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[ニュース]2020.12.12
「K-1 WORLD GP」12.13(日)両国 芦澤竜誠がらしさ全開!島野浩太朗「勝って道を拓きたい」朝久泰央vs蓮實光が両者「ぶっ飛ばす」予告、佐々木大蔵vs大和哲也・大沢文也vs瓦田脩二は共に好勝負を誓い合う
    
 12月12日(土)開催を明日に控える「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN〜K-1冬の大一番〜」両国国技館大会の公開計量と記者会見が行なわれた。
 明日の復帰戦で島野浩太朗と戦う芦澤竜誠は、皆がフォーマルなスーツを着ている中、派手な私服で会見場に登場。終始笑顔を見せつつ「いい未来しか想像できないから、何を考えても。考えることしてるだけで笑顔になるんすよ。そんな奴が負けると思いますか?」と自信満々。「頭の中で思ってることって起こるから、絶対に。負けなんて1ミリも思ってないよ、俺は」と、堂々たる勝利宣言を放った。

 対する島野は約3年ぶりのK-1参戦。この3年間はKrushのリングで5勝1敗の成績を作ってきたが、「100%の状態で今日を迎えることができました。これまでの準備を全てぶつけて、芦澤竜誠という男に勝って、この先の道を開きたいと思います」と、芦澤とは対照的に静かに闘志を燃やしていた。

 K-1ライト級スーパーファイトを戦う朝久泰央と蓮實光は、両者ともにこやかな表情をしながらも、会見中は舌戦を展開。スーツのポケットにサンタクロースを差してきた朝久が「ファンの皆さんには熱狂と希望と与えて、相手の蓮實選手には今まで味わったことのない痛みと絶望を与えてあげようと思っています」と、サンタクロースを気取ったコメントをすれば、蓮實も「自分は失神というクリスマスプレゼントを与えたいと思います」と、一歩も引かずにやり合った。

 三十路のベテラン同士の対戦となるのが、佐々木大蔵vs大和哲也のK-1スーパー・ライト級スーパーファイトだ。大蔵は現在Krushスーパー・ライト級王者に君臨し、昨年6月から5連勝中。今日もKrushのベルトを片手に会見に臨んだが「大和選手と皆さんに力を与えられるような試合をリングの上で見せたい」とベテランらしい落ち着いたコメントを残した。一方の大和は、これが昨年の12.28K-1名古屋大会以来、1年ぶりの試合。「ベテランだからどうという試合ではなくて、K-1の中の一つの試合として、非常に見応えある試合ができるんじゃないかなと思います」と、試合内容に対しても自信を見せていた。

 大沢文也vs瓦田脩二のK-1ライト級スーパーファイトは、日頃からトレーニングを共にする先輩後輩同士の一戦だ。やりづらさがある中、両者とも既に覚悟を決めており、後輩である瓦田が「本気でぶつかりに行けるから最高の試合ができると思う」とコメントすれば、大沢も「瓦田脩二とやるということが、僕の中では言葉で表せないぐらい本当に大事な試合。どんだけつまんない試合でも泥臭くてもいいんで、勝ちたい」と、勝利に対しての意欲を見せていた。

瓦田脩二
「今日までやれることは全てやってきたんで、明日はそれを出すだけです。明日がんばります。応援よろしくお願いします。(計量の時の表情が複雑だったが、試合に向けて覚悟は決まっている?)試合が決まった時から覚悟は決まっていて、だからと言って、別にそういう変な感情もないし、さっきもトイレで会って普通に話もしましたし。そういう変な気持ちは一切なく、本気でぶつかりに行けるから最高の試合ができるんじゃないかと思っています。今日結構、文也くんも調子良さそうに見えましたし、自分も絶好調ですし、本当に明日が楽しみです」

大沢文也
「僕も試合までやれることはやってきました。先程も対戦相手の瓦田脩二と会って、凄い感じるものがあったので、明日は全力でぶっ倒しに行きます。応援よろしくお願いします。(計量の時の表情が複雑だったが、試合に向けて覚悟は決まっている?)ちょっと気まずいなと思って顔を合わせられなかったですけど、瓦田脩二とやるということが、僕の中では言葉で表せないぐらい本当に大事な試合なので、どんだけつまんない試合でも泥臭くてもいいんで、勝ちたい。ただそれだけです。あと、今日フォーマルな服装での記者会見ですよね? 正装で。芦澤竜誠の服はフォーマルなんですか? あれはありなんですか? あれがありなんだったら、僕も私服でいきたいんですけど。(芦澤の『芦澤竜誠だからありなんじゃないすか?』という答えを聞いて)何も言えないです(笑)」

