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[ニュース]2016.4.22
パウロ・テバウ、ブラジルの超攻撃型ファイターがそのベールを脱ぐ!「自分はアグレッシブに戦うことに重きを置いている。みんなに楽しんでもらえる試合をする」
    
 4月22日(金)東京・大久保のK-1ジム総本部にて、4月24日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館「K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 〜-60kg日本代表決定トーナメント〜」のスーパーファイトで-60kg王者・卜部弘嵩と対戦するパウロ・テバウが公開練習を行った。
 K-1初参戦を前に「とてもよく仕上がっているよ。この試合のために1日2回のハードなトレーニングを積んできているから準備は万全さ」と語るテバウ。K-1参戦が子供の頃から夢だったことを明かし「この試合のオファーを受けた時は本当にうれしかったよ」と笑顔を見せる。

 テバウが格闘技を始めたのは19歳の頃で、それ以降キックボクシング、ムエタイ、ボクシングと立ち技格闘技を続けてきた。一度だけMMA(総合格闘技)の試合を戦ったというものの「MMAがどんなものかを経験したかっただけで、それ以上は興味を持たなかった」という。
 ブラジル在住のテバウはWGP-KICKBOXINGという団体を主戦場にし、同団体の-60kg王座を保持している。昨年、6カ月ほどタイでトレーニングし、ムエタイの試合を7試合戦ったことはあるが「これまでのキャリアのほとんどはK-1に近いルールでの試合だった」。

 好きなファイターとして同じサウスポーのミルコ・クロコップやジョルジオ・ペトロシアンを名前を挙げ、2分1Rのミット打ちでも左のヒザ蹴り、ミドル、ハイキックを披露。強力な左の攻撃を武器とする超攻撃型ファイターの片りんを見せると「自分はリングに上がってみて、パンチだったり蹴りだったり、その時々で違う技を駆使して相手を倒す。もちろんハイキックで倒せたらうれしいけどね」とニヤリと笑った。

 弘嵩の印象を「いい選手で尊敬しているし、光栄に思っているよ。彼はスピードがあって賢い試合運びをする」と話すテバウは「自分はテクニックを使って戦うだけでなく、アグレッシブに戦うことに重きを置いている。日曜日はとてもいい試合になると思う」とファンに好勝負を約束。
 9・19代々木大会では-60kg世界最強決定トーナメントが開催され、テバウも「トーナメントに出たいかって? もちろんさ。そのためにもベストを尽くして、みんなに楽しんでもらえる試合をするよ」と弘嵩撃破でトーナメントにつなげるつもりだ。

 ブラジル人ファイターは陽気な選手が多いが、終始、冷静に落ち着いた表情で質疑応答に応じたテバウ。「試合になって何が何でも勝ちたいと思った時、自分は獣のようになることがあるかもね」と、日曜日はリング上で豹変したテバウの姿が見られるに違いない。
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