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[ニュース]2020.11.3
「K-1 WORLD GP」11.3(火・祝)福岡 朝久裕貴が大岩龍矢を一刀両断「自分とはレベルが違う」RUI「福岡大会への想いは自分が一番強い」vsANIMAL☆KOJI「RUIの首を狩る」、SATORU成合のKO宣言に山本真弘は「新しい自分を見せる」
    
 11月2日(月)福岡市内にて、開催を明日に控える「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN 〜K-1九州初上陸〜」福岡国際センター大会の前日会見が行なわれた。

 中国・武林風WLF-60kg級王者であり、約2年5カ月ぶりの日本での試合となる朝久裕貴は、大岩龍矢とスーパーファイトで激突する。

 朝久は今年、弟・泰央がK-1のリングで活躍していることを踏まえ「僕自身もいい刺激になったし。ひさしぶりの日本での試合が地元福岡ということで、ド派手にいこうと思っています」と気合いを入れる。さらに打たれ強さが売りの大岩に大使て「日本人選手の中でフィジカルはトップだと思うが、世界的に見ると中の下くらい」と痛烈な言葉を残した。

 一方の大岩は今年7月にKrushでスーパー・フェザー級タイトルマッチでレオナペタスに敗れて以来の再起戦。「朝久選手は世界のベルトも持ってますし、リスペクトしてる選手ですけど、いまの自分のほうが全然強い。必ず勝って次につなげる」と力強く語った。

 約2年ぶりにK-1参戦を果たすRUIは、総合格闘家としても活躍するANIMAL☆KOJIと対戦。地元開催に強い思いを持つRUIは、ANIMALについて「クルーザー級にはなかなかいないキャラ。実力はもちろん評価していますし、K-1のリングで戦えるというのは非常にうれしく思います」と意気込んだ。

 同じく福岡出身で、野性味あふれるファイトが持ち味のANIMALは「明日はRUIの首を狩るためにしっかり準備してきた。この狩りが人生の分岐点だと思ってる。最後の最後まで噛み付いて息の根を止めます」と鼻息を荒くした。

 旧K-1時代から活躍し、九州での試合は2009年4月以来となるベテランファイターの山本真弘は、同じく地元福岡出身のSATORU成合と対戦。現在4連敗中の山本は「自分はずっとトレーニングを続けてきましたし、新しい自分を常に出せたらなと思ってやっているので。それを明日出せたら」と静かに語り、内なる闘志を見せた。

 対するSATORUは3月22日の「K'FESTA.3」でスーパーファイトに抜擢され、友尊に惜しくも判定で敗れるも、今回2度目のK-1参戦。山本に引導を渡すと宣言しているが、改めて「本当に年だし、もういいんじゃないかと思う。はっきりしたKOで盛り上げて勝ちたい」と必勝を誓った。

SATORU成合
「明日、待ちに待った福岡大会、ずっと僕も楽しみにしていたので、一番盛り上げるくらいの試合をしてKOで勝ちます。(公開練習で山本選手に引導を渡すと発言していたが、どんな気持ちで明日の戦いに臨む?)僕はずっと北九魂で戦うと言っていて、山本選手は僕が格闘技を始める前から知っていて、本当に強いと思います。でも、本当に年だし、もういいんじゃないかと思うので、そのくらい、はっきりしたKOで盛り上げて勝ちたいなと思っています」

山本真弘
「明日はしっかり、これまで練習してきたことを出して、しっかり勝ちたいと思います。(現在連敗中だが、自分を食ってやるという気持ちを持つ選手との戦いをどう思うか?)自分はずっとトレーニングを続けてきましたし、新しい自分を常に出せたらと思ってやっているので、それを明日出したいと思っています。(今回でキャリア77戦目となるが、これまでの76戦と比べてどんな思い?)とくに場所とかは関係ないです。11年前にも九州でやったので、すごい時間が経ったなっていう感じはしますね」