大和哲也
「こんにちは、愛を知る県、愛知県の日本を元気にする系ファイター・大和哲也です。コロナとかいろんなことがあった中で、こうして試合を迎えられたことを本当にうれしく思います。いろんな試合があるんですけど、いい感じに調整ができたので、明日は全身全霊でいい試合をしたいと思います。(若い選手が並んでいる中で、ベテラン二人でどういう試合を思い描いている?)まあ、K-1は若い選手が活躍していますけど、同じ階級の山崎秀晃選手だったり、歳が近い選手も活躍しています。ベテランではあるけど激しい試合になると思いますし、目の離せない試合になると思うので、そういった部分も含めて、僕も(佐々木の)インタビューを見ましたけど、期待を裏切る試合をするって言われてましたけど、そういう意味でもベテランだからどうという試合ではなくて、K-1の中の一つの試合として、非常に見応えある試合ができるんじゃないかなと思います」

佐々木大蔵
「通常と変わらないんですけど、僕の中では。こうして今日記者会見と計量があるということで、明日、いよいよイベントが行なわれるということで、さらにこういう場に立つと自分も凄く高揚する気持ちがありますね。先程、大和選手と向かい合った時はもの凄く、またさらに明日が楽しみになりましたね。(若い選手が並んでいる中で、ベテラン二人でどういう試合を思い描いている?)今、ベテランと言われて、僕もそういう枠に入ってきたんだなという想いと、大和選手と前回試合が決まった発表の会見でお会いした時と、今日とではまた表情だったり、いろんなものが違いました。明日どうなるかは、やってみないとわからないんですけど、大和選手と皆さんに力を与えられるような、そういう試合を伝えていけるような姿を、リングの上で見せられたらなと思っていますね」

蓮實光
「明日は非常に楽しみです。すぐ試合したいです。KOで勝ちます。(朝久選手が『今まで味わったことのない痛みと絶望を与えると言っているが?』)喜んでお待ちしています。自分は失神といういうクリスマスプレゼントを与えたいと思います。明日は楽しみにしています。(『栃木までぶっ飛ばす』と言われたが?)じゃあ、逆に福岡までぶっ飛ばします。東京から(栃木より)距離が遠いと思うんで」

朝久泰央
「計量をクリアして、明日さらにパワーアップした朝久旋風をお見せします。(蓮實は)KOで倒すって言ったんですけど、俺は栃木までぶっ飛ばそうと思っています。(左胸のポケットに差しているものは?)これはサンタクロースですね。12月でクリスマスということで、サンタをポケットに入れてきました。クリスマスでかわいいなと思って、クリスマス仕様で来ました(笑)。ファンの皆さんには熱狂と希望と与えて、相手の蓮實選手には今まで味わったことのない痛みと絶望を与えてあげようと思っています」

芦澤竜誠
「押忍! 準備はできてきたんで、しっかりと体の面も、あとマインドもめちゃくちゃ上がってます。明日はいつも以上に試合が楽しみなんで、まあ俺は来てくれる仲間とか、チケット買ってくれた人とかが、俺が勝っているところを見て、笑ってるところを想像をすると楽しくてたまんないんですよ。だから、明日、楽しみにしててください。(復帰戦を直前に控えての気分は?)いい未来しか想像できないから、何を考えても。考えることしてるだけで笑顔になるんすよ。そんな奴が負けると思いますか? 思わないっすよね(笑)。頭の中で思ってることって、起こるから、絶対に。負けなんて1ミリも思ってないよ、俺は。

(大沢から私服での会見出席を聞かれて)芦澤竜誠だからありなんじゃないすか?(コスチュームの狙いは?)狙いはないんですけど、いつもオーダーメイドでスーツを作っているんですけど、今回体がでかくなったんで、着れないなと思って、じゃあ私服で出たいなと思って。スーツ着たくないなと思って。だから派手な私服見せてやろうかなと思って。どうすか? いや、いいすよね。じゃあ、俺はずっとこれでいきます」

島野浩太朗
「菅原道場の島野浩太朗です。100%の状態で今日を迎えることができました。これまでの準備を全てぶつけて、芦澤竜誠という男に勝って、この先の道を開きたいと思います。押忍!(試合を直前に控えての心境は?)僕は内から熱を全てぶつけようと思ってるので、明日は100%の答え合わせができるんじゃないかなと思っています」
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