイナルをしっかり盛り上げたいなと思っています。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は生きるか死ぬかのリングで、西京選手と思いっきりバチバチに壊し合いをしたいと思います。明日はよろしくお願いします」

西京佑馬
「明日は1年ぶりの敗戦からの復帰戦なので、何がなんでも勝ちに行きます。(計量を終えて、対戦相手の印象は?)まあ、いい目をしてるなぐらいですかね。(相手のファイトスタイルについては?)瞬発力と爆発力はずば抜けているんじゃないかという印象ですね。(相手に対して自分の強みをどう出して戦うのか? また、スーパー・フェザー級の試合がもう一試合あって比較されると思うが、それについては?)いつも通り自分のファイトスタイルを。練習通りの動きを出せれば負けることはないと思うんで。スーパー・フェザー級に関しては、今後上げるかもしれないし、とりあえず次の試合に集中するっていう感じですね。(ファンの皆さんへのメッセージは?)明日は熱い試合になると思うので、見逃さないように注目お願いします」
トップページへ戻る