ANIMAL☆KOJI
「K-1初参戦、ANIMAL☆KOJIです。明日はRUIの首を狩るためにしっかり準備してきたんで。この狩りが人生の分岐点だと思っているので、しっかり成功させます。(リングネームの由来は?)僕は私生活もアニマルだからです。僕は野獣なんで、明日もキックボクシングをやるつもりはなくて、ただ、目の前にいる相手を倒す。キックボクシングみたいにキレイな形じゃないかもしれませんが、とにかく殴って蹴って倒す。そのためにいままで生きてきました。明日はK-1ルールで戦いますけど、本当に関係ないですね。ただ、二人でやり合うだけです。(計量でRUI選手と目を合わせての印象は?)RUI選手は良い人そうな感じで、僕が悪役みたいな感じになりましたけど(苦笑)、公開練習でも言った通り、相手はキリンで僕は野獣です。しっかり噛み付いて、最後の最後まで噛み付いて息の根を止めます。そういえば、RUI選手は僕に立ち技を教えると言ってるんで、試合中にそれをしっかり吸収して、次のステップに進んでいきたいと思います。あと、言い遅れたけど僕の地元は福岡なんで、福岡のみなさん、応援よろしくお願いします」

RUI
「福岡県北九州市出身のRUIです。ずっと念願だったK-1福岡大会、とうとう明日開催されます。この大会に対しての気持ちは、自分が一番強いと自覚しています。それを明日、リングで出すだけです、ご期待ください。(2年ぶりのK-1参戦になるが?)やっぱり、K-1に対する思いは強いですし、地元開催というところが一番の根っこかな、と。対戦相手のANIMAL☆KOJI選手はクルーザー級にはなかなかいないキャラというか。個人的にはしっかりと(個性が)立ってる選手だなと感じています。実力はもちろんリスペクト、評価していますし、K-1のリングで戦えるというのは非常にうれしく思いますね。ひさしぶりのK-1のリングで、ずっとトレーニングを積んできましたので、それをしっかり披露できたらなという気持ちです。(ANIMAL選手の『息の根を止める』という言葉を聞いた感想は?)いいんじゃないですか、そういうふうに言ってくれたほうが。なんて言うんだろう……、『キリンですか』っていう感じです(笑)」

大岩龍矢
「まずはこうして計量が終わってここに立てたのも、本当に僕の応援サポートのみなさんや、体調管理とかを支えてくださったみなさんのおかげだと思っていて。その気持ちを明日、出すつもりでここに立っています。(朝久選手が大岩選手について『日本人選手の中で比べると、フィジカル面はトップだと思うが、世界的に見ると中の下くらい』という発言を聞いた感想は?)別にどう思われてもなんでもいいです。朝久選手は本当に強い選手だと思ってるし、自分にないもの、世界のベルトも持ってますし、リスペクトしてる選手ですけど、いまの自分のほうが全然強いと思っています。それだけです。(7月のKrushのタイトルマッチで敗れて以来の試合となるが、この期間で自分のどの部分を進化させた?)いろいろと考えることもあるし、僕は三回、ベルト見逃して、たくさん悔しい思いをしてきました。次は第四章の第一歩目だと思っているので、必ず勝って次につなげて、しっかりベルトを獲りたいと思います。(今大会を欠場となった武尊選手とはどんな話を?)自分の仕事をしっかりと盛り上げてって言ってくれましたね」

朝久裕貴
「(最初に中国語で挨拶をしてから)こんにちは、朝久道場、WLF世界王者の朝久裕貴です。明日は大岩さんとファンのみなさんに、いままで観たことがないような世界をお見せします、押忍。(ひさしぶりの日本での試合が福岡ということについては?)日本での試合の間隔が空いてしまって、そのあいだに弟がいい意味で暴走してくれて、僕自身もいい刺激になりました。ひさしぶりの日本での試合が地元の福岡っていうことで、試合順的にも後半戦一発目ということで、ド派手にいこうと思っています。(中国での試合を経て、自分が成長した部分や、明日リングで見せたいものは?)僕の戦績のうちの半分が中国での試合になって、その勝利のうちの半分くらいはKOです。中国ではタイミングでダウン取ったこともあるし、失神KOしたこともある。身体が強い外国人選手の鼻の骨を折ってドクターストップに追い込んだこともあります。いろんな倒しかたを覚えたので、それを明日発揮させようと思ってます。(大岩選手は打たれ強いファイターだが、倒しきる自信は?)日本人選手の中で比べると、フィジカル面はトップだと思ってるんですけど、世界的に見ると中の下くらいだと思います。僕が戦ってきた選手たちのフィジカルはそういうレベルじゃないので。レベルが違います」
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