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[ニュース]2020.11.3
「K-1 WORLD GP」11.3(火・祝)福岡 KANA「自分に勝つのはまだ早い」vs壽美「骨が折れてもいいから勝つ」野杁正明「相手も人間なんで脳が揺れれば倒れる」vsトファネリ「野杁が特別な選手だとは思わない」
    
 11月2日(月)福岡市内にて、開催を明日に控える「ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN 〜K-1九州初上陸〜」福岡国際センター大会の前日会見が行なわれた。
 明日の第8試合には元K-1スーパー・ライト級王者の野杁正明が登場。K-1初参戦のヴィトー・トファネリとウェルター級スーパーファイトで対戦する。

 昨年12月のハッサン・トイ戦、今年3月のダビド・メヒア戦と世界トップレベルの強豪に連勝している野杁だが、いずれも判定決着で倒す試合を見せられなかった。今回のトファネリ戦を前にインタビュー・公開練習では「会場が凍りつく、シーンとなるようなKOをしたい」と語っていた野杁は「(トファネリはここ2戦の相手に比べレベルが)落ちると思う」と一刀両断。「自然と明日はKO決着になると思う」と自信のほどを崩さなかった。

 一方のトファネリは「K-1のリングは自分の夢」だったとK-1参戦への熱い思いを語り「自分の持っている全てを出し切って戦いたい。野杁のことは特に特別すごい選手だとは思っていないし、自分にも勝つチャンスはあると思う」と野杁超えを誓った。

 セミファイナル(第9試合)に組まれたのはK-1女子フライ級王者KANAと壽美の一戦。KANAを憧れの存在と公言する壽美は「尊敬しているからこそ本気でぶつかる」としたうえで「明日は骨が2〜3本折れてもいいと思っている。それ以上に勝ちがほしい。勝つ自信もあります」と強い口調で言い切った。

 その壽美を受けて立つKANAは「チャンピオンに挑むのでしっかり対策して練習するのは当たり前の話」と壽美の言葉に動じることばく「自分を倒すこと・勝つことはまだまだ早いと思うので、明日はしっかりぶっ倒します」とKO葬を通告した。

ヴィトー・トファネリ
「自分の夢であったK-1の舞台に立つべく今自分はここにいる。明日の試合、激しくいい試合を見せたいと思いう。野杁選手はパンチ・キック・コンビネーション、全てにおいて優れている、とてもいい選手だと思っている。でもK-1で戦うことは自分の夢でもあるし、自分の持っている全てを出し切って戦いたいと思う。野杁選手はとても強い選手だと思いますが、自分にもチャンスがあると思っている。彼のことは特に特別すごい選手だとは思っていないので、明日を楽しみにしていてほしい」

野杁正明
「明日の試合、僕に求められているのはKOで倒すことだけだと思っているので、明日の試合でそれを証明したいと思います。練習は特にいつもと変わらずですけど、ここ2試合ともKOできず終わっていた部分があったので、そこは特に意識して練習してきました。自然と明日はKO決着になると思うので、そこは楽しみにしてほしいなと思います。(トファネリはここ2戦の相手に比べレベルが)落ちるんじゃないですかね。ただトファネリ選手はいい選手ですし、師匠のダニロ・ザノリニ選手とは僕も何回もスパーリングさせてもらいました。僕の手のうちを相手も分かっていると思うんですけど、想像通りに行かないのが僕なので、それを明日見せたいと思っています。(トファネリは骨が折れても戦い続けたという逸話を持つ選手だが)言っても人間なので脳みそだって揺れますし、ただ単に今までやった相手が倒せなかったって言うだけで、明日は僕が倒すので、楽しみにしておいてください」

壽美
「もう覚悟はバッチリ決まっていて骨の2〜3本折れてもいいと思っています。それ以上に勝ちがほしいので、勝ちに行きます。(明日は)男子に負けないぐらい力強い、見ていて面白いと思ってもらえる試合をしたいと思います。(憧れのKANAと戦う心境は?)KANA選手のことを尊敬しているからこそ、本気でぶつかろうと思っています。この試合のために、常に1日の練習が終わった時に“100%やり切った”と思える毎日を過ごしてきたので、自信があります。(どんな練習をしてきた?)自分はもともと頭を使うのがちょっと苦手だったんですけど、しっかり頭を使って考えて練習すること、本当に毎日すごいキツい練習に負けずに、とにかく自分を限界まで追い込んで練習してきました」

KANA
「しっかり準備してきたので、今年の溜まったエネルギーを全て明日の試合で出して、しっかり勝って今年を終わりたいと思います。女子の試合が2試合あることに関しては眼中にはなくて、男子より面白い試合というのはいつもそうなので、自分の試合をしっかりします。(壽美の発言に対し)全力で1日を終えるのも、自分に負けないで練習するのも当たり前のことなので、自分を倒すことはまだまだ早いと思います。明日はしっかりぶっ倒します。チャンピオンに挑むので、しっかり対策して練習するのは当たり前の話なので、それ以上に自分もしっかり練習してきたので、明日は全部出し切ります。(どんな練習をしてきた?)明日全部リングで出し切れれば、新しい自分が見れると思います」
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